■2015年9月の「絵てがみコラム」
 

週明けの体験講座のために、近くの公園に落ち葉拾いに出かけた。シルバーウィークも終わって、誰もいない公園。萩の花が少しと…あ! 金木犀が香ってる! どんぐりがいっぱい落ちてて、椿の実が爆ぜてこぼれている。ぐっと秋が進んだようだ。
昨年の秋に日本ヴォーグ社より出版された私の初めての著書、「モダン絵てがみ」が好評につき(自分でいうか!?)1年を待たずに増刷されることになりました!(パチパチぱちぱち!)編集部に届いたアンケートにも、嬉しいご意見が多く「こんな本を待っていました! 早速、筆と絵の具を買ってきました〜」なんて言われると嬉しくなっちゃいますよね。その方が楽しく続けられていると良いのですが。
秋から増える、このモダン絵てがみ風の2講座に加えて、12月には埼玉県・蕨のDI Yアトリエショップでのワークショップ。そして年明け1月の末に初の関西! 1回だけの公開講座ですが、NHK文化センターの大阪梅田、と西宮の2教室からお招きが。東京や千葉の講座にも「関西ではやらないのですか?」とのお問い合わせがあるようなことも聞いています。つい先日決定したばかりなので、募集もまだ始まっていませんが、どちらもご案内ご希望の方は、是非このホームページの「お問い合わせ」からメールをお送りください。
もう1月の予定だなんて…焦っちゃいますけど、充実した秋〜冬を過ごしましょう!…と自分に言い聞かせ…。

 

 
 
 

この絵手紙コラムで和栗のモンブラン…って描いたことがあるような気がしてスクロール。ありました2005年9月!ひえ〜〜! 10年前の同じ9月に描いておりました。ま〜いいか!
スウィーツの流行っていろいろあるけど「モンブラン」ってショートケーキやシュークリームの次くらいに「定番」だよね? 特に高齢者(モトイ!)大人に人気の高い一品。見た目に黄色っぽいもの、やたら白い粉ふき系、そしてシックに渋皮の付いたままの栗と同系色のカフェオレ色にまとまったもの。おいしいよね〜やっぱり一番多く食べるかな〜ケーキの中では。いや! 個数でいえばシュークリームだけどケーキのジャンルではモンブランかな〜? 一年にいくつくらい食べるかな?一度手帖に「正」の字を書いて調べよう!(何のために?)なんて食べてるときに思うんだけど実行したことがないけどね。
頂き物のモンブランを食べながら長雨が止んで好天に恵まれそうなシルバーウィークの予定を考えたりして。絵画教室とお墓参り、私の予定はそんなところ。本当は一時、旅好き女友達グループでクロアチア旅行を計画していたんだけど、とんでもなく高いツアー料金に私が一番最初に降参〜! お流れになってしまった。いい季節ちょっと長いお休み、どこか行きたい! みんな考えることは同じだよね。需要と供給、その旅行は通常の料金のほぼ2倍に跳ね上がっていた。
「ああ。それでも本当なら今頃は〜って、思い出しちゃったじゃない!」って友人たちに叱られそうだ。皆さんも楽しいシルバーウィークを。

 

 
 
 

信じられないほどの大雨だった。まずはニュースや警報でテレビに映し出された知った地名が出ると、大丈夫かしら?と大変ご心配いただき、私や筑波の母の安否を気遣って電話やメールをたくさんいただきました。ありがとうございました。大丈夫です。全く被害はありません。
特につくば市は常総市の隣町のような所ゆえ、他人事ではありません。ちょっとした土地の起伏、川が近いか山が近いか少し早く避難したか逃げ遅れたか…きっとほんの少しの差で災害はすぐそこにあるのでしょう。また、被災地が増えてしまって…。除染作業で刈り取られた草木が詰められた黒いビニール袋が大雨で川に流されている画像を見ると心が痛いですね…本当に。お見舞い申し上げます。
さて、千葉ガレリアで開催中の「まあるい広場の紙と遊ぶ」展。社会福祉法人の事業所で牛乳パックから作られている紙を使った、作家23名によるコラボ企画展。若手からベテランまでユニークな作品が、スペシャル価格で展示販売されていますよ! 13日日曜日まで。詳しくはWhat's Newをご覧ください。会場の様子もアップしました。

 

 
 
 

「例のエンブレム問題どう思う?」カメラマンやデザイナー仲間が集まるとその話題に。ネット社会のいいところ悪いところが、一気に押し寄せた様相だ。これだけ情報やデザインがあふれる世の中「似たような…もの」がてんこ盛りだ。100パーセント、全く世の中にないものを生み出すことなんてもう奇跡に近いことかもしれない。特にロゴマークのような、そぎ落としたシンプルな形体美はシンプルであればあるほど。
最初に見た時には、ま〜ずいぶんオーソドックスな…日本人が好きそうな真面目なデザインだこと、と思い、著作権云々をベルギーのデザイナーから訴えられても、「T」と「●」のレイアウトなんて似たようなものがあって当然!と考えていたが、そのあとが悪かった…羽田空港の写真なんて、ちょっと自分で写しに行けば良かったのに…。その場に立って、自分のデザインしたロゴのバナーが飾られている様子を想像したら、どんなにか夢が広がるリアルなプレゼンができただろうに…。
自分のオリジナルデザインに愛情をもって誠実に仕上げる。それだけしか方法はなく、そうすると自然にやるべきこと、やるべきじゃないことが見えてくると信じたい。
さて、先日オリジナルの生地からの服作りや雑貨デザインに人気のMina perhonenのコラボ企画展を見に行った。参加体験型ワークショップで、オリジナルの端切れを購入したら、そこで糸や針を借りて好きなものを制作できるというものをやってみることに。もちろん手の向くままにミニ蛙君を制作。織やプリントが面白いMina perhonenの生地が、俄然ユニークさを盛り上げてくれる。
1時間半ほど、時間を忘れて没頭! なかなかオリジナリティー溢れる他には、絶対に無い蛙君の誕生! でも100パーセントのオリジナルとは言えないよね? 生地のデザインあってこそだし、本当にオリジナルって難しい。

 

 
 
 

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