■2024年2月の「絵てがみコラム」
 

聞きなじみのない言葉でしょうか? 「スフォリアテッレ」一個だと「スフォリアテッラ」。イタリアのお菓子で「マリトッツオ」の次にブーム到来か?という噂があったりなかったり…。
イタリア好きの私としてはすでにチェック済みのドルチェですが、日本で食べたことはあったかな〜〜? それが昨日、月に一度の川崎の料理研究家でもある高根さん宅でのサロン的な水彩画教室。もうなんやかんや10年以上続いている。昨年の春には4回目の生徒さんたちの作品展も開催して去年の今頃は、おおわらわ!だったけど、今年はその予定もなく、まったりゆったり季節の花や野菜、お菓子などを描いて夜はその高根さんが作る美味しい食事をいただいて帰る…という、美味しい水彩画教室。そこで昨日は高根さん手作りの「スフォリアテッレ」が登場した! 甘く香ばしい香りに包まれて、筆を持つ手が一斉に止まった! バターではなくラードの力でパリッと焼きあがった幾重にも重なったパイ生地の層。中にはクリームやリコッタチーズ、甘酸っぱいドライフルーツなども入っているようだ。崩れずに貝殻のような形に成形するのも難しそうだ。折り重なった生地の層から中身がはみ出ているのはお愛嬌だ。(スフォリアテッレとは幾重にも重なっているという意味)なんといっても熱々を食べられる幸福!「何度も失敗を繰り返してやっと成功しました〜」と! お料理のプロでも薄く薄く伸ばした生地を歯ごたえがあるけど硬くなりすぎないように仕上げるのは難しいらしい。
だけど昨日は確実に花より団子! 花よりスフォリアテッレでした!

 

 
 
 

数日前、TBSの「プレパト」で一筆書きアートなるものをやっていた。水彩画やスプレーアートなどはよく見ていたが「一筆書き」は初めてで、ではちょっと挑戦してみようかと…何を描いたのかわかりますか? リフォームをちょっと手直ししている様子! え? まだやってるの? と思いますよね? 9月末バタバタと引っ越して、施工屋さんもチェックする間もなく引き渡しになったので互いに気になるところが積み残しになっていたのです。私の荷物の片付けを待って是正工事を…と。しかしうちの段ボールとの戦いが終わるのはいつになるかわからない状態なので、春が来る前に(昨日、春一番が吹いてしまったけど…)現場監督さんはじめ壁紙施工、ペンキ屋さん、大工さんがダ〜〜!と来てダ〜〜!と仕上げてくれた。引き渡しまでに間に合わなかった輸入のモールディング、取り付けや色の微妙な調整、こだわりのタイルの目地の修正、天袋の取っ手にちょっとプラスアルファ…プロの凄技であっという間だ。
さて後は残った段ボール荷物! とにかく荷物が多すぎるのだ! わかっちゃいるんだけどね〜思い出が多すぎるのだ! アルバム、昔のビデオ、イラストの掲載誌、そして様々な「紙」重くて腐らない物…なかなか捨てられない! 棚を買ったら部屋は狭くなるし、手ごろなものは微妙なサイズの融通が利かないし…あ〜あ!早くすっきりしたい! というわけで、リフォームの手直しと段ボールの中からアルバムやカエルたちがあふれ出ている様子を一筆書きしました。

 

 
 
 

月曜日、天気予報通り東京周辺は雪になった。午後一の東京のヴォーグ学園での講座は実施できたけど窓の外は吹雪始めて、夕方今取り掛かっている挿絵の仕事の打ち合わせの予定だったけど延期になった。翌日はリフォームの是正工事の予定だったけど何もこんな日に慌ててやる必要はないので、それも延期した。なんとなく2月前半の予定が持ち越しになって2月後半に詰め詰めになりそうな嫌な予感!
今週中盤は暖かな日が続いて雪も一気に解けていますね。日陰に残った雪に足を取られて転ばないように気を付けて!…と思いながら足元を見たらもう春の草花が芽を出していますね。数年前にこの時期、新宿御苑に梅を見に行って梅の足元にたくさんフキノトウが芽を出しているのを見つけました。
春の気配ってちょっとウキウキしますよね。花粉症は憂鬱だけど…停滞している部屋の片付けを進めなくっちゃね! 春がそこまで来ているんだから。

 

 
 
 

今週はやたら「老化現象」について耳にする機会が多かった…やだね〜〜!
最近やたら物忘れがひどく、明日やっと待ちに待った資源ごみの日で、段ボールをごっそり捨てようと1日荷物整理をしたのにゴミ出しを忘れた…。2週間まだまだ残る段ボールの山と、折りたたまれた段ボールの壁に包まれた生活。そんなことがいくつも続いて、さすがに心配になって脳ドックを受けた。MRIの結果は1か月後くらいに送られてくる…まだ来ない。友人たちもそんなことはしょっちゅうよ!と物忘れ自慢は続く。
75歳の元気なシンガーは「難聴だ! 脇の下の体温計のぴぴっって音が聞こえない、こんなに耳の近くなのによ!」って嘆く。耳が悪くなると音程が取れないらしい。歌手にとってはつらいよね〜そして仲間が肺炎で入院したみたい、そんな心の動揺からか歌詞がボロボロ…。とっさの作詞もままならず…瞬発力も衰えてる?こっちの目も耳も悪くなってるからそんなに心配しなくてもいいのに、かなり落ち込んでいる様子。その落ち込みがこちらにも伝染する。老化現象は仕方ないことと分かっていても痛感した1日は、ため息が増えちゃうね。仕方ないね! ま〜いいか〜!

 

 
 
 

 <<<1月

3月>>> 

 
▲TOP
■COLUMN ●HOME