■2011年2月の「絵てがみコラム」
 

春一番が吹いて、寒かった今年の冬もそろそろ終焉でしょうか? なんとか、風邪もひかずに、肩こり頭痛に寝込むこともなく乗り切ったようです。3年前初めてインフルエンザの予防注射を受けてみたけどクリニックから出て来たとたんに頭痛、吐き気、筋肉痛、こんなにきついんだったらインフルエンザにかかった方がましなんじゃないかと思うくらい。それ以来予防接種なるものを受けていない。帰宅後には、うがい、手洗いを徹底して、寒気を感じたときには即寝る!を実行したのが風邪をひかずに過ごせている要因だと思っている。
マスクが苦手なので、乾燥でいがらっぽくなったのどを守るのはもっぱら、のど飴だ。電車の中で咳込んでしまうと、周りから怪訝な顔でにらまれちゃうでしょ? 映画やお芝居を見に行っても、いいところでのどがイガイガして咳が我慢できなくなったりして。だからまさしく大阪のおばちゃん化して、冬は「飴ちゃん」が手放せないのだ。(なぜか飴ちゃんと呼ぶんだよね〜関西では。)
最近はコンビニなどで、個別包装された少量ののど飴もいろいろあって迷ってしまう。カロリー控えめ、ノンシュガーなどを選んではいるつもりだけど、カロリー0ではないだろう。え〜〜〜〜!? ひょっとして、風邪はひかなかったけど、のど飴太り〜〜〜!? …そんな気がする…。
そしてちょっと歯も痛い…。がっくり…。

 

 
 
 

ここんところ薔薇ばかりを描いている。毎日何枚もスケッチをして花の首を右を向けたり左に向けたり、後ろから見たり無理やり花びらをむしってみたり。もともと難しい題材だとは承知の上で、次の個展のメインのモデルに選んでしまった。
年の初めに、久しぶりの出版社から装丁画の依頼があった。佐橋慶女さんの新刊「楽しんで生きる老い」のためのもので(詳しくはWHAT'S NEWをご覧ください)年輪を重ねた中にも、前向きに生きる明るい女性を意識した薔薇を一輪…という依頼。そのあたりから、いろんな薔薇に再挑戦。絵のモデルとしても、もちろん花屋の店先でも美しいものの王道!薔薇!色も種類も花の開き方も多様、それはまるでいろんな顔を持つ悪女のようで、手をつけたら深みにはまるというか、怪我をするというか…実際、薔薇の棘をしみじみ眺めていながら、しっかり流血。手ごわい相手だ。
スプレー咲き(ひとつの茎に何個も花をつけた、ちょっとお買い得なような)のものより、やはり茎の長い、一本咲きの方が値が張る。でも基本のスタイルを把握するには必須だし…時期的に、まだ庭に咲いている薔薇には遭遇できない。美しい悪女の誘惑に負けて、数本買ったら案の定予算オーバー。今日はお昼を抜くことにした。
そんなことをしていたら、友達の嬉しいニュース。少し年上の素敵な友達、ここ数年大きな病と闘っている…どうしているかな〜?と気になっていたら結婚するという!素敵なことが起こるもんだね。
目の前の薔薇がまた違った表情を見せた。

 

 
 
 

「ほら、同世代の黒木瞳がCMしてたじゃん!期間限定・水曜日だけの買い物券付きの、おばちゃん割り引き。(正しくは3月末までの大人の水曜日パスポート)行こうか、ディズニー!」
年賀状に記載されていたメルアドで中学時代の仲良しトリオ、交流復活。
「家から30分なのに、もう何年も来ていない〜」「ディズニーシーは行ったことない!もう子供たちも付き合ってくれないし〜。大丈夫!パート休む。」「一人息子、入試間近だけど、旦那風邪ひいて寝てるけど、いい!行く!」
思い立ったら吉日、実行あるのみ。超久々に舞浜駅で集合となった。
お昼頃からは、晴れの予報に後押しされて吹雪の中、家を出る。三人集合はウン十五年ぶり。積もる話でアトラクションに並んでいても、少々寒くても苦にならない。それにやっぱり空いている。試験休みの学生と中国人観光客、人気のアトラクションでも30分待ち程度だ。気に入ったら、すぐもう一度並び直したり。「良く出来てるね〜」と感心したり。大人も飽きさせない、ディズニーの実力を満喫した。予報通り、午後からは気持ちの良い冬晴れになった。
まるで海外旅行にでも来たように、はしゃいで沢山写真を撮った。
「修学旅行でも、こうやって三人で撮った写真あるよね。」「京都、金閣寺だっけ?」
懐かしいとも思えないほど昔の話だ。ウン十五年もたってまた、新しい思い出が出来た。
歩き疲れた頃、夜7時、ほどよい終宴。
「楽しかったね〜」「また来ようか〜」「2月の次に空いてるの、6月だって〜」
ディズニーシーの港の夜景と、きれいな三日月に見送られて三々五々家路に就いた。

 

 
 
 

もうすぐ彼が亡くなって丸2年、この週末には三回忌法要、菩提寺でお経をあげてもらう。
「もう2年?早いね〜」人は言う…そうかな?
もっと5年も6年も会っていないような気もする。ついこの間のような気もする。彼が毎日通っていた裏の図書館から、そろそろ帰ってくればいいのに…なんて思ったりもする。
この2年間で彼が登場した夢はたった2回、刑事ドラマの捜査会議のようなところで、発言する彼は後ろ姿、「朝、目を覚ました時につらいだろうから、あんまり行かない方がいいだろう」もう1回は「あんまり、恵っちゃんが泣いてばかりいるので、心配になってちょっと寄ってみた」と言って、ぎゅっと抱きしめてパッといなくなった。ダメじゃん!どっちにしたって寂しいじゃん!天国の捜査会議で決めたことを頑なに守っているのだろうか。そんな人だ。
千歳烏山の寺町通りを20分ほど歩く。後藤家の御墓のあるお寺へ向かう道。
いつも二人で歩いた道を一人で歩くのが一番つらい。法事の時は母や妹としゃべりながらすぐの道も、年に数回何年たってもきっと辛い。

 

 
 
 

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