スペイン旅行の思い出に浸っているうちにあっという間に12月も終盤。本当に恐ろしいほど時のたつのが早い! そう感じるのも歳のせいだとか…。今年は個展の無かった年なので、ま〜〜去年に比べたらだいぶ落ち着いた年と言えるのだけど、それでもやっぱり忙しかったな。歳のせいか?馬力が利かなくなったり、要領が悪くなってサクサク作業がはかどらなかったり…やだやだ!
それにしても周りで「派手に転んだ!」という話をよく聞く。この秋から冬にかけて家の玄関や職場のいつも通るところで、すってんころり!実は見えないところに大きな青あざが…そんな友人知人がなんと4人! どうしたの? みんな! まったく他人ごとではないのだけれど、たった1センチでつまずいたり、一瞬の油断で滑ったり。本当に気をつけなくてはいけない。私のように体がボリューミーだと手や足でカバーしようとして踏ん張って支えて骨折!になりかねない。そういう意味でも元気に無傷で?年の瀬を迎えられていることは上出来なのかもしれない。
さて、スペイン旅行の直前にいただいたお仕事で以前Eテレの「趣味どきっ!」の番組で「名画に学ぶにっぽん筆ペンイラスト」の講師として登場して、テキスト本もNHK出版より発行されたのですが、その別冊MOOK版として宝島社から「NHK趣味どきっ! 筆ペンで描くにっぽんの名画」が出版されることに。私が丸ごと「なぞり書き」のお手本として監修しています。宝島社らしく鳥獣戯画の柄が付いたオリジナル筆ペンが付録として付いてきます! 詳しくはWhat's Newをご覧ください。
それから、この秋からヴォーグ社の通信教育で「おいしい水彩画レッスン」が始まりました。ご興味のある方はお問い合わせください。

 

 
 
 

最終日の朝、パラドールのテラスに出てみた…というより、吸い寄せられるように私たち3人は空を見上げた。恐ろしいほど美しい朝焼け…。うわ〜なんて言う色! 思えば今回の旅は本当にお天気に恵まれた。もともと雨の多いエリアで名物が「雨」といわれるほどで予報も半分くらいは雨予報だったのだ。それが朝、霧雨が残っていてもすぐにびっくりするほどの青空が広がり気温の丁度良い連日秋晴れに恵まれた。
コロナ禍前から「次は一緒にバスク旅!」と情報収集、計画をあれこれ考えて、それぞれに仕事や家庭の事情を必死でやりくりしてきた。3人とも高齢の母を抱えている。不測の事態でドタキャンもやむを得ず。ぎりぎりまで仕事に追われ出発間際まで体調が万全でなかったり…。悠々自適な身分では決してないのである。もともと旅で知り合った3人、旅へのこだわりや楽しみ方が分かり合えているんでしょうね〜。本当に思い描いていたことを実現できてよかったな〜って言葉にできないような鮮やかな朝焼けを見ながらそれぞれがそう思ったはずだ。
私たちと3つのスーツケースを乗せた大きなベンツは快適なドライブをしながら海岸沿いの「ゲタリア」「ゲルニカ」「サン・ファン・デ・ガステルガツェ」世界遺産の「ビスカヤ橋」などを巡って夕方、ビルバオ空港に到着した。贅沢と節約とこだわりに満ちた私たちらしい大人旅だったと思う。私たちは元気にイスタンブール経由で帰国の途に就いた。
ここで一旦、スペインのお土産話は終わりにします。また思い出したことや本当は描きたいことまだまだありますのでそのうち…。思い出話にお付き合いいただきありがとうございました!
来年2025年11月16日〜30日の銀座伊東屋での個展ではこの旅の絵もたくさん登場すると思います。楽しみにしていてくださいね。

 

 
 
 

この旅の最終宿泊地オンダリビアのパラドールに到着した。パラドールとはサンティアゴ・デ・コンポステーラ滞在中も美術展のレセプションが開催され、巡礼者の救護施設として設立された王立病院が5つ星ホテルに改装されたパラドールの話を少ししたと思うけど、そこでは宿泊はできなかった。でもこの旅最終のホテルはフランスとの国境の町オンダリビアでは少し奮発して要塞でもありカルロス5世の古城でもあったパラドールに決めていたのだ。要塞だから決して大きいとは言えない窓からビタソワ川を臨み対岸はフランスである。ヨットハーバーはキラキラと輝き美しい。まるで旅サラダ!(テレビの旅番組のシーンのよう…)
まずはパラドール内の探索だ。荘厳な石作りで中庭を囲んでロの字の吹き抜けになっている。壁に飾られたタペストリーや調度品、刀剣類など歴史の重みを感じる。異国を旅しているんだな〜と感じる、ちょっと現実離れした空間に取り囲まれたときもちろん緊張感や疎外感のようなものを感じたりするけど、それよりも普段暮らしているだけじゃあ巡り合えないものに会えたこと、見れたこと、今そこにいること…に感動したりするのです。それが好きなんでしょうね〜。

 

 
 
 

私たち3人と3つのスーツケースを乗せた車は海や川から離れて、馬や牛が草をはむ「フレンチ山バスク」と呼ばれるエリアに入った。この町を訪れることをとっても楽しみにしていた。この町に似合う服を用意してこの日に臨んだくらいだ。
天気は快晴! もうウキウキ! かわいい赤い窓枠が印象的な家々が増えてきた。そして唐辛子(赤ピーマン)が干された壁が印象的なお店やホテルが私たちを迎えてくれた。小さな広場で青空マルシェが! 車を降りた私たちはもう最初から興奮しちゃって小さなテントに突入! 色とりどりの籠屋さん! ああ大きな手編みのバスケット持ち帰れたらな〜え〜このくらいのサイズだったら大丈夫じゃない〜きゃあきゃあ言いながら思案したり冷やかしたり。かわいい町の写真もたくさん撮りたいし、私込みの写真も撮ってほしいし、お土産ももっと買いたいし、予約したランチの時間だし…楽しい時間はいくらあっても足りない。
この赤と緑の赤ピーマンの町「エスペレット」を後ろ髪をひかれながら車は次のフレンチバスクの町「サン・ジャン・ド・リュズ」に向かったというわけだ。私たちは3つのフレンチバスクの町を楽しんだ後、最後の宿泊地「オンダリビア」へ。そこはスペインバスクに戻った形になる。
心地よい疲れとともに私たちはカルロス5世城と呼ばれる要塞のパラドールに到着した。

 

 
 
 

スペインの国境からわずかに10キロ、名前から何やらお洒落な予感! 小さな港町「サン・ジャン・ド・リュズ」そのあたりをフレンチバスクと呼びパスポートチェックなど全くないまま、私たちを乗せた車はこの町に着いた。
夏はバカンス客でにぎわうであろう明るい町並みでかわいいお土産屋さんが並ぶ。中でも伝統的な元祖マカロンを売る店やこのサン・ジャン・ド・リュズが発祥といわれる素朴な足ざわり?な靴、エスパドリーユなどショッピングが楽しい。ルイ14世とスペイン王女マリー・テレーズが結婚式を挙げた教会があるなど古くからの由緒あるリゾート地という感じだ。
実はこのサン・ジャン・ド・リュズに来る前に朝、サンセバスチャンを出て車は古代ローマ時代から続くといわれるフレンチバスクの街「バイヨンヌ」に立ち寄った。朝霧が立ち込めこの旅一番の冷え込んだ朝だった。ニーヴ川沿いにカラフルな窓枠の家々が立ち並び昨日までのスペインバスクの街並みとはちょっと趣が違っていた。
そこはフランスで初めてチョコレートが伝わった町として知られ、メインストリートには何軒もショコラティエが並んでいた。すっかり冷えた私たちの身体を一杯のホットチョコレートが温めてくれた。

 

 
 
 

グルメタウンのサンセバスチャンに3泊するという贅沢さ! ここはぜひ出かけてみようとお酒大好きな二人が企画して現地のツアーに申し込んだ。タクシーで15分ほど海から離れて小高い丘が連なるエリアにリンゴのお酒、シードラ(シードル)の醸造所がある。リンゴ園と工場の見学とそして試飲と。友人二人は試飲を楽しみに私は出来立てのリンゴジュースとランチを楽しみに。
工場の裏手には不揃いにもほどがあるのでは?と思うほどいろんな種類や大小さまざまな収穫後のリンゴが無造作に積まれていた。リンゴの丘はほぼ収穫を終えたようでリンゴもぎなどはなく、落ちたリンゴの収穫方法(鎌をひっかける方法+籠の取っ手にぶつけるようにして要領よく収穫する)その実演を私が見学者代表で実演したり、空振りして笑いを誘ったりした。
大きな樽で圧縮され熟成されたリンゴ、お酒になる前のジュースは甘さよりも酸っぱさがナチュラルで不揃いな熟してなさそうなリンゴの力であっさり飲みやすい。そしていよいよ熟成が進んだ飲み頃のシードラの樽の前に、見学者10人ほどが順にグラスを持って並んで樽の栓を開ける! ぴゅ〜〜〜っと勢いよくシードラが飛んでくる! それを順々にグラスで受けるのだ! キャーキャー言いながら、こぼさないように、服を汚さないように・・・つまりランチのお供のシードラは飲み放題でグラスが空いたらまた、ぴゅ〜〜っと係りのおね〜さんにリクエスト。楽しく忙しいランチになりました。(私はリンゴジュースを大びん1瓶あけました。)
この日のランチのTボーンステーキもワイルドなTHE肉!という感じで、魚介類が続いていた私たちを満足させた。そんなリンゴのお酒を造る醸造所・蔵元を「シドレリア」といいます。

 

 
 
 

もちろん星付きレストランにも興味津々だったが、そんな高級レストランに行かなくても立ち喰いのBAR(バール)のピンチョスで十分美味しい!という情報わんさか! 私たちは思えば何年も前から情報誌、TVの旅番組、グルメバラエティー、ファッション雑誌のおしゃれな旅グラビア…「バスク」と「サンセバスチャン」という文字に敏感にずっとチェックし続けてきた。だからその長年思い続けてきた場所に立てたとき「来たね〜〜とうとう来たね〜〜」と感慨深かった。(BILBAOから高速バスで1時間20分くらい二番目のバスクの街サンセバスチャンに到着!)
さて、そんなグルメな町に来たかった要因は友達二人はお酒好き、私は甘党。BAR巡りから這ってでも帰れるようにBAR街に便利なホテルにチェックインした。ここは女学生気分で?飲食代優先でカジュアルなペンション。ホテルの入り口も自分たちのカギで開けて入いる、フロントも夜は不在、朝食無し、朝近くのパン屋さんに焼き立てのパンを買いに行く。
私たち流、グルメ旅! まずは甘党私のスイーツ報告。バスクといえば「バスクチーズケーキ」略して「バスチー」そのバスクである…がスペインのほかの街では通じないらしい。そのBAR街にある「La Vina」発祥の店、大混雑だが次から次に焼きあがってくる。表面は大きく焦げていて、お店のおじさんの目分量でザクザク切っていく…ザクザクは違うな〜ぶよんぶよん〜っと切っていく…そんな感じ。二切れで1人前。中は思い切り半熟、ぶよ〜んどろ〜〜んである。味はもちろんおいしく、生暖かい。ケーキというよりチーズである。だからBARでみんなワインを飲みながらバクバク食べられるのだ。本場の本拠地の「バスチー」しっかりいただきました!(1人前以上)
絵は右のバスクの旗が立っているのはBILBAO名物の「カロリーナ」という甘酸っぱいメレンゲクリームのかわいいお菓子。サンタさんみたいなおじさんが嬉しそうにつぶさないように、恐る恐る持ち運ぶ姿が可愛すぎて「私もあれ食べる〜!」。右下の「メンブリージョ」とはチーズのお供で西洋かりんのジャムみたいなもの。最初はわからず、私たちは「イチジク羊羹」と呼んでいた。チーズと一緒に食べるようだ。知らないスイーツがまだまだあるもんだ!

 

 
 
 

バスクについて詳しい人は少ないだろう。私の1週間ほど旅行したくらいでの知識では全然語れないのですが、ざっくりと場所や個性について話しておきたいと思う。
北スペインの左端にサンティアゴデコンポステーラがあるとして、バスク地方といわれるエリアは右端のフランスとの国境のエリアでスペインバスクとフランスバスクその一帯を「バスク地方」と理解しているのだけれど、正式にはフランス語で「ペイ・バスク」スペイン語で「パイス・バスコ」ともに「バスク国」という意味でそれぞれにあえてバスクを国付けで読んでいるのです。難解なバスク語もあり、国旗のような「イクリニャ」がバスク州の印象的な旗であちこちで見かけます。バスク地方の人口は約270万人(スペイン側230万人)その約6割が珍しいRHマイナスの血液だとか…文化的にも独特なものがあり謎めいている。
ちょっと旅行したくらいでは特別な個性を感じることはできないが、ピレネー山脈を背に海に面して、川も多く海に流れ込み食材の豊かさは想像に値する。世界一グルメな町「サンセバスチャン」はそんな特別感が食通の間で話題になり、人口比で星付きレストランが一番多い街…という事で有名になったのだ。

 

 
 
 

ビルバオには調べれば調べるほどユニークな建物が。ホテルの近くにワイン貯蔵庫を独創的に改装した文化複合施設「アスクナ・セントロア」があることを知ったとき、朝ここを見て…ガラス張りの氷山のような保健衛生局を見て…グッゲンハイム美術館まで歩いていけるかも…。ルートのイメージが出来上がっていた。
特にフィリップ・スタルクのデザインの(フィリップ・スタルクは日本では浅草、吾妻橋のたもとのアサヒビールのあの金色の〇〇〇のようなビルが有名)アスクナ・セントロアは建物の中に建物がありそれを支える「柱」が個性的でユニークなのだ。ふつうこんなことは考えないだろう…全部違う…いろいろデザイン案が出てもその中から一つ決めて、全部そのデザインにするもんでしょう?普通。1本ずつ変えないよね?普通。しかも全部アクが強い!「わ〜なにこれ!?」予備知識のない友人たちは呆気にとられていた。そして自分好みの「柱」を探し始めてその柱と一緒に写真を撮る。自分の個性と響きあえる相棒を探すように。フィリップ・スタルクはそこまで考えたのかな? BILBAOらしいひと時を楽しんだような気がする。
BILBAOでは少しデザインな時間を過ごしたいな〜という私のリクエストに賛成してくれた旅友に感謝!

 

 
 
 

旅の少し前に私たちは渋谷で食事をして、別れ際に「次はビルバオで会いましょう!」「そうね! ビルバオのバスターミナルで! 元気に会いましょう!」そう言って私は2日早く旅立った。サンティアゴデコンポステーラ空港から1時間、飛行機も定刻通り到着して空港から市内に向かうバスにも順調に乗った。何度もネットで調べて頭の中でシュミレーションしたコースだ。友達二人は私より4時間ほど早くビルバオに到着しているはず、一足早くホテルにチェックインして私をバスターミナルまで迎えに来てくれる段取り。すべてスムーズに事は運び約束のバスターミナルで私たちは合流した。
ここからがコロナ前から「次はバスク!」と言っていたスペイン・バスク地方の旅が始まった。ビルバオはスペイン北部の港湾都市、そんなに有名ではないけどグッゲンハイム美術館が1997年にできてから面白い建築物の多いアートな街として私の行きたい街ランキング(そんなのあったの?)に入っていたのです。
グッゲンハイム美術館はニューヨークに本部がありここは分館、前衛的な大きな船のような、巨大オブジェのような…そう昨日までのサンティアゴデコンポステーラから一気に500年くらいワープしたかのような凄い建物なのです! 外をグル〜っと一周して友達があきれるほど写真を撮りまくって…そのころにはここでも朝降っていた霧雨がやんで美しい青空になっていた! 建物の表面のチタンやガラスに青空が反射して、私が見たかった姿がそこにあった。フランク・O・ゲーリー設計のグッゲンハイム・ビルバオ美術館を堪能した。入り口には大きな仔犬?パピー君が季節折々の草花が埋め込まれた一期一会の姿で私たちを迎えてくれた。来たね〜ビルバオ〜! 会えたね〜パピー君〜!(なぜか勝手にオス犬と決めている)

 

 
 
 

ちょっとしたパーティー…なんて、なかなか遭遇することはない。冠婚葬祭ももっぱら「葬」ばかりで、こんな機会でもなければ華やかなパーティーなんてね!
美術展の開催記念パーティーは大聖堂の隣り、15世紀ごろに巡礼者の養護・病院施設として建てられた世界最古のパラドール(ホテル)「オスタル・デ・ロス・レジェス・カトリコス」国賓などが招かれる広間での晩餐会だ! しかもサンティアゴデコンポステーラの観光局長から改めて出展者一人ずつに出展に対する感謝状が授与された。平和に対する希求をアートを通して遠く日本から紹介いただき、またはるばるこの街にお越しいただき感謝です! という事のようです。確かに!はるばるだったよね! と同じテーブルの出展者たちと頷きあった。というのも、同じテーブルのメンバーは美術展主催のツアーではなく自力でここまで来た顔ぶれだったのだ。道理で一段と個性的で積極的で目立つ面々。(私も?)「上海経由で来た」とか「明日はパリに行く」とか「マネージャーと次はアムステルダムに行く」などここまでたどり着いたルートや次の予定などとてもグローバルで逞しい!「つまり協調性のない奴らのテーブルってことね!」(爆笑)などと一段と話が盛り上がり、人生の良き刺激になったような気がした。
そしてパーティーメニューは当時皇太子だった徳仁天皇陛下がご訪問時にこの会場で召し上がられた同じメニューという華やかさ! 並ぶ銀のカトラリーに緊張! 特筆するのは前菜のロブスターのサラダ。見事に大きなロブスター1尾! 美味しい…これがサラダだなんて…メインのメルルーサが食べきれないほどの迫力! 海の幸の宝庫ガリシア州のごちそうを堪能しました! 本当にごちそうさまでした!
華やかな晩餐会は11時頃まで続いた。パラドールを出ると大聖堂の横に綺麗な半分のお月様がボ〜と広場を照れしていた。

 

 
 
 

朝、少し降っていた霧雨がやんで国際平和美術展のセレモニーが始まるころにはまぶしい太陽が降り注ぎ、見事な青空になっていた。ワークショップは美術館のテラスで行われる予定だったからお天気が気がかりだったのだ。地元の学生などが多く参加して大いににぎわった。(もちろん通訳さんがしっかりついてくださいました)
朝の散歩の際に拾ってきた落ち葉に、水彩絵の具を塗って色紙やはがきに押し当てて落ち葉のスタンプ+手描きを加えて「秋色の一枚の絵」を仕上げよう〜というのが私のワークショップだった。無事に開催されてよかった! ほかには水引の実演や書道家さんが参加者の名前を漢字に当てはめて書くパフォーマンスなど式典をにぎわせた。この様子は地元の新聞やTVのニュース映像になって紹介されたそうだ。
肝心の私の出展作品は「道・CAMINO」終着点のサンティアゴデコンポステーラ大聖堂までの巡礼の道をイメージして描いたもの。エウヘニオ・グラネル財団美術館の館長、トップキュレーターさんらがこの絵のここはあそこね! ここがスタート地点ね! など言い当ててくださり、ぜひ本当に歩いてみてほしいわ…なんて言われちゃいました! 和紙や墨を使って巡礼の道を描いた作品は「日本とここコンポステーラとの融合ね」などと理解してくださって、とても嬉しい気分に。日本から駆け付けた出展者たちと談笑したり、この美術館の館長によるシュールレアリズムの巨匠・グラネル氏の作品の解説を聞いたり、しばし自分の作品とともに美術館での滞在を楽しんだ。
日がかげると急に空気が冷たくなり、夜のレセプションパーティーの前に温かい「Cafe con leche」ミルクコーヒーを飲んで休憩することにした。

 

 
 
 

サンチャゴ・デ・コンポステーラはスペインの西の端っこ、北の果て。日本を極東と呼ぶならここはヨーロッパの極西? キリスト教3大聖地のひとつで巡礼の旅の終着点である。本来は少なくとも100キロ、ピレネー山脈からスペイン北部を横断する「CAMINO de Santiago」はおよそ800キロ大聖堂を目指して歩むのだ。
そんな巡礼者には到底かなわないけど遠くから来た…という事では負けないぞ! 遥かに遠い旅をしてきたのには訳があり、第32回「国際平和美術展」に参加した自分の絵を追いかけて(それにかこつけて)ここまで来たのだ。今回の作品はこの巡礼の道をイメージして描いたもので、その想像の世界から現実の終着点に自分も来れたことにじんわりと感動していた。
朝8時でも外はまだ暗い。でも市場の準備はガタガタと始まっていた。朝食を探して散歩に出よう! そしてまず大聖堂に行ってみよう! すぐ近くのホテルを取ったはずだ。石畳の古い街に黄色い明りが良く似合う。想像していた通りの雰囲気のある街並み。大きなリュックを背負った巡礼者も坂を上ってくる、ゆっくりと空が明るくなってきたころサンチャゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を目の当たりにする。とうとう来た! 巡礼路は100メートルも歩いていないかもしれないけど…とうとう来たのだ!

*国際平和美術展の様子やそこでのワークショップの写真をWhat's Newにアップしました。

 

 
 
 

3度目のスペイン旅行は遥かに遠い旅だった。羽田からトルコ・イスタンブールまで13時間。乗り換えに5時間近く待って4時間かけてスペイン・マドリッドへ。そこでもまた5時間…。イミグレーションを通過して、いったんスーツケースはこのマドリッドで受取り、さて次はどこへ。ツアーではなく個人旅行の一人旅…旅慣れたほうだとは思うが、薄暗い到着ロビーで不安に襲われる。空港スタッフに乗り換え便について聞いてみる、外に出てシャトルバスに乗れという。え? ここではないということ? バスはずんずん空港敷地を離れて隣町くらい…いいや3駅分くらい離れていく。そんなこと誰も言ってない、どこにも書いてない! でも時間はたんまりあるので間違っていたら戻ってくればいいや! バスは明るくモダンなスペインのイベリア航空の専用ターミナルに到着した。
さっきまでの不安は消えてお腹がすいてきた。チーズたっぷりのサラダと搾りたてのオレンジジュースを飲みながら、宿題の折り紙で赤とんぼを折る。(帰国直後にあるイベントの仕事で折り紙の赤とんぼが大量に必要なのだ。頼りになるプロフェッショナルな友人にほぼお任せしてあるのだが、無駄に時間があるので赤っぽい色紙を手荷物に忍ばせた)今度の出発ロビーも端っこ、まだ閑散としている。充電用のカウンターで黙々と赤とんぼを折っていると向かいのカウンターで黒人のお兄ちゃんが私の折り紙に拍手をくれた!「グラシャス!」と初のスペイン語であいさつ。5時間はあっという間に過ぎた。
マドリッドから1時間15分、ついに目的のサンチャゴ・デ・コンポステーラに! 羽田を出て約30時間。夜遅く予約した迎えの車で旧市街の小さなホテルに到着した。小さなバルコニーのある白い部屋。いろいろ検索しまくって決めた部屋だ。窓の向かいには小さな教会と市場の屋根が見える。朝目覚めたら、私はどんな街にいるのだろう…。初めての街へのワクワクよりも無事に到着した安堵感でぐっすり眠った。

 

 
 
 

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10月[老い][怒濤のような…] [東京ナチュラル][富岡製糸場]

11月[美味しい秋][個性の競演] [寒さに負けず][秋から冬へ]

12月[横須賀][多忙] [手帖][老いと共存]


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4月[危険と不運][ルッコラの花][色あふれて][なぞり描き] [緑がいっぱい]
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6月[もうすぐ梅雨][アーティーチョーク][ランチミーティング][思い出を刻む]
7月[クリエイターEXPO][文月の食卓][暑い!][外も中も燃ゆ]
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10月[秋、深まりて…][中華菓子][灯環の時間] [朱の聲]
11月[懐かしい場所][足利遠足][朱色の灯] [Welcome]
12月[YouTube][可能性][カレーなる忘年会] [走る師走]

2016年
1月[2015][新しい芽][パワースポット][言葉]
2月[メンテナンス][春の陣][ようこそ春][お雛様]
3月[ワークショップ][多肉植物][年度末][花冷え]
4月[時間・空間・五感][葉桜の頃][薫風を招いて]
■7月[銀座ファッション] [終わって、またスタート!]
5月[早起き][吸収][江戸風流体験][サミットと…]
6月[紫たまねぎ][あじさいの季節][植木鉢][果物の世界]
7月[ワークショップ夏の回][趣味][夏休み][台湾お土産話1・雨宿り]
■7月[台湾お土産話2・彩虹村] [台湾お土産話3・台湾的涼菓]
8月[台湾お土産話4・蓮][台湾お土産話5・九份]
■7月[台湾お土産話6・夜市と朝市][台湾お土産話7・枠景]
■7月[夏の京都][流石の京都!]
9月[早くも9月][雲][葡萄][秋雨]
10月[ワークショップ秋の回][解き放たれて][今しばらく…][発表会][ Pears ]
11月[いよいよ][La Dolce Vita][時は待ってくれない][11月の雪]
12月[富士山][少数派?][ラスコー展][年賀状]

2015年
1月[謹賀新味][冬眠中?][あれから][タイから][冬の遠足]
2月[Puntarelle][チョコレート][ふきのとう][浅春]
3月[不揃いな記憶][書][彼岸桜][SAKURAツアー]
4月[壁紙][なごり桜][次の予定][つつじ祭り]
5月[ご縁][薔薇時間準備中][経過報告][鳥獣戯画] [コラボレーションn]
6月[土壁に映えて][水色の季節][雨の匂い]
7月[イタリアお土産話1・チャオ!][イタリアお土産話2・ヴェッキオ宮]
■7月[イタリアお土産話3・見知らぬ駅][イタリアお土産話4・生ハム]
■7月[イタリアお土産話5・朝霧][イタリアお土産話6・油断大敵]
■7月[イタリアお土産話7・アペリティーボ][イタリアお土産話8・ミラノ万博]
■7月[イタリアお土産話9・イマノ ミラノ]
8月[暑気払い][目利き] [妖怪の仕業?][秋の足音]
9月[オリジナル][大雨] [和栗のモンブラン][それから]
10月[神無月][渋谷公会堂] [コスモスを描く][お茶の花] [HOTEL NEW GRAND]
11月[ストック][帽子小屋] [パリに祈りを][パネトーネ]
12月[アート週間][運勢] [今年のうちに…][暮れゆく…]

2014年
1月[2014年][球根][つぼみ][CHE BELLO!]
2月[新幹線][5年目の春][氷上のドラマ][北鎌倉]
3月[寒ぼたん][高く高く][ムクムク][増税前][スカーフ]
4月[散り急ぐ桜][新人][母の旅行][苔玉盆栽]
5月[柏餅][サラダな毎日][楽しい我まま][蔵の風][外来種]
6月[未知なる…][モロッコお土産話1・青い町シェフシャウエン]
■5月[モロッコお土産話2・モロッコ料理][モロッコお土産話3・基本データ]
■5月[モロッコお土産話4・ヴォルビリス遺跡]
7月[モロッコお土産話5・リヤド][モロッコお土産話6・ミントティー]
■7月[モロッコお土産話7・亜麻色のFez][モロッコお土産話8・日沈む町]
■7月[モロッコお土産話9・木登りヤギ][モロッコお土産話10・マラケシュピンク]
■7月[モロッコお土産話11・白いCafeカサブランカ]
8月[マルシェBag][Colors] [青いトマト][衣装展][爆走中]
9月[築地市場][夏の締めくくり] [継続][デザイン]
10月[少女漫画][実りの…] [次に進もう]
11月[泣きっ面に蜂][旅のか・け・ら] [モダン絵てがみ]
■11
[いろいろありがとう!] [握りずし]
12月[師走の庭][Lucca] [イルミネーション] [本質]

2013年
1月[年賀状][イラストレーション][東京駅][珈琲]
2月[美しい苺][見る][沖縄懐石][耳に残る音楽]
3月[3月の風][花粉症][春のお茶][柿落とし]
4月[スカイツリー][八重桜][朝ご飯][ゴールデンウィーク]
5月[過ぎたるは…][緑の季節][働くカエル][優雅な生活]
6月[6月][蔵][雨音][枇杷] [テレビCM]
7月[炭酸水][炎暑][フルーツポンチ][夏色ざっか]
8月[感激ポーチ][アジアンスイーツ][出稼ぎ][芸術の夏][残暑祓い]
9月[墨][風と共に][お月さま][収穫]
10月[Ottobre][小布施][次の事]
11月[パリお土産話1・タルトタタン][パリお土産話2・オペラ座]
■11月
[パリお土産話3・プロヴァン][パリお土産話4・サンジェルマン・デ・プレの事件簿]
■11月
[パリお土産話5・ノートルダム大聖堂][パリお土産話6・オルセー美術館]
■11月
[パリお土産話7・DOHA][旅のボリューム]
12月[ポインセチア][お気に入りの店] [歯][欲]

2012年
1月[仕事初め][もうひと口][龍詣で][一緒に過ごす]
2月[学校に行こう][日だまり][ティラミス][初めてのリュック]
3月[イタリア便り・1 “赤と黒の番地”][イタリア便り・2 “3月8日の雲”]
■3月[イタリア便り・3 “Buon appetito!”][イタリア便り・4 “工房探訪”]
■3月[イタリア便り・5 “Studiare!”][イタリア便り・6 “Fiorentinaファッション”]
■3月[イタリア便り・7 “Piccolo”][イタリア便り・8 “日常”]
4月[イタリア便り・9 “次の暮らし”][イタリア便り・10 “約束の地”]
■4月[イタリア便り・11 “Gelateria”][イタリア便り・12 “PASQUA”]
■4月[イタリア便り・13 “白昼夢・MATERA”][イタリア便り・14 “眺めのいい部屋”]
■4月[イタリア便り・15 “色のある白・OSTUNI”]
■4月[イタリア便り・16 “可愛すぎるAlberobello”][イタリア便り・19 “お料理教室”]
■4月[イタリア便り・20 “もう一つのVenezia”] [イタリア便り・21 “旅の仲間”]
■4月[イタリア便り・22 “Arrivederci Firenze”]
5月[旅の記憶・1 “URBINOの桜”] [旅の記憶・2 “チャラおやじ”]
■5月[旅の記憶・3 “お土産話”] [旅の記憶・4 “パン対決”]
6月[花山椒] [梅雨入り] [ラタトゥーユ] [どしゃ降り][振袖さん]
7月[パンダ] [ノウゼンカズラ][葛桜][ロンドン]
8月[意地と維持] [石鹸] [梨] [野菜がいっぱい]
9月[ぎっくり] [VISION] [サルスベリ] [ポルチーニ茸] [水彩画]
10月[ピンクリボン] [代官山] [金木犀] [蔵カフェ+ギャラリー]
11月[ホトトギス] [展覧会] [城ヶ崎海岸] [杜の湯]
12月[カレンダー][フィレンツェの素敵] [Grazie] [Buon Natale] [今年も終わり]

2011年
1月
[千両・万両][着物][大阪のおでん][節分]
2月[三回忌][大人ディズニー][薔薇を描く][のど飴]
3月[春財布][激震][祈り][少し遅い春]
4月[伊東屋][自分へのご褒美][春の日ふたたび][ランチのテーマ][牛島の藤]
5月[お気に入りのカップ] [燕子花] [ショッピングモール] [グルメ週間]
6月[紅花] [あじさい寺] [イスタンブール追想] [お家デザート]
7月[TOUCH WOOD] [ゴーヤの花] [夏の入り口][今週][涼を食す]

8月
[夏休みの宿題] [白桃] [金魚BAR][アルザス料理]
9月 [台風の週末][G.S I LOVE YOU][銀閣寺][おはぎ]

10月 [柘榴伝説][装丁展][千日紅][秋の旅その1・下呂温泉]
[秋の旅その2・飛騨高山]
■10月 [秋の旅その3・朝市][秋の旅その4・飛騨牛]
[秋の旅その5・新穂高]

11月 [軽井沢][白菊の誓い][メトロポリタン][韓流ゴハン・チヂミ]
12月 [得たもの失くしたもの][色っぽいドルチェ][侘助][ル・レクチェ]

2010年
1月
[厳寒の候][想像力][ヒヤシンス][春かすみのよう…]
2月[一口の誘惑][バンクーバーオリンピック][春便り][銀メダル]
3月[はる*咲き][国宝に挑戦][新・センセイの鞄][スイーツ]
4月[新芽][穴場で花見][カタログギフト][万博]
5月[ひなげし][蛙と団扇と手ぬぐい][風と日差し][カエル営業] [トマトの味噌汁]
6月[展覧会][東京スカイツリー][楽しかった蛙日和] [W杯2010]
7月[梅雨の晴れ間] [スモモ] [蓮っ葉] [暑い!暑すぎる!] [揚琴]
8月[この夏のテーマ][灯籠流し][恐竜展][野菜協奏曲]
9月[鶏頭][天然石][シャガール][秋のおやつ]
10月[憂鬱][ソウルお土産話・1][ソウルお土産話・2][ソウルお土産話・3]
■10月[ソウルお土産話・4][紙事情] [古本まつり]
11月[三菱一号館美術館][横浜][隠れ湯][柚子]
12月[師走の街角][美味しい前菜][寒い夜][ゆく年来る年]

2009年
1月
[春の寄せ植え][苺][波除神社][優しい花][整体]
2月[お漬物][春一番][眺めのいい部屋][桃と桜]
3月[春を待つ雨][衝動買い][白っぽい本][四十九日]
4月[ど根性桜][満月][ポテトサラダ][緑の風]
5月[新緑の京都][京都甘味三昧]
■5月[チェコお土産話・1][チェコお土産話・2][チェコお土産話・3][チェコお土産話・4]
6月[チェコお土産話・5][チェコお土産話・6][貧乏暇なし][コールラビ][価値観]
7月[小夏日和][新盆][誕生日][すいか]
8月[インド更紗][UFOズッキーニ][夏休み][美味しい東京][次の季節]
9月[夏と秋の間][淋しいね][興禅院の彼岸花][シルバーウィーク]
10月[雨の箱根][引っ越し][デジタル化]
11月[特別な鞄][京の庭・光明院][京の庭・天授庵][旬の甘味]
12月
[北欧か!][バカラ・バー][大安吉日][夕焼け富士]

2008年
1月
[ねずみ年][美意延年][変らない気持ち][超新星たちの刺激]
2月[ごちそうさま][小石川後楽園][額縁][チューリップ]
3月[雛人形][シンガポールお土産話・1][シンガポールお土産話・2]
■3月[シンガポールお土産話・3][シンガポールお土産話・4][蛙日和][満開]
4月[草花][肩こり][出世不動尊] [気合いだー!]
5月[蛙の夢][新潟イタリアン][野の花のように] [増殖中]
6月[花菖蒲][着飾ったお寿司][浴衣] [赤]
7月[素朴なおかず][荷物][桃] [窓越しの海]
8月[のり巻き][北京オリンピック][日傘] [夏の終わり] [築地散歩]
9月[竜胆][夕焼け][運動会][芋ようかん]
10月
[秋晴れ][コスモス畑][スープ][収穫]
11月
[向寒][アメリカ][晩のおかず][カラーセラピー][あの道この時]
12月
[続ける力][華やぐ街][カリフラワー][光の温かさ]

2007年
1月
[南天][女友達][土曜の午後][春の予感]
2月[コリアンタウン][チョコレートの値段][あかり][ 国立新美術館]
3月[菜の花][おでん][古布裂][木蓮][夜桜と金目鯛]
4月[盆栽][上海パワー][ドーナッツ][観劇]
5月[砂曼陀羅][躑躅][美しい料理][同窓会]
6月[ホワイトアスパラガス][紫陽花][ガラスの器][のんびり、雨][我が家の応援団]
7月[七夕の誓い][個展終了!][取材旅行]
8月[あの頃を思い出す歌][アンスリウム][ペットボトル][季節の果物]
9月[秋はどんな色?][くらげ。ぷかぷか][秋の入口][かえる秋祭り]
■9月[ホーチミンお土産話・1]
10月[ホーチミンお土産話・2][ホーチミンお土産話・3][ホーチミンお土産話・4]
■10月[ダリア][ハロウィーン]
11月
文房四宝][京都で会いましょう][光悦寺][小さな虫
12月
牡蠣][飛べない鳥][シクラメン][花梨][年の瀬

2006年
1月
[春の七草][アンティーク][雪][ ピッツァ・マルゲリータ]
2月
[お香を聞く][ショコラ・テ][トリノオリンピック][ 夢キラキラ]
3月
[楽しいピンチョス][みつまたの花][色で遊ぼう][アルストロメリア]
4月
[東京大学総合研究博物館][花吹雪][推薦トイレ][白い食器] [忘れな草]
5月[流行][母の日][野菜][友人の死]
6月[滝見の湯][古いものの味わい][クインシーメロン]
7月[ドイツ贔屓][ご近所のアイドル][ほおずき市][智美術館にて][旅支度]
8月[絵手紙][アイスコーヒー珍道中][夏の忘れもの][百日草]
9月[秋をどう過ごす?][冥王星][ハシビロコウ][落花生][小さなバッグ]
10月[肉まん・あんまん][深川][コスモス][西荻窪]
11月[根津神社][石蕗][一杯のココア][インテリアトレンド]
12月[チーズ・バー][アームウォーマー]
■12月[ナポリお土産話・1][ナポリお土産話・2]
■12月[ナポリお土産話・3][ナポリお土産話・4]

2005年
1月
[願い事だらけの謹賀新年][
色白豆乳鍋][春待ち水仙][都会の湯けむり][大福]   
2月
[キッチンは夢色?][青山物語][湯島天神][お茶の時間]
3月
[残雪の軽井沢][春キャベツ][自己主張の楽しさ][風ちゃん伝説]
4月
[桜色][春らんまん][今時のオフィス][食欲3原色][陶器市の収穫]
5月
[藤色の扇子][大事な事][歴史を刻んだディテール][小さな畑]
6月
[銀座][旬果実][枝豆]
7月
[かえる友の会][からすうりの花][鮎の塩焼き][新しい携帯電話][台湾土産話・1]
8月
[台湾土産話・2][台湾土産話・3][いちじく][台風]
9月
[東京ベイ][甘い誘惑][グラムロックな夜][彼岸花]
10月
[祝!優勝!][柿色][インド料理の魔力][フリーマーケット][築地の粋な香り]
11月
[ラ・フランス][東京らしい情景][山茶花][季節限定]
12月
[師走][ちょっと日本橋][温かいという幸せ][メリークリスマス][晦日]

 

 
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