■2014年5月の「絵てがみコラム」
 

キバナコスモスによく似た花で、雑草と呼ぶには華やかな「オオキンケイギク」、子供たちが除草作業に励むニュースを見た。8年ほど前に外来生物法で栽培を禁止され、在来植物の生育を守るために除草作業が進められていると言う。ええ? どこから来たの? 北アメリカ原産の花らしいが、そもそも工事中の空き地に次の建築が始まる間の、とりあえず町の緑化に…って人の手によって植えられたものらしい。逞し過ぎて急激に増殖し、昔ながらの素朴で繊細な固有種が減っちゃってヤバくなったから今度は駆除しよう〜ってなんだかな〜。
先日行った鮮魚居酒屋で「今日のお薦めホンビノス貝、焼きでいかがですか?」って、ああ〜これも、そうそう! ハマグリによく似た外来種!「白はまぐり」って言っちゃうと詐称疑惑。エビでもあったね、こんな話。正しく名乗って「美味しいですよ、今日のお薦め」と言えば初物美味探求になっちゃう。難しいね〜。
さてさて、開催中の「サラダな毎日」展も31日・1日の残すところあと2日。暑い中、忙しい中、遠路はるばる多くの方に訪れていただいている。どうもありがとうございます!とってもありがたいです。イタリアンジェラートの絵をデジタルプリントして〜パリのメトロマップをコラージュして〜…100年以上の歴史のある「蔵」の中で、ある意味、外来種的な作品群だけど温かく迎え入れていただいているような気がする。
残りの時間も楽しい時間でありますように。

 

 
 
 

昨年も思ったけれど、蔵の小さな窓から吹き通る風は実に気持ち良い。遠い昔から十分に考えられた角度で風を迎え入れ、西日などが差し込むこともなく静かに建っているのだろう。
21日から始まった、ここ流山の「蔵カフェギャラリー・灯環」での作品展(詳しくはWhat's Newをご覧ください)お陰さまで、多くの方に見ていただいております。この空間のファンはもちろんのこと、階下カフェの為に企画した期間限定のスィーツ「サラダな毎日・Special」も本日分は完売だった様子。「何だか、見るのも食べるのもトマトの赤って、さわやかで元気が出る感じね」嬉しい声が聞こえて来ます。
今日は「散策しながらスケッチをする会」のお仲間らしき人たちが三々五々、蔵を見ながら絵を描いている。わたしもその様子を見学したり、逆にその方たちがギャラリーに上がってこられてなるほどなるほど〜とお互いに勉強会のひと時になったりと退屈することは無い。友達のお母様は素敵なお着物姿でご来廊。お似合いのBagを見つけられて、とても嬉しそうに帰られた。笑顔の連鎖が起きるような幸せな時間です。
週末は初夏の陽気とのこと、良い出会いがたくさんありますように…いらして下さった方が、心地よい蔵の風を感じられますように…。

昨日ケーブルテレビの取材がありました。26日(月曜日)18: 00〜コアラ葛飾チャンネル(デイリーニュース・松戸・流山・野田)放送予定です。

 

 
 
 

いよいよ21日水曜日から流山「蔵カフェギャラリー灯環」でのコラボ作品展が始まります。この週末は作品のキャプションを作ったり、タグや値札を取り付けたり、会場設営間際の準備に追われています。
通常の「絵」を見ていただく個展と違って、私の中のデザイナーとしての部分がムクムクと起きだして、ああしようこうしよう〜とMADAMADAMのメンバーの力を大いに借りてモノ作りを楽しむのです。私はこれを「大人の文化祭」とか、「勝手にミュージアムグッズ」とか呼んでいるけど、あれこれ骨を折る割には大量に作るわけではないので、多くの利益を生むはずもなく、忙しいだけかも…と思うことも。やらない方がまし…? いいや、そんなことはないだろう…といつも思ってしまう。
デザイン事務所に勤めていた頃から商品デザインのコンセプトを決めたり、今年の流行色は?今回のテーマは?…と自分の好みだけではない「新しい何か」を探して悩んで…。今ではそんな苦悩から解放されているはずだけどコンセプト作りの癖は直らない。そんなわけで今回は「サラダな毎日」サラダ? 野菜? 食べ物? 美味しいもの? スイーツ? デザートメニューにも「サラダな毎日」っぽいの作って!「色合いはこんな感じがいいな。」テーマがあると我ままが広がる。大変なことは楽しい事と紙一重。だから、やらない方がまし…じゃないと思うのだ。
「サラダな毎日」は5月21日(水)〜6月1日(日)月曜・火曜はお休みです。詳しくはWhat's Newをご覧ください。バスの本数などは少ないですので、ご来廊をお考えの方は時刻表でチェックしてくださいね。
「蔵のカフェ+ギャラリー灯環」でお待ちしています。

What's Newにリンクしました南流山よりのバス時刻表が間違っていました。
17日14:00に修正致しましたので再度御確認下さい。

 

 
 
 

先日、新宿伊勢丹で開催された「村西恵津の手描き花扇子」のイベントにお越しいただいた皆様、どうもありがとうございました。増税後のあおりを受けてか晴天に恵まれ過ぎたのか、売り場全体のお客様が少なかったのですが素敵な笑顔に会えた楽しい3日間でした。感謝です!
さて、引き続き千葉・流山の「蔵・カフェギャラリー灯環」でのイベントが近づいて来ました。今年のテーマは「サラダな毎日」食べたくなる絵、美味しそうなBagや雑貨たち。昨年に続き、手芸作家でクリエーターチームMADAMADAMのメンバーでもある大西淳子さんとのコラボ作品展です。私が描いた絵を布や紙にプリント、そこにビーズワークなどを加え、手芸作品に! 超オリジナルのBagやTシャツそして定番の扇子など。見て楽し! 使って楽し! そして今年はカフェオーナーシェフのベジタブルスイーツもコラボレーションに参戦! 食べて楽し! も加わります。お近くの方はもちろん、遠方の方は、半日ハイキング気分で流山散策はいかがですか? アクセス交通機関の時刻表はWhat's Newに詳しくリンクしました。住宅街に突然姿を現す、寝具ササヤの蔵を改装したギャラリーで、今年国の登録有形文化財に指定されたそうです。1階はカフェ2階がギャラリーです。(2階でも飲食可能)もちろん、飲食せずにギャラリー、蔵の見物も自由ですのでお気軽に。
あたりは「流山本町・江戸回廊」と呼ばれ、古い建物が点在しています。古民家を改装した、万華鏡ギャラリー、和紙とあかりの店、洒落たイタリアン「丁子屋」、近藤勇陣屋跡、常与寺、江戸川土手を少し歩けば一茶双樹記念館、新撰組が分宿した光明院、大しめ縄が印象的な赤城神社など、散策資料も灯環で入手可能です。ぶら〜り初夏のひととき、ちょっとヘルシーな?「サラダな毎日」気分を楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

 
 
 

端午の節句に柏餅を食べるようになったのは江戸時代だとか。関西の方では柏餅と言うより粽の方がポピュラーだけど、柏餅の方が値段も手ごろで、食べ甲斐もあって一般化している気がする。粽は中国伝来だけど柏餅は日本独特のお菓子で、葉っぱに包まれている風情は、春の桜餅に続いて青葉の季節になったな〜って感じがするよね?と言っても年中あるけどね。
白いのは粒あん、よもぎ餅はこし餡、うっすらピンクのは味噌餡。この3種類が並んでて「お好きなのをどうぞ」と薦められたらあなたはどれを選びますか? 私は普段は「こし餡派」だけど、柏餅ではまず「味噌餡」をチョイス。粒あんや、こし餡は他のおまんじゅうでも普段いくらでも食べられるけど、味噌餡は他ではあまりないので柏餅で味わっておくのだ。
まだ残っていたら(粒あん派が多いので、たいがいこし餡が残っている)「あら?そう?じゃあ、こし餡もいただこうかしら?」と言うわけだ。だから、まず、味噌餡と言ったのだ! ああだからダメなのよね。このあたりが…(お腹をつまむ…)粒あんの柏餅が横一列見事に並んでいるかのような…一つにしましょう〜ひとつに!
さて、新宿伊勢丹での手描き扇子イベント3日・4日・5日、3日間頑張りましょう〜! 良い出会いがありますように。

 

 
 
 

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