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まずい!美味しすぎてまずい!…ってどっちやねん!いやはや今週はすっかり贅沢なグルメ週間になってしまった。気の合う友人たちとの会食が続き、そのどれもが美味しいと評判の「なかなか予約の取れない店」だった。
この歳まで生きてくると食べたことのないもの…って、早々ないと思うんだけど、こういう感覚の美味しい食べさせ方って初めて!と感動する料理に出会った。恵比寿のちょっと駅から歩いた小さなビストロ。目を楽しませるきれいな前菜が続いた。特に「トマトのパフェ」は女子の歓声必至。ほぼサラダだけど、いろんな種類のトマトを中心に鮮やかにパフェのグラスに盛り合わせ、トマトと大葉のジュレやら食用ほおずきのトッピングやら説明されるとどんな味かと想像するだけでくらくらしそう〜。思いっきり好奇心をあおる逸品だった。
週末に訪れた神楽坂のはずれ牛込柳町の「肉の美味しいイタリアン」も鴨・羊・イベリコ豚・牛ハラミ・牛フィレを少しずつ食べ比べられるスペシャルステーキのすて〜きなメニューあり。「肉」を堪能した。他にも珍しいサマーポルチーニ茸と黒トリュフのパスタ。独特な香りが自慢のポルチーニ茸は秋が旬だが、初めて見る初夏の生ポルチーニ茸、拳骨ほどの大きさがあり香りも食感もフレッシュ!感動!そして料理の美味しい店は当然デザートも美味しい。特に珍しかったのは「バジリコとパイナップルのソルベ」甘酸っぱくて目にもさわやかなバジリコ色。グルメ週間を締めくくるにふさわしい逸品でありました。
というわけで出費もカロリーも大幅オーバー。格差激しく、その他の一食は はんぺん一枚。バナナ一本。サラダのみ。黒酢ドリンクのみ。
でも楽しいおしゃべりと美味探訪は止められそうにない。
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最寄駅から北へ西へ電車で15分も行かない圏内に大型ショッピングモールがいくつもある。広大な土地、ついこの間まで何にもなかった駅前に丸ごと、町ごと、新しく誕生するという典型的な郊外型都市開発だ。
若い家族がベビーカーを押したまま、お年寄りの車いすを押したまま、店にもレストランにも入りやすい。通路も広く、トイレも多く、一休みできる大きなソファーがあちこちに置かれている。とにかく土地に余裕があるというのはゆったりしていて気持ちがよい。ウィンド―ショッピング好きの私も、このゆとりの空間に慣れてしまうと、都心のごちゃごちゃ狭い駅ビルや地下街での買い物がちょっとおっくうになる。超高級、超モダン、超個性的な店は無いが、そこそこ今風?なものは何でも手に入るのだ。
15年ほど前、インテリアの壁紙や床材のデザインや企画の仕事をしていた頃、アメリカ最大級のショッピングモールを視察に訪れたことがある。ミネソタ州ミネアポリスにある「MALL
OF AMERICA」現在も最大級かどうかはわからないが、内装材の視察にわざわざ行く桁外れの屋内ショッピングモール初体験だった。
アメリカ4大有名デパートが4隅にあり、真ん中に遊園地があって、それを取り巻く500くらいの専門店、もちろん映画館、ゲームセンター、滝が流れ雨が降るアミューズメントレストラン、ハリウッド映画スターのグッズが展示されたカフェや、広場のような空間でテレビショッピングの中継サテライトがあったり、お年寄りが健康体操をしていたり、まるでデイケアセンターを兼ねているような…つまり老若男女が、天候を気にすることなく一日遊べるのだ。そしてミネソタ州はなぜか衣類に税金がかからないとかで海外からもここでのショッピングだけが目的のツアーがあったり、とにかく「買い物」を越えたショッピングモールに圧倒された。
さて、ご近所にそんな空間だけはいくつもできた。魅力的なショッピングモールとして育っていくだろうか。
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梅雨の走りを思わせる雨が続いて、一気に緑がみずみずしく輝きだした。
先々週の藤に続いて、今度は燕子花(カキツバタ)。今年こそ、そのタイミングを逃すまい…と思って、やっとぎりぎり会期終了まじかに滑り込み。
2009年秋に隈研吾氏設計によるモダンな建築と古くから残る日本庭園とを融合させた新しい根津美術館。改築前は青山の都心の中に広がる本格的な日本庭園の緑を見るだけでも魅力的で、何度も訪れていたが、新しくなってからは行きそびれていたのだ。どうせ行くならこのタイミング!エントランスは青竹がシャープに並んだドラマチックなアプローチ。黒い床も暗い照明もとても落ち着く。常設は日本・東洋の古美術収蔵品だが、なんといっても国宝の尾形光琳「燕子花図屏風」。花の開花のタイミングで季節限定の美術品を愛でる贅沢!すごく日本人っぽい楽しみ方だ。
そしてその名品を見た後は、庭の満開の「燕子花」も楽しむ。いいね〜こういうの大好き!池を挟んだ小高い丘の起伏をうまく取り入れた美しい庭。点在する茶室も風情があって、思わず絵を描く時の資料になる!と竹垣の編み方や石畳の組み方をアップで写真撮影!石燈籠の頭に生えた苔もパチリ!たっぷり雨を含んでマイナスイオンが溢れている〜。本当に緑がいっぱい。
ちょっぴり時間がある時は季節の花を愛でて、緑を吸いこみに行こう!
次は紫陽花かな〜?
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久しぶりに益子焼の陶器市に行って来た。今年は「災害復興がんばろう益子・春の陶器市」と銘打ってGW会期中、連日5万人を超える人出だったようだ。地震で多くの作品を破損してしまったと嘆く作家さんも多かったが、半端に不揃いになった掘り出し物を物色する楽しさも加わって、プラス思考に考えこまごまと買い物。もちろん小さな蛙作品もゲット!(近いうちにケロケロワールドで紹介しますね。お楽しみに!)
そんな中とても好みのコーヒーカップを見つけた。少し朝顔型に広がった、安定感のあるフォルムも、ウォームグレーの土っぽさもとても気に入った。品のいい椿の花のような…というくらいのさりげない絵付けもいい感じ。そして素人にはわからないのに、ちょっと納得できない点があるらしく、赤札になっていた。きっと高いレベルの作家の意識に違いない。でもこちらとしてはその価格も大いに気に入った。
帰ってさっそく珈琲を。珈琲との色合いもいいじゃない〜そして何より口当たりがしっくりいくのだ。丁度いいカーブとふっくらとした厚み、指の当たり具合も落ち着く。すごいな〜なんだか作り手の「こころ得」みたいなものがしみじみ伝わってくる。プロなら、こういう作品作りをしなくちゃ〜大切に使おう!
新宿伊勢丹で開催していた手描き扇子の私のイベントにも、長年愛用してきた恵津さんの手描き扇子、とうとう擦り切れてしまった。今年はぜひ新調しようと伊勢丹に問い合わせて会期を調べて駆けつけた〜という見覚えのあるお客さんや、心のこもった花の絵で本当に好きと毎年のように注文して下さるお客さんなど嬉しい言葉をいただいた。
心をこめていつも誠実な仕事をしなくては…と、このカップで珈琲を飲むたびに思いそうだ。
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