■2016年3月の「絵てがみコラム」
 

花冷えが続いて、咲き始めた桜も足踏み状態かな? 先週の怒涛のような忙しさから解放されたわけじゃないけど、しばし休戦? 作品も半分くらい額装に出して(家で自分でできるものは、自分でやりますよ)もう終わった気分になってるけど…実はまだまだ。講座やワークショップの材料を手配したり、もろもろ段取り週間だった。
その合間にお芝居観に行ったりして…来週も忙しくなるのわかってて…嵐の前の静けさ? せめてこの花冷えで風邪などひかないようにせいぜい気を付けなくては! 講座やワークショップに参加予定の皆さんもね! 月に一回のレッスンを体調不良でお休みしちゃったら残念だよね。私の講座は季節感をテーマにしているので、旬…そして季節の半歩先。今週は思い切り桜を描くことになりそうですね。
年度末、花粉症、いろいろ悩ましい時期ですが、万障繰り合わせて桜を楽しめる一週間にいたしましょう〜!

 

 
 
 

今週は、作品展の準備ももちろんなのだが、他にもいろんな用事やイラストのほうの仕事にも追われた。ちょっと暖かくなってくると個展やイベントのDMもたくさん届く。行きたいものが7〜8個あるけど、とても全部は無理そうだ。
文京区の古民家でのワークショップも初めての試みで「四季を描く墨彩画」という感じになりそう。1回目の四月は桜…作品も数点展示する予定でこれを機会に桜柄の江戸扇子も仕立てた。古民家の飾吊戸棚に似合いそうだし…プリントだけど少し手描きを加えようかな〜ちょっと華やかにチャームもつけたい…どんな石やビーズがいいかしら…ああ〜〜仕事を増やしてしまう!
昨年春から始まった講座は丁度一年。区切りをつけて退会する人、体験で申し込んでくる人、楽しみを継続してくれる人…。別れと出会いの季節だ。そんなレッスンのための準備とかもいろいろ。我流でやってきたことを「教える」なんて、難しく、私にできるのだろうかと疑心暗鬼のままやってきて、気が付けば数クラス。自分の中では毎回じたばたしている。押し花のベテラン講師に聞いた。「大丈夫よ。教えるなんて思わないで教えてもらってる…って思えば自分が成長できるのよ」なるほど!奥深い! まだまだ、じたばたの日々は続く…。
■ワークショップに関して、また各講座に関してのお問い合わせはWhat's Newをご覧ください。

 

 
 
 

多肉植物の内に秘めた潤い感が好きだ。多肉植物のモッタリした緑色が好きだ。ちょっとグロテスクでちょっとひょうきんな形が好きだ。地味なのにびっくりするほど、きれいな花を咲かせる意外性が好きだ。棘だらけの厳しい奴だと思ったら、ちょっと水をやりすぎただけでへたっちゃう頼りないところが好きだ。ま〜植物全般なんでも大好きなのだけど、ここ数年人気のある多肉植物。お洒落な雑貨屋さんやインテリアショップにも小さな多肉植物の寄せ植えが並んでいる。
私にとっては第3次多肉ブーム。初めは中学生くらいの頃、部屋の家具を全部緑色に塗った。母の嫁入り道具の茶箪笥も、洋服ダンスもペンキを自ら調合してサボテン色に。狭い社宅の私の部屋には団扇サボテンと天井に着きそうなくらいのヤシの木風のシュロの木。ベットの枕元が砂漠のオアシス風の木陰で気に入っていた。(もちろんすぐに枯らしてしまったけど)ま〜中学生のこだわりインテリアなんてこんなものだ。
その次は大きなサボテンに興味津々でアメリカフェニックスまで柱サボテンを見に行った。電信柱のようにニョキニョキ生えてるその姿はあまりにも異様な世界で感動的だった。樹齢?サボテン年齢?数百年!アートな街としても注目されたニューメキシコ州のサンタフェにも行った。ほとんど水の要らないエアープランツとか乾燥に強い多肉植物は日干し煉瓦の建物やプエブロ・インデアンスタイルのインテリアに猛烈に似合っていた。すっかりハマってあの頃は大きなサボテンばかり好んで描いていた。
そして今回は小さなサイズに注目。緑色好きとしても多様で微妙な、みどりっぷり?の小さな多肉植物に注目!
そんな作品が並ぶ予定の作品展・4月12日〜29日銀座伊東屋K.itoya「薫風を招いて・村西恵津作品展」詳しくはWhat's Newにアップしました。春の銀ブラ予定に加えていただけたら嬉しいです。

 

 
 
 

春夏秋冬3か月に一度、色と墨を使ったワークショップを企画していただいた。1回目は4月2日。東京護国寺近くの古民家でのイベントだ。もう25年以上のお付き合いになるのだけど、色彩心理を共に学んだ仲間と常々、色を使って絵を描いたり墨の濃淡を見つめたり、和紙の風合いを楽しんだり…何よりそんな時間が心癒されるよね〜と。私自身には日常化したものだけど、単純に「絵を習う」という感覚とちょっと違うものになりそう。初回は丁度桜満開が予想される頃、お花見のついでに立ち寄って見ていただけるように私の春らしい作品を室内に展示予定です。ご興味のある方は是非チェックしてみて下さい。詳しくはWhat's Newにアップしました。

■季節を描く〜モダンなはがき絵ワークショップ
  4月2日 CO-MINKA国彩館
■村西恵津作品展「薫風を招いて」
 4月12日〜29日銀座・伊東屋K-Itoya
 (新しくなった本館の1階を通り抜けてちょっと左手)
別館の1階は高級万年筆売り場、その地下の額縁フレーム売り場の壁面およびガラスケースでの作品展示です。一般的な画廊とは違って、ゆっくり座っておしゃべりしながらご高覧頂くというわけにはいきませんが、ぜひ銀ブラのついでにお立ち寄りいただければと思います。私も極力在廊予定。詳しい在廊日時もこのホームページでお知らせしていきたいと思っております。DMはもう出来上がってきているのに、宛名書きする時間がない〜! 毎度のことながらDMが先か?作品作りが先か?永遠のテーマ!? こちらは詳しくは次週。DMも順次発送していきます。
毎年恒例になっておりました、ゴールデンウィーク頃の新宿伊勢丹での手描き扇子実演販売イベントは今年はありません。

 

 
 
 

 <<<2月

4月>>> 
 
▲TOP
■COLUMN
●HOME