■2018年5月の「絵てがみコラム」
 

5月も終わりだというのに、こいのぼり?…確かに。駅前のマンション暮らしじゃあ今年もこいのぼりを見なかったな〜と思っていたら、今日見事に連なるたくさんのこいのぼりを見た。次の仕事の取材で野田市のお醤油関係施設を視察、その帰り利根運河沿いをちょっと散策。よく川や谷に長いロープを張って、たくさんのこいのぼりが泳ぐ姿をテレビや写真で見たことがあるが、実際見るのは初めてのような気がする。おそらく春から地域のお祭りのように飾られていたのだろう。それもおそらく月末には片付けてしまうのでは…? ここは東武野田線「運河」駅からすぐ。明治のころに水運で繁栄した利根運河のなごり。今は自然公園のように市民の憩いの場になっているようだ。緑萌ゆ、さわやかな5月の風に気持ち良さそうに泳ぐたくさんのこいのぼりに、しばし癒され…。
おお〜っとそんなに余裕をぶっこいている場合ではない! まさしく月末31日から蔵・カフェギャラリー灯環での作品展が始まる。実はまだ準備が終わっているわけではないのだ。むしろ、まだまだという感じ…オリジナルのトートバックやTシャツはどんどん出来上がってきて段ボール山積み、月末まで秒読みだ。頑張るしかないぞ〜!(と、今一度自分に言い聞かせる)
詳しくはWhat's Newを。31日から6月10日まで、5日(火)・6日(水)はお休みです。のどかな馬橋からの流鉄流山線に乗って、のんびりお越しいただくのがお薦め。カフェギャラリーですが、別にドリンクや食べ物をご注文いただかなくっても大丈夫ですよ。でもスィーツのメニューもこの作品展「KAMOSHI DASU」とのコラボでシェフとあれこれ考案中。いろいろ楽しんでいただきたいと思ってま〜す!

 

 
 
 

19日土曜日、雨は朝早く上がった。文京区の肥後細川庭園・松聲閣での4回目のワークショップ。「色彩と墨とたわむる…」今回のテーマ色は「紫」、梅雨入り前の庭園のアクセントでもある菖蒲、あやめ、紫陽花、紫蘭…この時期は「紫色」なのだ。ワークショップを企画している色彩学校時代の仲間でもある私たち3人は迷わず今回は紫色にしよう〜!とイメージを広げ、テーブルコーディネート、花の装飾、お茶菓子すべて紫イメージにこだわった。
いつも満足してもらえるように色々知恵を絞って、紙選びとかお菓子選びとかその手間はプライスレス〜!なんて笑われそうだが、自分たちの感覚磨きにもきっとなっているはず…と自己満足ではあるけれど、心地よい疲れで幕を下ろす。でも紫色の持つ治癒力なのか、静寂と情熱の間が紫の領域だからなのか、不思議とその疲れは軽症だ。参加者は皆、今回は素敵なカードや便せん、封筒を紫色の手描きで仕上げて持ち帰った。楽しんで頂けたみたい! 良かった!
春先から企画していたワークショップが終わって、次は月末からの地元・流山、蔵カフェ・灯環での作品展に向かって、ばく進しなくっちゃですね! 尚、開催記念で企画された6月4日の発酵アフタヌーンティー&トークは早々に満席になってしまいました。現在キャンセル待ちです^^; あしからずご了承ください。

 

 
 
 

時々発作的に、具象と抽象の間くらいのコンセプトがありそうでなさそうで…そういうデザインチックなものを組み立てたくなる。自分の個展なんだからもっと縛りを無くして好きにやればいいものを…。自分にテーマを課して追い詰めるのだ。そういうところが芸術家とかアーティストじゃないんだろうなぁ。でも独りよがりに、こんなイメージを広げちゃってて…と話すと、不思議といろんな人が関わって盛り上げてくれたりして…そういう化学反応的なものを楽しんでいるのかもしれない。
流山の蔵カフェ・ギャラリー灯環での作品展もなんやかんやで5回目になる。いつも「ここでやる意味」をその時のテーマにかぶせる。今回は「KAMOSHIDASU」。昨年秋に、この辺りの古くからの地場産業である醤油や白みりんや酢などの「発酵」「醸造」に関するシンポジウムを拝聴して、なんとなくそんなテーマで描いてみたいな〜なんて思ってしまったのだ! 博物館を見学して醸造の道具を見たり、江戸川の土手を歩いて素朴な草花を見たり…頭の中で…発酵中! どんなものが醸し出されるやら…。
会期は5月31日〜6月10日(5・6はお休み)詳しくはWhat's Newにすでにupしました。というのもこの企画に強力助っ人! 料理研究家で日本糀文化協会理事の大瀬由生子さんと灯環のオーナーシェフ秋元由美子さんの主催で、発酵アフタヌーンティー&トーク「発酵×イタリア×流山〜聴いて納得、食べて美味しい異色のコラボ」なる企画が持ち上がりました。ギャラリーは蔵の2階ですが、1階のカフェでそのテーマに則した、アフタヌーンティーを食しながら私と大瀬さんがトークする…ということに。限定12名様、ご興味のある方は灯環の方にお問い合わせ、お申し込みください。DMの発送が遅れています。記帳していただいた方、比較的お近くかしら?と思われる方を中心に順次発送中です。あしからずご了承ください。
また5月19日(土)の肥後細川庭園「松聲閣」でのワークショップ「墨と色彩とたわむる…」午後の回にまだ少し空きがあります。こちらもWhat's Newをご覧いただき、お問い合わせください。

 

 
 
 

母が腰を痛めて日々の暮らしがスローモーションになってきた。妹と交代でちょくちょく様子を見に実家へ帰る。この間までグランドゴルフやらバス旅行やら、歳の割にはアクティブだったのに…仕方がないのかな〜歳だよね…。
熱心に耕していた家庭菜園も、庭の脇のフェンスを乗り越えて畑に通うのが危険になってきた。(おいおい! それはもともと無謀な行動。)しばらく安静にしてなさい!と医者に言われても、一雨ごとに季節が進み野菜の苗を植えるグッドタイミングを逃したくない様子で、あれこれ、ご近所の菜園仲間の手を借りているのだ。娘は仕方なく畑の草むしりなどわずかな手伝いを。
でもこんな機会じゃないと見れないものも。今、白いスィートピーの花に似たサヤエンドウの花が畑に一杯。数日後に来たら、その花の先から小さなサヤエンドウがぴよ〜んと頭を出しているのだ。つるもくるくる巻いて、隣り合った枝に絡みつきながら互いに支えあっている。なかなか味わい深い。
一枝頂戴して、今日は母と絵手紙の練習。そんなゴールデンウィークの1日。

 

 
 
 

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