充分に太陽に干されたアスファルト、そこにパラパラパラ…!と雨が降り出した。梅雨だもの、お天気急変! そこまで来ていた黒い雲が我慢しきれず、泣き出したように降り出した。そんな雨に濡れ始めたアスファルトの匂いが好きだ。
ずっと昔、人気漫画家の付録のような読み切り漫画で「雨の匂いのする街」という漫画があったような気がする。印象的なタイトルで中世のようなまだ見ぬヨーロッパの(どこだか忘れたけど、架空の町だったかも?)暗い石畳に降る雨が全編通して多く描かれていたように思う。子供心にそんな街を歩いている自分を想像して、外国の雨の匂いってどんなんだろう…ってすごく想像を掻き立てられたものだ。
雨って…ロマンチックに思えるし、涙のようにも思える時がある。土砂降りだと、どこかで誰かが大きな悲しみに沢山の涙を流しているように感じる…。そんなことを思っていたら、友人のお母様、ご逝去の知らせ。とっても残念です。心からご冥福をお祈りいたします。
さて、次回の絵手紙コラムを1回お休みいたします。一足早く、美味しい夏休みをゲット! 楽しい報告ができればと思っております。
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