■2024年5月の「絵てがみコラム」
 

木曜日の夕空があまりにも美しく、ベランダに出て何枚も写真を撮った。なんとも言えないイエロー、オレンジ、薄紫、ダークピンク…自然の色は敵わない。どんな絵の具でも表現できない。
週末は晴れるかなと思っていたら夏日到来! 厳しい暑さになった。金曜土曜と楽しみにしていたLiveが続く。オマケに土曜は久々の最前列! 暑さ以外に変な汗をかきそうだ。でも幾つになっても、ちょっと馬鹿みたいにドキドキしたりソワソワしたり、心臓バクバクしたり良いじゃないか! ダイエットは間に合わないけど気持ちは少し若返る。綺麗な夕焼け見ながらニヤニヤしちゃう。楽しみな週末です!

 

 
 
 

山桜桃梅…なんて読むと思いますか? 「ゆすらうめ」桜なの? 桃なの? 梅なの?初めて知った、バラ科サクラ属の落葉低木の果樹。サクランボに似た1センチほどの赤い実を梅雨のころに鈴なりにつける。熟した実は食べられる…確かに! 甘酸っぱい味がしました。そんな「ゆすらうめ」の子供の背丈ほどの枝を抱えて友達がやってきた。庭から切ってきたと。緑色の大きな花瓶にどっさり! 緑の市松のステンドグラスのペンダントライトの光に包まれてすごく素敵。私の植物好きを知ってのプレゼント。そのコーナーは一足早く避暑地のような雰囲気になった。子供のころ実家の庭にあって赤い実をとって食べた懐かしい思い出の果樹だそうで「家」「部屋」「庭」…って子供のころの記憶やそのころからずっと好きなものって案外変わってないねと。
そういえば中学生くらいのころ社宅の狭い和室もすでに私色だった気がする。母の嫁入り道具の古い茶箪笥も洋服ダンスも簡易ベットも緑のペンキで自ら塗った。洋服ダンスなんかコロニアルスタイル風なんて言いながら緑の格子状に塗った。ベットは下にブロックとカラーボックスで底上げしてドレスのようなベットカバーを手縫いしていたな〜部屋の中には大きなヤシの木(すぐに枯らしたけど…)と柱サボテン。昔からかなり奇抜なことをやってたわ。部屋にやってきた「ゆすらうめ」の緑で私も懐かしいことを思い出した。
さて、今年も「国際平和美術展」に作品を1点出展いたしました。国内展は6月8日〜12日に広島のJMSアステールプラザ市民ギャラリーです。詳しくはWhat's newをご覧ください。お近くの方はぜひお出かけください。

 

 
 
 

五月晴れの青い空の下、スナップエンドウの収穫をして、それらを使ってなんちゃっておもてなし料理を作った。母や妹を含めて昔の社宅時代の知人たちをこともあろうに?我がカエル王国にお招きしてのランチ会。緊張するやら楽しいやら! なんせ私の小学生時代、その方たちは社宅でまだ新婚さんだったり赤ちゃん連れで、母を社宅の先輩として慕ってくれていた方々。思い出話は尽きない。私の個展で再会したり冠婚葬祭で会ったりはしているけど、母も高齢になりちょっと銀座で〜なんて気軽に出かけられなくなって久しい。ちょうど中間地点が私の部屋というわけでリノベーション後のお披露目もかねて急遽集うことに。
ベテラン主婦さんたちに私の手料理なんて太刀打ちできるわけもなくお恥ずかしいので、見た目や食器でごまかす…といういつものパターン! それにしても一人暮らしでなんて充実した食器たち! 大皿多すぎ〜!(その成り行きは先週の絵手紙コラムをご覧ください)それらの力を借りてなんとなく豪華そうなランチ同窓会になった。
母の畑のスナップエンドウも鮮やかな五月らしい色どりを添えて…。

 

 
 
 

ゴールデンウィークたけなわ、ちょこちょこと予定があって時間のゆとりもそこそこあって良い休日だ。
先日好きな栃木の益子陶器市に行って来た。もう置く場所も仕舞う場所も無いし、必要なものは十分あるのに、作家さんの手のぬくもりや楽しんで作っている熱量が伝わってくるモノに出会うとついつい買ってしまう。とても好みなのにちょっと気泡が入っていたり焼き色が浅かったりでB級品として処分価格になっていたりすると思わず救済してしまう。
そんな小皿を2枚とカエルの蓋のミニ急須。それと今回はかなりの大物! 足つきの大皿をゲットしてしまった。深い緑の直径30センチはあろうかというちょっと鈍いからし色の花柄が削られている。一目ぼれしてしまった! 好きな作家さんで浪狼窯の今井祥愛さんの作。数点小さなものは持っているのだけれど大皿は初めてだ。何を盛ろう〜きっとこの部屋によく似合う。
母がそんなに気に入ったのなら、これを引っ越し祝いにプレゼントしてくれるという。割らないようにしなくっちゃ! 美味しいもの作らなくっちゃ! 蛙たちのプールにならないように…。

 

 
 
 

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