■2017年7月の「絵てがみコラム」
 

梅雨明けして本格的な暑さの週末、春に続いて文京区肥後細川庭園の日本家屋「松聲閣」でのワークショップ「色彩と墨にたわむる・夏・青の聲をきく…」が開催された。
本当に暑くて自慢の庭に係りのスタッフが鹿威しの水を周りに撒いても、それは一瞬。蝉の声…。でも松聲閣の入口には笹飾りが残り江戸風鈴がいい感じの涼し気な音を…。テーブルセッティングは和室にちょっと波打ち際をイメージした青い世界。流木や貝殻やアレカヤシの葉を飾ったりレモンを水盤に浮かべてみたり…。
まったりと炎天下の夏の日冷房の効いた部屋で筆を走らせる。皆さんしばしの静かな時間…この集中力を心地良く感じてくださっているようで、不安そうな表情もたちまち「なんだかいい感じにできてきた〜! 悪くないかも〜」なんて、嬉しい感想。水彩絵の具や墨が画仙紙にジワ〜っとにじむ様子はリラクゼーション効果も高いと言われている。和紙をちぎって写真とコラージュしてミニアルバムを仕上げていく作業は、一度破壊してまた組み立てていく達成感や創造性もあると思う。それぞれに楽しい作品が出来上がって、暑い中参加してくださった甲斐もあり本当に良かったと思う。
春からこの日のために色々企画してきた、色彩学校時代からの仲間「チーム彩時気」スタッフともどもホッと胸をなで下ろしました。本当にご参加ありがとうございました。皆さんも猛暑に負けずに良い夏の日を。良い時間を。

 

 
 
 

暑い! 本当に暑い! 梅雨はどこへ行ったの? もう開けたの?
降ってないよね〜…でも北福岡や日田の豪雨被害の実態を見ると暑いくらい我慢しなくちゃ…と思ってしまう。世界中あちこちで異常気象の想定を超えた災害が起こっている。地球はどうなってしまうのだろうか…。
開催中の大森での作品展も、あまりの暑さで道を人が歩いていない! 駅から伸びる大きなアーケードを5分ほど、通り過ぎたところにあるギャラリー。にぎやかなアーケードのはずが、日中閑散としている。ギャラリーのオーナーもこんなの7月とは思えない。町ごとお昼寝しているよう。16日5時までです。熱中症に気を付けながら足をお運びください。
そして次週は文京区肥後細川庭園「松聲閣」でのワークショップ。まだ少し残席アリ、締め切り延長して募集中です。暑いですけどね〜ぼ〜っとしていても、時は過ぎて行ってしまいます。ほんのちょっと墨や色彩に集中してみませんか? 詳しくはWhat's Newに。

 

 
 
 

イベントが続いている。先週の千葉でのグループ展は以前在籍していたデザイン会社のOBによる作品展で、同窓会のような懐かしさがあった。様々な現役作家として活躍しているものも多く、みんな偉いよね〜と互いを誉め合い自画自賛。10年?20年?ぶりの元気な再会を嬉しく思った。
そして引き続き、大森のギャラリーファーストライトで「文月の食卓・ビールとそうめんに捧ぐ」と題した企画展開催中。明るい日差しの入るこのギャラリーの白壁に映える、ガラス、木工、漆、陶器、の涼し気な作品群。絵画は私だけで他6名、ギャラリーセッティングの初顔合わせ。これも色々で楽しい! 個展とはまた違った、出逢いとか響きあうとかそんなハーモニーを感じる空間になっている。使いやすそうなものも多いので、お中元とか夏の贈り物としてちょっとお世話になっている方に、ビールやそうめんもいいけれどこんなプレゼントも良いのでは?と思えるものばかり。私もちょっと難しい「そうめんな気分?」(つまりは白っぽい作品^^;)に挑戦しています。大森駅東口より徒歩5分。詳しくはWhat's Newをご覧ください。
毎日暑い! とっても暑い! でも九州北部の豪雨の被害、自然の猛威は本当に恐ろしいですね。心よりお見舞い申し上げます。

 

 
 
 

怒涛のような1週間が何とか無事終わろうとしている。講座3連荘に引き続いて、イベントの設営そしてクリエイターEXPO2017。慣れないラッシュアワーにもまれながら、3日間国際展示場・東京ビッグサイトに通った。同時開催は話題のAI・人工知能や先端コンテンツ、映像やCG、ゲーム関係など、連日大変な来場者だった。そんな中、私が参加したのは700名のゲームクリエーターや漫画家、デザイナー、アニメCG、写真家そしてイラストレーターらが参加しての業界のクライアントに向けての個人プレゼンテーション・大商談会だ。
今更ですが私は初参加。そもそもこれら個人事業主?フリーランスのクリエーターたちは制作には積極的でも、自己PRして営業するのはそんなに得意ではない。朝型人間も少ない。新人作家の勉強の場?かとも思ったが、いえいえどうして!そんなことでは通用しないということをしっかり心得たプロフェッショナル達だと感心した。両隣は名古屋、札幌、富山からの参加。もちろんお客さんも全国、世界各国から。こんなにソーシャルネットワークの時代!イベントのタイトルは最先端なのに、直接お客さんとクリエーターが顔を合わせて、パンフレットを配ったり作品を見たり、名刺を交換したり…考えてみたら、かなり古典的…。でもやはりこっちの方が、出会って繋がれる…ということなのだろうか。まだ答えは出ないけど、良い出会いがいろいろあったのではないかな〜と思う。
私としてはちょっと新しい分野に挑戦したい気持ちもあって参加を決めたのだけど、どうかな? 思えば1年前ブースを予約して、その後この半年くらいは、ちょっと深刻な病気かも…?との懸念もあって参加もキャンセルすることになるんじゃ…と思っていただけにこの3日間を無事終えたことに、とても感慨深い。
さて引き続き千葉ガレリアでの企画展、大森での「文月の食卓・ビールとそうめんに捧ぐ」展と今年の後半もスタートダッシュです! 詳しくはWhat's Newをご覧ください。

 

 
 
 

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