■2015年5月の「絵てがみコラム」
 

27日水曜日から、3回目を迎えた流山・蔵カフェギャラリー灯環でのコラボ作品展が始まっています。楽しみにしていた〜!と初日から駆けつけてくれた地元の「灯環」ファンの方や義理堅い私の友人知人の皆さん、木曜日の手芸作家大西淳子さんのワークショップも盛況で、蔵の2階の床が落ちないか心配になっちゃうくらいにぎやかに盛り上がって、そして3日目、久しぶりの雨の一日…ようやく灯環らしい、まったりした一日で一息ついた。
銀座での個展や新宿伊勢丹での扇子のイベントとはまた全然違った時間の流れ方を感じる…それも3回目なので、勉強になるな〜ぁ〜じゃあもう通用しないと思うけど、とても身近な、親しみやすいレベルの意見を直接聞けるのはやっぱりとても勉強になると感じる。
今回もカフェを巻き込んでスウィーツのコラボレーションも。またまた私の「絵に描いた餅」を、おいしい「餅」ならぬ「スウィーツ」に仕上げてくれてます。テーマの「立夏…そして薔薇時間」は立夏とは5月6日〜20日ごろまでのことをいうのですが、「立夏(りっか)」という響きが、初夏の元気を感じるのでタイトルに。夏が始まったけど、ちょっとゆっくり美味しいお茶でも飲みながら「香る」ような優雅な時間を過ごしませんか?というのがコンセプト。そんな時間を楽しんでもらえたら嬉しいです。もちろん、カフェ利用無しでぶらっと絵を眺めていただくだけでも大歓迎!お待ちしています。詳しいアクセスはWhat's Newでバスの時刻表などとリンクしていますが、千代田線の「馬橋」駅から流鉄流山線で10分ほどの「流山」駅からの徒歩がおすすめ、のどかな遠足気分でお出かけください。でも人気のランチ「ご飯プレート」は連日予約満杯状態の様子、是非!という方は電話でカフェにお問い合わせください。
蔵のカフェ+ギャラリー 灯環
※6月1日(月)・2日(火)はお休みです

 

 
 
 

前回、待ち時間90分にめげて再度挑戦!チケット購入済みだし、もう会期中今日しか来れる日がない! カエラー(蛙系に敏感なマニア)としてはやはり見逃せない! 東京国立博物館での「鳥獣戯画展」、4巻からなる超有名な動物や獣が織りなす絵巻物だ。
それにしても…みんなそんなに見たい〜? 室内とはいえ延々に並んで並んで…高齢者も多いのに、なんて辛抱強いの? 呆れるほど並んでメインの甲巻にたどりつく頃は疲れ果て、意識朦朧でぼ〜っと流し見。反動で?ミュージアムグッズ売り場では知らない間に爆買い! なんと!入場してから退場したのは4時間後だった!
いつからこんなに日本人は美術鑑賞好きになったのだろうか? フェルメールやルーブル美術館展や何時間待ち、何十万人突破!とかニュースになってちょっと不思議に思う。新聞社などが招待券を配ったりもしているのだろうが、体力気力そして有り余る時間がないとお目当ての作品にたどり着くこともできない事態が、ちょっと恐ろしいくらいだ。
そんなわけで本物に触れることは素晴らしいことだけど、体力気力そして時間のないあなた! 私の描いた鳥獣戯画ならぬ鳥獣偽画?で我慢するっていうのはいかが? 絵手紙コラムで挑戦してみました。
さて、私のコラボ作品展「立夏…そして薔薇時間」は27日水曜日から。入場無料で並び時間も無いですよ〜ん。お近くの方はお立ち寄りください。お待ちしております。詳しくはWhat's Newを。

 

 
 
 

昨年の4月、ワークショップで制作した苔玉盆栽の経過報告をしよう。
全長20センチくらいの小さな銀杏と筑紫カラマツ、水擬宝珠の寄せ植えの苔玉。《絵手紙コラム2014年4月26日版》10日間ほどのモロッコ旅行の際は、苔を枯らさないように妹に預けたのだが、腐葉土が栄養ありすぎたのか、泥の中からナメクジが出てきて妹は悲鳴を上げたそうだ。それでもその夏、水擬宝珠が元気よく葉を増やし、全体のバランスが崩れるほどだった。そのうち水をやっても枯れてしまって、姫銀杏も黄色く色づき、はらはらと落ちてしまった。冬は茶色くカラカラの泥団子状態、もうダメかな?とベランダにポイっと忘れ去られていた。春になって泥団子から小さな芽が出て…お線香のように、か細く立っていた銀杏の木の先からも芽が出た。一番控えめだった筑紫カラマツは姿を消してしまったけど銀杏と宝珠は見る見るうちに「葉」らしい姿を現し、1年が経過して、作った時より一回りも二回りも大きな葉を茂らせている。やった〜!たいして世話をしてないけど、そんな緑燃ゆ姿素敵ですね!
さて、何事も昨年よりも育つ…って(おいおい!体重の話じゃないよ!)嬉しいことですよね。27日から始まる蔵・灯環ギャラリーでのコラボ作品展も3年目を迎えます。本当に一年って早い! 昨年より成長しているといいんですけど…。詳しくはWhat's Newをご覧ください。

 

 
 
 

五月晴れが続いたゴールデンウィーク、皆様はどこかへお出かけになりましたか? お出かけ先の一つに新宿伊勢丹を加えてくださった方々ありがとうございました。
今年も無事手描き扇子の実演の仕事も終わり、次は3回目を迎えた「流山・蔵カフェギャラリー灯環」での作品展です。もうすっかりお馴染みかとは思いますが、MADAMADAMのメンバーでもある手芸作家の大西淳子さんとのコラボ展です。今回は「立夏…そして、薔薇時間」と題して季節感のある作品群で香るような夏じたくを、お楽しみいただこうという指向。17〜19日はこの界隈、自慢のお庭を公開する「流山オープンガーデン」も開催されるとか。その会期とは少しずれてしまいますが、一番緑豊かないい季節、遠足気分でお出かけください。
千代田線の松戸と柏の間、「馬橋」駅から流鉄流山線に乗り換えて終点「流山」駅から歩いて5分くらい。この流山線が単線でPasmoやsuicaも使えない昭和にタイムスリップしたような、のどかな電車。なんだかほんわかしちゃいます。詳しくはWhat's Newをご覧くださいね。
会期は5月27日(水)〜6月7日(日)*月・火はお休みです。
また、今回は大西淳子さんのワークショップが5月28日(木)と6月4日(木)に開催。薔薇のミニトートバックにスパンコールやラインストーンをデコレーションして自分だけのバックを作っちゃおう!という楽しそうな内容です。ふるってご参加ください。(DMは比較的お近くの方を優先で発送させていただきました)

 

 
 
 

毎年恒例の新宿伊勢丹での手描き扇子の実演が始まった。売り場のスタッフの方々とも1年ぶりの、「またお世話になります〜」だったり転勤してしまっていたり。毎年この時期を楽しみに、ひと夏に1本新調しに来てくださるお客様と再会したり。義理堅く陣中見舞いに来てくれる友人に励まされたり…。
デパート全体も母の日のギフト提案で華やかに演出されている。今年それらのアートディレクションを担当されている女性アーティストを私は間接的に存じ上げている。彼女のお父様を知っていて、その娘さんの存在を小さな頃から知っていたのだ。「娘が美大を受験するんだ」とか「広告の賞をとったんだ」なんて話も聞いていたので、そんな娘さんがこの業界で大活躍されていることを、驚き、ちょっとうれしく思ったり、羨ましく思ったり。不思議な縁を感じたり…。
そんな彼女の華やかな演出の隣で、あまり変化することなく描き続けている自分と向き合って、いろんなことを感じる1日だった。

 

 
 
 

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