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いよいよパリオリンピックが始まりますね。これを書いているのは開会式4時間前。東京オリンピックの閉会式の後、次の開催地へのバトンタッチとして予告編のようなカッコいい画像を見た日から3年…あまりに早いですよね。その日がやって来ちゃいましたよね。セーヌ川での開会式や有名な観光地を網羅した会場、なんやかんや言って楽しみです。何度も訪れたパリだけど、だからこそそんな素敵な地で繰り広げられる競技の数々が楽しみです。
いろいろ意外に思うことはあって、ビジュアルのアイコンになる色合いが妙に中間色で、通常「強い」「早い」「力」「技」「スポーツ」のイメージに沿う色はビビットな原色で力強い色で構成される。…なのにまるで「アナ雪」のような甘いピンクや鈍いグレーパープル、緑青のような曖昧なブルー…時代なのかな?
ジェンダーレスなカラーリングに驚いたけど、ちょっとレトロでメローな感じはそれはパリの街並みに似合うんだろうな〜いろいろ型破りなパリオリンピック、選手たちの活躍以外にも楽しみたい。
What's Newにもアップしましたが、フランスの画家・クロード・モネの名画「ラ・ジャポネーズ」日本趣味が流行したジャポニズムの影響を受けて描かれた作品で、見返り美人風の着物姿の夫人のバックにたくさんの団扇が…その一枚、青い空に1羽の鶴。復刻版として江戸扇子の老舗・伊場仙の依頼で描きました。その団扇がパリオリンピックの日本文化を紹介するコーナーに展示されるということで、選手たちより先にパリに飛び立ちました。その紹介と「色彩から読み解く源氏物語」の著者、江崎泰子さんとの対談を我が部屋で。その様子をWebマガジンでご覧いただけます。長いインタビューなのでお時間のある時に。What's
Newからリンクしています。
それからそれから、ケロケロワールドも久々にアップしました。Coffee Break19は引っ越し前の蛙たちのお洗濯から、それ以降は新しくアップしたものです。お待たせしました!
連日暑いですよね〜たぶん寝不足な日々も続きそう。冷房の効いた部屋や車内でまったりとお楽しみいただければ幸いです。
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何年かに一度は丁度コラムを更新する土曜日に誕生日を迎える。7月20日マイバースデー。今年も無事元気に誕生日を迎えることができた。
梅雨も明けていきなりの猛暑! これぞ7月20日! 母が言ってた「暑くて大変だったのよ〜お腹大きくて…近所ではもっぱら双子に違いないって噂されていたんだから。」無事?帝王切開で4000グラム超えの大きな熊みたいな私が誕生した。双子じゃなかった!
ずっと標準より大きく育って、いまだに夏痩せすることなく育ち続けている。ま〜一つ年をとっても、身も心も元気だったらそれでOKと思っている。
さてさて、先日ご紹介した挿絵などを描いた江崎泰子さん著『色彩から読み解く源氏物語』、周りでも「買いましたよ〜」「昭和の人なので通販ではなく本屋さんで取り寄せて手に取って購入しました」「源氏物語関係の本たくさんあるけど色彩にこだわった本ってユニークだね」「ちょっと高尚な内容なので、心を落ち着かせてゆっくり読みます」「絵、素敵ですね〜布の染色のイメージも想像できて綺麗です」などなど。反応がいっぱいで私も嬉しいです。引き続きよろしくお願いします。
もう一つ再放送のお知らせ
.7月29日 Eテレ14:30〜14:42 趣味の園芸「花遊美」
但し高校野球の影響で中止になることもあるそうです。
そうこうしているうちに7月も終盤、PARISオリンピックも始まるし、元気で良い夏でありますように。今年も猛暑お見舞い申し上げます。
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先日、友人たちと麻布台ヒルズのチームラボを体験してきた。昨年秋にオープンした麻布台ヒルズを訪れるのは初めて! 個性的な建物に圧倒されるが、緑の多さにもホッとする…けど、やはり全体的にセレブリティーな雰囲気に気後れする。
没入型の映像アクティビティ「チームラボ」は有名だ。土日や学生の休みのころにはなかなか予約が取れない。夏休み前に行こうと私が提案した。2015年のミラノ万博の日本館でこの映像美は圧巻だった(絵手紙コラム2015年7月・イタリアお土産話で少し触れています)たしかこの時、日本館はベスト・プレゼンテーション賞、金賞を受賞している。「食」の万博だったので水田で稲が育って刈り取られて…食することができるまでの、その流れを情緒があってそれでいてすごく革新的な映像美で表現していて感動した。
あれから9年…(キャ〜もうそんなになるのね!)益々それらは進化してプロジェクションマッピングを、もっと多面的にして流動的にして。飛び交う蛍がふっと手のひらにつかめるような感覚になったりして…。ただ見るだけじゃなく、自分もその中に入り込むような…没入感が一層ウリになっていた。鏡やLEDをふんだんに使って錯覚や浮遊感が現実じゃない「変」な気分にさせる。もちろん写真や動画撮影もOKなので、「映える」非現実的なボーダレスな画像も残せる。子供や年配者はどう感じるのだろうか?
何がすごいのかわからない…何が面白いのかわからない…のかもしれない。これからますますこのような現実じゃないような現実が普通の暮らしにあふれてくるのかもしれない。
チームラボの会場を出て、一休みしたいな〜と覗いたフルーツパーラーのメニュー…。メロンパフェやマンゴーパフェの値段が5000円近い現実に目が覚めた!!!
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梅雨明けしたのかと思うほどの猛暑が続いている。雨が降ったと思ったらあちこちで記録的な雨量とか…また厳しい夏になりそうだ。そんな
間を仕事をする暇もないほど(おいおい!)Liveに行ったり美術展に行ったり…少しでも屋根があって涼しいところを、我ながら上手に渡り歩くここ2週間ほどであった。
うちからはちょっと不便な世田谷美術館で開催されていた「民藝展」(〜6月30日で終了)もとても良かった。生活に近く、それでいて時代を超えたカッコよさがあって益子焼好きの好みともリンクする濱田庄司や河井寛次郎の作品も心に響く。バーナードリーチの作品やメキシコやペルーの素朴な人形…なんだかほっこりする。
「民衆的工藝=民藝」なるほど〜暮らしの中で目に美しく心を豊かにする普段使いの工芸品。美術館で見るより本当は駒場東大前にある「日本民藝館」で見るほうが好きだけど(何度か訪れたことがある大好きな民藝館です)現代に受け継がれている職人たちの手元をとらえた映像など美術館ならではの広い空間をうまく使って展示していた。広い砧公園の緑の中にある美術館での時間をしばし楽しみました。
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