■2019年1月の「絵てがみコラム」
 

今週は遊び疲れついでに?展覧会のはしごを。私の周りには織りや染め、民芸や手づくりが大好きな人が多い。わたしももちろん大好きだが、「旅と色」をいつも制作のテーマにすることが多いのは、心に現地の人たちの手づくりと自然の調和を感じ取って、掬い取って絵に表現したいと考えているような気がするのだ。自然だけではダメなのである。それを人間はどう解釈して取り入れてるのかな〜と興味があるのだ。
思えばそれは昔からで、アメリカのサンタフェではアメリカ原住民・ナバホ族の牧歌的でモダンな幾何学模様のキルトなどに魅せられた。インドでは木型の素朴なスタンプで染め付ける様子を工房見学した。モロッコのベルベル族の手工芸も見事で、マラケシュのイブ・サンローランの美術館で見た古布などは思い切りお洒落だった。手織りのラグの模様にもいろんな意味があり、設計図がないものがほとんどで、受け継がれた技術に感心するのだ。
そんな部族の毛織物のことを「トライバルラグ」と呼ばれるのだけれど、日本人の暮らしにはなかなか取り入れられない。アクセントになるラグの使い方がまだよくわからず、高級で手が出ないという先入観もある。もちろん何か月もかかって織ったテキスタイルなど、びっくりする価格のモノも多いのは事実。また、ツアーなどで絨毯屋に連れて行かれる、呼び込まれて高い絨毯を売りつけられる…なんて経験を聞くと敬遠されても仕方ないかも知れないが。トルコなどでは、一番日本語がうまいのは絨毯屋のお兄ちゃんだったりする。でも柄や色の意味や、どんな情景がこの織物の背景に広がっているのか…なんて、じっくり想像すると興味は尽きない。
私がよく個展を開催する銀座煉瓦画廊で「イランの文様を愉しむ・絨毯・靴下・絵本」展(〜27日まで開催)を見て、現地の人々の手づくりの温かさに、ちょっと触れていい気持ち。イランやその周りのヨルダン、イラク、トルクメニスタン、ウズベキスタン、アフガニスタン、アゼルバイジャン…など、まだまだ知らない異国の織り、染め、手刺繍などいろいろあるんだろうな〜なんて考えると…益々好奇心が湧いてくる…。

 

 
 
 

青空に映える富士山を車窓に眺めながら、浜松へ。ちょっと用事で友人3人とお出かけ。せっかくだから本格的に「浜名湖の鰻」一度は食べてみたいね〜。そんな私の一言で今年第1弾のグルメ遠足と相成った。
遠州の奥座敷と言われる「舘山寺温泉(かんざんじ温泉)」の有名旅館の、お値打ちランチうな重を予約すると、浜松駅からの無料シャトルバスに乗れるという。大人女子たちはこういう情報に敏感に反応する生き物である。ちゃっかり片道45分の移動手段を無料でゲット! 眺めの良い和食どころで美味しい鰻を堪能した。厚みや柔らかさや、たれの甘さが丁度よくて、焦げたところの香ばしさがたまらない! 美味美味! 正月太りの延長戦はなお続く…。
続く…と言えば、冬晴れが続いて空気がカラカラ! 風邪をひいている人が多くインフルエンザも大流行中とか。皆さんもどうぞご用心。合わせて火の用心もね!

 

 
 

ぼ〜っとしている間に1月も中盤。何となく冴えない年の初めだ。
仕事のアイデアもスカッと思いつかないし、長く続けてきた事がいろんな事情で急に終止符を打つことになったり、友人との思い違いにすっかり落ち込んだり…挙句の果てには正月太り…。占い本をみると、1月〜3月は月運「大殺界」…やっぱり…。ジタバタしても、しょうがないかもしれないね。4月から運が良いならしばし冬眠でもしていたい気分です。蛙と一緒に!
さて、気を取り直して! 年賀状に今年の予定は? 旅は? 個展は? と書き添えられているものが多く、期待に応えたいのですが…個展の予定は内定しています。11月17日〜30日、銀座伊東屋さんからお話をいただいています。その頃には来年のカレンダー制作も。その前に春〜夏にかけて新しいお扇子の企画に参画しています。いいお知らせができるといいんだけど。そ〜だよね。冬眠してる場合じゃないんだけどね。

 

 
 
 

明けましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします

太平洋側は穏やかな晴天に恵まれた年末年始でしたが、早々に熊本地方で大きな地震! ああ又! 逃れられない天災と今年も付き合って行かなくてはいけないのね…と、皆さんも痛感された年明けだったのでは? せめて大事に至らないことを願うばかりです。
皆さんのお正月はいかがお過ごしだったでしょうか? 私は相変わらず…年末ぎりぎりまでとても忙しかったので、実家で連日爆睡しました。年賀状を出すのもすっかり遅くなって、これからの発送になってしまってるものも…新年しょっぱなから、すみません!
でも講座の生徒さんからレッスンでやった「年賀状モチーフ」を、しっかり復習して送ってくださった方も多く嬉しい限り! もう年賀状を辞めた、そんな時代じゃないし…なんて風潮なのに、「初めて自分の描いた年賀状出せるまでになりました〜^^!」なんて書き添えられていて、素敵じゃないですか! 新春のお慶びを〜なんて定番の印刷年賀状より、まだちょっぴりぎこちない猪の絵の年賀状が、愛しく嬉しいです。年頭の情報番組で郵便配達員に年賀状8000枚販売のノルマなんてテロップが…むなしいですね。何でも心がこもってなくっちゃ、意味ないよね。
今年もよろしく! いい年にしましょう〜!

 

 
 
 

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