■2015年3月の「絵てがみコラム」
 

評判のいいイタリアンのお店があるみたい、千葉のガレリアのすぐ近く。その名も「SAKURA」、友人たちとそこでランチして、開催中の企画展スペースガレリアでの「SAKURA」展を見て、千葉城の桜で花見! そんな「SAKURAツアー」を実行してきた。
ぽかぽか陽気だとか、春本番とか天気予報では言っていたけど、スプリングコートではまだ肌寒い。桜もちょっと寂しい1分咲き。週末からの桜祭りの準備で提灯やら屋台やらが組み立てられているけど、肝心の桜はまだまだといったところ。お城と桜、もっと咲いたらきっと絵になるわ〜! それにしても千葉城…って? JR本千葉あたりからは高台にその姿が見える。隣の文化会館には何度も来ているのに、千葉県民なのに…千葉城?
ひっきりなしに、白いおなかを見せて成田空港を離陸した飛行機が飛んでいく…数枚記念写真を撮った後、入場しようと思ってハタと気が付いた。「千葉市立郷土博物館。猪鼻城跡に建てられた城郭型建物(4層5階鉄骨鉄筋コンクリート造)昭和42年に開館」とパンフレットに。そうか! 千葉城風建物の郷土博物館ね! なるほど! 大人の社会科見学気分で千葉市の歴史や昔の街の写真をぐるりと閲覧した。
この週末からは、一気に桜が開きそうです。こんな「SAKURAツアー」もいかがでしょうか?

 

 
 
 

染井吉野より一足早く、ちょっと小ぶりな彼岸桜が咲いている。
花屋の店先には、ピンクや黄色の春の花を盛り合わせた手頃なサイズの花束がすでにラッピングされて沢山用意されている…そうか!この時期、退職、転勤、卒業、謝恩会…お花が登場する機会の多い時なのだ。私の友達も息子、娘の受験や卒業、職場が変わったり、仕事に復帰したり…。会社を辞めてフリーになってからはそんな社会の「年度末」的な節目に疎くなっていたのだけれど、花屋の店先でそれに気づくなんて、ね。

さて、以前にもお知らせしましたが、絵の講座が新しくスタートします。
◆朝日カルチャー千葉
「村西恵津の水彩イラスト」から少し衣替えして「村西恵津のはがき絵」毎月第4火曜日13:00〜15:00
◆日本ヴォーグ学園(市ヶ谷)
「村西恵津のモダン絵てがみ」が4月より
◆ハート&カラー
「墨彩画講座」(青山)は引き続き2か月に一度
◆「やさしい水彩画教室」をサロン的に川崎と文京区本郷で続けています。
※詳しくはWhat's Newをご覧ください。墨彩画講座とサロン川崎と本郷に関してはメールにてお問い合わせください。

小さいクラスながらも、そんな5つの講座を持っての春がスタートします。新しい出会いを楽しみに、自分の生活や制作、仕事のスタンスをちゃんと、しゃんとしなくっちゃ! 自分にそう言い聞かせている今日この頃です。

 

 
 
 

ここ2週間くらいの間に、友人の出品している絵画展や、地元にゆかりのある岡倉天心を材にした映画「天心」の鑑賞、その親族の方の絵画の個展。なじみのギャラリーでガラスの器や陶器の作品展、それからお仕事関係でお付き合いのある方が参加されている会の「書道展」などを拝見する機会が続いた。
なかでもその書道展は従来の「お上手な書道」という既成概念から外れた個性的なものだった。中国の古代文字と呼ばれる甲骨文・金文などをモチーフに、ちょっと象形文字のような…絵画的な…逆にちょっとモダンアートのようなユニークな「書」で、天井の高い美術館の広さを十分に生かした大きな作品が気持ち良い。「大変そうだけど、これだけ大きなのを書くのって気持ちいいだろうね〜」同行した書の心得のある友人と、予定時間をはるかにオーバーして楽しんだ。
私は特に書道を習ったことはないのだけれど、父が書道家だったこともあって、なんとなく「書」もできる人…ぽく思われちゃっている。筆や墨に慣れ親しんでいるだけでもそれなりに書くことはできるのだけれど、改めて書道展などに行くとため息が出て、雰囲気だけで書き進めてきてしまったことに恥じ入ってしまう。
そしてますます、墨や筆の魅力に気づかされてしまう。紙の余白とかにもね。
そしてやはり時々は、大きな空間に筆を大きく動かして大〜きく描きたいな〜と思ってしまう。

 

 
 
 

今年もまた3月11日がやってくる。東北の復興の様子が少しずつ伝えられ、特に前向きに頑張っている人々に焦点を当てているからだろうか…少しずつ少しずつ前進しているように客観的には見えるけど…。
3月と言えば、私にとってはイタリアフィレンツェ暮らしの思い出とオーバーラップする。もう3年前になっちゃったけど、毎年この頃になると小さな思い出がよみがえる。もうそれだけで行った甲斐があるというか、蒲焼の匂いだけでご飯3杯食べられる?!というか(なんじゃそりゃ!)これだから旅というものはありがたくて、素晴らしい!
写真も割ときちっと整理してあるし旅メモも取ってあるので、毎日ボケ〜としただらしない日が続くと、それらをちょっと見直して3年前のその日の行動を思い出す。刺激的で一生懸命だったイタリアでの時間を振り返って、自分へのビタミン剤にしているかのようなのだ。老化防止? 記憶の確認をして次のために生かそうなんて思ったりするのだ。
パソコンの横にUSBメモリー置きになってるフィレンツェの骨董市で買った小さなシルバーのバナナ模様のトレイ。黒くすすけて高級品には見えなかったし3ユーロを値切って2ユーロで買った。ふと思い立ってアクセサリー用のシルバー磨きで磨いてみた。ピカピカになった。忙しい時ほどこういうことをやってしまうのだ。私の旅の余韻の楽しみ方? ちょっと変な趣味なのかもしれない。
思えば私は小さな不揃いの小皿を、知らないうちに集めていることに気が付いた。ほとんど1枚ずつで、作家さんがちょっと余力で作ったようなのが好きなのである。
そんなわけで(どんなわけだ?)小さな記憶をごちゃごちゃとモザイクのように集めて、確認する1週間だった。
3月26日(木)〜4月5日(日)千葉のスペースガレリアの企画展「SAKURA」展に参加します。詳しくはWhat's Newをご覧下さい。

 

 
 
 

 <<<2月

4月>>> 
 
▲TOP
■COLUMN
●HOME