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何度か雑誌の取材で訪れたことがある築地市場だが、もう一度自分の描いたイラストマップなどを見直してゲリラ豪雨の合い間にチョッとお散歩。都民の台所の移転問題としても注目されているが、変らずに賑わっていた。
市場内の人気のお寿司屋さんは早朝から長蛇の列らしいが、私はまだ挑戦したことが無い。すごく美味しいらしい。海鮮丼の写真もゴージャスで値段も2000円・3000円と結構高額だが最高に新鮮な最高のネタを山盛りで食べれば納得だそうだ。今回も長蛇の列に後ろ髪を引かれながらも挫折、次回は是非と心に誓う。揚げたての練り物の盛り合わせと「団子三兄弟」のモデルにもなったというお気に入りの串団子を買って帰る。
ガイドブックを片手にカジュアルなスタイルの外国人観光客の姿も多い。すぐ近くの銀座とはちょっと客層が違うような気がするのも楽しい。プロが行き交うセリ場にも見物客が増えて実はチョッと迷惑していると言う話を聞いた事があるが、水産では世界一の取引量。一日あたりの取り扱い金額20億円以上の規模を誇る築地市場に興味津々という気持ちもよくわかる。私も海外に行くと市場を見るのは大好きで、おっかなびっくりワイルドな生きた食材を写真に収めたり、山積みの野菜や果物の中から「ひとつだけ買いたい」とわがままを言ったり、迷惑だろうなと思いながらもその国の食事情がすごくわかったような気持ちになって良い旅の思い出になるものだ。
鰹節のかたまりを不思議そうに眺めているアベック…外国のガイドブックにはどんな風に説明されているのかなと私はそちらの方に興味津々。
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この週末、風がぐっと秋めいてきた。まだまだ残暑のぶり返しもあるだろうが、北京オリンピックの終宴と共に今年の夏も終わろうとしている。
お盆に実家にも帰らなかったので母が家庭菜園の収穫を持ってきてくれた。今年はトマトが豊作だという。確かに真っ赤でパンパンに張ったおいしそうなトマト。皮を湯剥きする前に絵を描いておかなくっちゃね!太陽を一杯浴びた美味しい野菜たち。
さて、時差が一時間とテレビ観戦にはありがたかった北京オリンピック。悲喜こもごも、この一瞬のために4年間練習に練習を重ねてきたアスリートたち。がっちりメダルを掴み取った人、メダルがするりと指の隙間から零れ落ちた人、スタート地点に付く寸前に怪我に泣いた人。終わった時、張りつめていた気持ちをどんな風にコントロールするのだろう。「今は何も考えられない。4年後の事なんて…」そうだよね。周りは簡単に言うけれど、自分の気持ちの焦点をそう簡単に次に合わせる事なんてできないだろう。
はて?4年前の私は何をしていただろう。2004年8月20…システム手帳のバックナンバーをめくる…美容院に行った、仕事は暇でオリンピックテレビ観戦に明け暮れる。少々寝不足。夏ばてか。そんなメモが…すみません。代わり映えのしない夏の終わりの過ごし方してました。
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日傘を差す女性が急増している。その光景は西洋の人から見たらとても奇異なものに見えるらしい。雨でもないのに、日焼けをそんなに気にするなんて変!前世紀の遺物みたいと散々だ。どうして?地球温暖化や紫外線の強さは全世界的な問題なのに。確かにカリフォルニアの青い空の下でもヨーロッパのセレブの間でも日傘を差している姿見ないな〜。もともと映画「風と共に去りぬ」とかモネの名画とかに登場して、貴族的で優雅な女性の装飾品というイメージが強いから、クールビズで男性用の日傘も注目!などといわれてもピンとこないのかもしれない。
数年前から紫外線の反射効率が高い事が証明されたとかで黒い日傘が流行しているが、シミ・ソバカスを防ぐ為とか、まして紫外線による皮膚の病気の脅威から身を守る為とかそんな必死な理由ではなく、帽子では頭が蒸れて結構暑く、日傘は風が通って涼しい風を感じるのが日傘好きの私の理由だ。そんなほんの少しの涼しさの為に持ち歩く「ゆとり」のようなものが日傘の持ち味ではないだろうか。
数年前南青山の小さなブティックのオーナーからの依頼で、日傘に手描きの花の絵を描き添えた事があった。どんなマダムが買ってくれたのだろうか?高額にもかかわらずすぐに売れたと聞いている。私も雨傘はどんな物でも平気だけど日傘には結構こだわりを持っていた。長年愛用しているものはショウガ色の総レースのちょっと大ぶりのもので、今のお気に入りは濃い紫色の地に白い蜘蛛の巣柄のパラソルだ。折りたたみとか晴雨両用とか便利さを追求したものは日傘の片隅にもおけない!なんて考えは前世紀の遺物と笑われるのだろうか。
この夏に上品な刺繍の茶色い晴雨両用の折り畳み傘を頂いた。昼間、カンカン照りでも夕方突然の豪雨。そんな時何度もこの傘が活躍した。やっぱり実用性も利便性も大事かもしれない。かなり気に入っている。
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2008年8月8日北京オリンピックが開幕した。中国人ほどではないにしても、8並びの縁起よさは色々あやかりたい気持ちになるものだ。平成8年8月8日に婚姻届を出したかったのになんかぐずぐずしてて、8月18日になっちゃったことなどを思い出す。
8を数字で書いちゃ駄目だね。漢字の「八」が末広がりを現すのだから。この漢字の「八」が扇の形に似ているということで扇も縁起が良いもの、末広…「寿恵広」は扇子の別名にもなったのだ。
漢字といえば開会式のショーでも中国らしさ満載の漢字や活版印刷技術の表現などユニークだった。身体で表現する水墨画風の表現もやられた〜って感じ。13億人の人の力ってすごいですね。あっけに取られるシーンが一杯。競技が始まってもすごいんだろうな〜。
圧倒されずに日本も是非頑張って欲しいものだ。
(北京オリンピックの開会式のテレビ中継を見ながら)
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絵画教室に来てくださっている生徒さんの中に在日韓国人二世の素敵なマダムがいらっしゃる。とってもおしゃれで手作りのアクセサリーも玄人はだし。社交的で通訳もされてて、そしてお稽古もとっても熱心でいい絵を描かれる。そして時々めちゃくちゃおいしい手作りキムチの差し入れも頂戴する。
そんな美味しいお教室なのだが、先日韓国ののり巻をご馳走になった。韓国ドラマを見ていると度々登場する「のり巻」、どんなものか興味津々だった。見た目は同じのり巻だがかなりカラフルで具沢山。卵焼き、蟹かまぼこ、ほうれん草などの青菜、甘く煮たしいたけなどは日本の物と変らないが、すじ肉やたくあん、人参などが入って彩りを添えるらしい。酢めしではなく、ごま油と塩で味付けられたご飯はあっさりした中にも香ばしい印象。ご飯は控えめで具の素材の味を楽しむという感じだ。
私の母の唯一の得意料理がのり巻だ。関西風で干瓢や高野豆腐をかなり甘く煮て絶妙な汁気を含ませたまま巻く。市販ののり巻よりかなりジューシーで食べやすい。近所でも評判で何か一品手作りのものを持参しなくてはいけないときには、一にも二にもこののり巻だ。具の準備など意外に面倒で私は作ったことが無い。のり巻日韓対決〜!なんて言ってないで自分でたまには作ってみろーと、自らに渇!
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