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コロナが終息したわけではないのでコロナ時代を振り返るには早すぎるのかもしれないが、先日この2年半余り吹き荒れたコロナの嵐の中で何をしていたか…得たもの無くしたモノという話題になった。絶望的に仕事を無くした人やコロナに感染して大変な思いをした人…そんな悲劇を考えたら、今の所恵まれた状態で大きく変わったこともないのかもしれない。
緊急事態宣言下で休講になってしばし生活が停滞したことはあったが、得意ではないデジタル化が少し進んだ結果になった。墨彩画のZoomレッスンが始まったり、旅の記録をまとめようとインスタグラムを始めたり、たまたま入ったテレビの仕事はとても生々しくコロナのあおりを受けた。「趣味どきっ!」の筆ペンイラスト。撮影スタッフは筆ペンを1本ずつその都度消毒して、本番ぎりぎりまでフェイスシールドをして…折角メイクさんが付いてくれたのにファンデーションはご自身で〜とか言われたり。何より出演者の本上まなみさんが途中からリモート出演になっちゃったり色々あったな〜。ゆっくりそのうち振り返ろう。
しかしそんな中、ちょっと呑気に私の生活の中にずっしり入り込んだものがある。それはトルコの時代劇ドラマ「オスマン帝国外伝」愛と欲望のハレム〜そうだ!トルコ版の「大奥」10年前からヨーロッパを中心に人気を博し世界で8億人が見た!と言われる底なしの愛憎劇だ。衣装や調度品の素晴らしさに目を奪われているうちに異国の濃いキャラクターたちにのめり込んでしまった。超大作過ぎてシーズン1、2、3、4と番外の「オスマン帝国外伝・影の女帝キョセムシーズン1、2」を全部見たら、なんと!480話!65分番組×480話…先日私はついに制覇した!
この達成感たるや…、月曜から土曜まで毎日、時には朝昼晩…私にとっては、おうち時間がたっぷりあったこのコロナ時代=オスマン帝国時代であった。記念にその濃いキャラクター達を描き留めておきたくなっ
た。
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春から手掛けていたお仕事が一つ船出した。「モダン絵てがみ」の本を出版してくださった日本ヴォーグ社の「おいしい水彩画」オンラインレッスンが6月16日から販売申込が開始されたのだ。水彩画の基礎編として、趣味で水彩画を始めてみたいな〜と言う方を対象に動画と写真を見ながら学んでいこう!というものです。
絵の具や筆を用意したら何から描いてみたいかな〜初心者さんは何から描けるものなんだろうか…と打ち合わせを繰り返し、お菓子や野菜を買い集めて楽しんで続けられる内容やボリュームをコーディネートした。透明水彩絵の具に慣れたら1回目は「キャンディーとゼリービーンズ」。2回は「ハーブとエディプルフラワー」、3回は「クロワッサンと焼き菓子」、4回「フルーツとベジタブル」、5回「スィートフラワー」、そしてラストは「紅茶とフルーツケーキ」に挑戦!
最終的にはラストの作品を写真に撮って送ると、私が一応アドバイス評をして、ヴォーグ社より修了証がPdfで送られるわけです。動画で描きながら形のポイントや色のアドバイスをお伝えしますので、描きなれてくると同じようなテーマでご自身でモチーフを実際並べて課題以外にも、描き出す方がいらっしゃるのでは…?と思ったり。直接レッスンの各カルチャースクールとはまた違ったお家時間の楽しい過ごし方に加えていただければ嬉しいです。
ただし、この動画は手元だけの出演ですので、私の笑顔を楽しみにお申し込みの方は悪しからずご了承ください(笑)お申し込み等詳細はWhat's
Newで紹介しています。
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久しぶりに白金台にある東京都庭園美術館に行って来た。ここは1933年に竣工した旧朝香宮邸でアールデコの殿堂として知られる。なかなか本館の建物内部をじっくり公開される機会は少なく、6月12日までの公開の「アールデコの貴重書」展に駆け込みで堪能してきた。
アールデコは今でもやっぱり素敵でユニークである。1920年〜30年代、あらゆるものが電動化され、大胆に量産され始めたころの躍動感に溢れている。それでいてルネ・ラリックのような優美な作品も生活様式に取り入れられて、高貴な方のお屋敷にはやはりぴったりなのである。一部屋ずつは決して広くはないのだけれど、随所にこだわりが感じられてため息ものである。
庭に出てみる…すっきりとしたバニラホワイトの外見はたっぷり窓がしつらえられていて美しい。そういえば先週訪れた横浜山の手の洋館の庭と同じように、大きなヤシの木や白いユッカの花が咲いている。洋館の庭のセオリーなのだろうか。ヤシの木はいかにも洋風だし、昔大流行したお金持ちの家の玄関に植えられていたソテツやリュウゼツラン、そしてユッカ。それらはたしかにアールデコっぽい植物だわ…などと思いながら日本庭園も散策。手入れされた池には、青紅葉が映り大きな錦鯉が美しい、梅雨の晴れ間。
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気が付けば6月…毎日の天気も変わりやすく梅雨入りなのかまだなのか…。蒸し暑いのか風が冷たいのか…日傘が必要なのか雨傘なのか…何着てよいのか、服なんか何でも良いのか…。そんなことを考えているうちに勝手に6月になっちゃった!って感じです。
先日、かねてから約束していた友人たちとの大人の遠足、初夏バージョン「横浜」に出かけた。折しも薔薇フェスティバルの終わりの頃、もう名残りの薔薇が少し残っているだけだった。でも一雨ごとに季節は少しずつ進んで、花は薔薇から紫陽花に…クレマチスに…シフトして、雨に打たれて葉っぱも輝いている。色とりどりのヒューケラも小さな可愛い花をつけていた。
お花見には良い季節ですね〜。平日の昼間、同じ年格好の女性のグループが目立つ。そしてみんなスマホで花の名前を調べて、これでもか!というほど花の写真を写す。私の場合は絵を描くための資料として、お教室の教材としても植物の写真は欲しいのでいつも呆れるほど写すのだが、みんなはどうして?
SNSにアップする為だろうか? 花見に関しては、若い子よりはるかにおばちゃんたちが熱心である。綺麗なものを見ると心が豊かになり、季節の「旬」を目の当たりにすると生命力を吸収して若干?若返るような気分になるのだろうか…。マスクをして、帽子をかぶって、日傘をさして…そんな誰だかわからない見た目の仲間内の記念写真より、花の写真を撮ることに集中している。分かりやすい「美しいものを見た」証拠写真を集めたくなるのだろうか。
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