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1月が、あっという間に駆け足で過ぎていった。この寒さのせいか、訃報が続いたり、体調の悪い家族を思いやって自らも体調を崩してしまったという話を聞いたり…なんだか年明け早々、冴えないニュースばかり。
折しもまもなく節分。暦の上では春を示す立春の前日に一年の災いを払う厄落としとして「鬼は外、福は内!」と豆まきをする節分の行事を、今年はしっかりやろうかしら?マンションのベランダ越しに豆が降ってきたら、たまたま下を歩いている人がいたらびっくりするだろうけど、そこはちょっと気をつけて。鬼の面はないけど…そ〜か。鬼は描けばいいんだ!というわけで描いてみました。この絵に向かって豆を投げてやる〜〜!
ついでに、今日の絵画教室のお題は「鬼」にしようかな?力強い筆さばきは、ちょっとしたストレス解消につながりそう!表情のあるものは個性も発揮できそうだし、みんながどんな鬼を描くか楽しみ。一石二鳥だわ。
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久しぶりに1泊2日で大阪に行って来た。我儘な私のスケジュールに合わせて友達と会ったり、親戚のおねぇちゃん達と会って美味しいステーキランチをごちそうになったり、相変わらずの食い倒れツアー。
特に今回遭遇した大阪・福島の「おでん」は素晴らしくおいしかった。脇道に入った小さな店の前には平日の夜9時を過ぎているというのに、外で待つ人、人、人。きれいな月を見上げながら、寒空にストーブを囲い待つこと30分。
冷え切った体に、アツアツおでんは美味しいに決まっているが、なかなかユニークなメニュー。友達お薦めの、おでんダネを次々注文。「ねぎ袋」は沢山のネギとショウガを詰め込んだ巾着状の御揚げさん。「しいたけ」にレモンを絞って食べるのも美味。大きなギンナンや刻んだシイタケがどっさり入った具だくさんながんもどきは、京都や大阪では「ひろうす」と呼ぶ。おでん出汁にさっと通しただけの春菊に、とろろをかけて一切れの柚子を添えて出される「春菊」のおでんも練りモノが多いメニューの中で異彩を放つ。
そもそも「くじら」系がメインのようだ。みず菜の束を一枚のクジラ肉で巻いた「はりはり」も魅力的だったが、そこに至る前にお腹がいっぱいになってしまった。
大阪のおでんには「ちくわぶ」は無い。大阪では、おでんとは言わずに「関東炊き」と呼ぶけど、ここの店は「おでん」。ちょっと甘めの出汁が、やっぱり関西だね。きつねうどんの御揚げさんもとっぷりと甘い。帰りの新幹線にも甘い伊達巻の大阪鮨を買いこんで夕飯に。
そうだ。今回、常々会いたいと思っていた友人と地下鉄の中でばったり!たまたま乗り合わせた電車の座席の斜め前に、その友人の姿を見た時、互いに大爆笑!「うっそ〜〜!偶然〜〜!なんでーー?」また、縁があったら約束しなくても、気持ち悪いくらいの出会いが出来そうで、“会える”楽しさを痛感できた大阪だった。
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扇子の仕事や「和テイスト」にこだわった仕事を結構しているつもりだが、着物を着ることは全くない。自分で着れない不自由さが敷居の高さにつながってしまうのだけど、正座が苦手で足のサイズが大きいから、草履も窮屈で足袋をはくのも一苦労。こんなに面倒なものは無いと思ってしまうのだ。
成人式の時にも着なかった。両親は買ってくれると言ったけど、まだ学生でバイトに精を出していた私に、着物のための肌着や紐類などはそのバイト代から出しなさいと言われた。大人になるというのはそういうことかもしれないけど、めったに着ないものの為に、その中で見えないものに、必死で働いたお金を使うなんて…と他の使い道を優先して着物を断念した。知らないうちに母はいろいろ私のために着物を揃えていてくれたみたいだけど、文字通り箪笥の肥し、申しわけないほど袖を通していないのだ。
そんな私でも興味はあるんだけどな。友人の素敵なマダムに誘われて銀座松屋で開催されていた「日本のおしゃれ展・池田重子コレクション」を見て来た。著名な8千点を越えるという和装品のコレクターで、独自のセンスと膨大なコレクションの中から絶妙なコーディネートを発表されていて、15・6年前にも見た記憶があるのだが、季節感や遊び心に溢れていて、こういう楽しい着物なら少々窮屈でも着てみたいな〜と思ってしまう。そろそろ着物…と言いたいお年頃だけど、やっぱり足袋と草履がネックだな〜。
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あけましておめでとうございます。2011年が始まりましたね。
どんなお正月でしたか?私は久々、実家の母のところでのんびりと、友人で料理研究家の高根恵子さんに作っていただいたデリバリーお節料理を美味しくいただきながら過ごしました。そして主人のお墓参りに行って、コンサートに行って…仕事もゆっくり始まりました。
今年もどうぞよろしくお願いします。
さて、お正月を彩る植物として千両・万両が有名ですが、あんまり描いたことがないかもと思って特徴を把握するため図鑑をチェック。え〜〜?百両・十両・一両っていうのもあるのね!知りませんでした!すべて秋から冬にかけて赤い小さな実をつける(黄色や白い実をつけるものもあります)、常緑小低木。赤い実が富や慶祝を象徴する縁起物として、古来から重宝がられていたようです。
実の付く量がそのまま名前になっているかのように、万両が一番葉の下にたわわに実をつけるのね…と思いながら描いていたら丁度ニュース映像で道路の脇のコンクリートの隙間からすくすく育って実をつけている「ど根性万両」の映像を伝えていた。景気は上向きというけど私のところにその実感は無い。
貯まるのは脂肪だけ…にならぬよう「富」を祈念して今年の一枚目の絵てがみコラムは「万両・千両・百両・十両・一両」を描いてみました。
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