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クリスマスが終わるとあっという間に年末、カウントダウンが始まる。
デザイナー仲間MADAMADAMの忘年会を兼ねた年の瀬ランチも今日銀座でイタリアンを食べて、その後なかなか敷居が高くて入りづらいエルメスの最上階にある吹き抜けのギャラリーで韓国人アーティスト「スゥ・セオク展」を見てお開きになった。帰ってから極簡単にプチ大掃除?をして玄関に手作りのお飾りを掛けて、あとは年賀状の残りを書き上げなくては…。
今年はどんな年だったかな〜?とりあえず元気に年の瀬を迎えられた事には感謝。そして私にとっての重大ニュースはやっぱり4年ぶりに開催した7月の個展。この時を色にたとえるなら、好きな色でもあるし、梅雨の雨に濡れる植物の色「緑」。そして自分のささやかだけど精一杯のパワーや多くの人たちの協力に対する感謝の気持ちは「赤に近いピンク」、その2色。悲しいいくつかの別れも有った、病気の友人も気にかかる。そんな気持ちは「紫」…。
あなたの今年は何色でしたか?
今年も一年ありがとうございました。絵てがみコラムも丸3年を迎えようとしています。来るべき年が皆さんにとっても素敵な色で彩られた幸せな年になりますようにお祈りいたします。
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忙中閑あり。師走の日だまりで深呼吸。紅葉の終わった静かな小石川植物園をぶら〜っと散歩。足元に降り積もった落ち葉の中からまだ色鮮やかなモミジや黄色い銀杏の葉を探したり、寒椿にひっそり咲き始めたつぼみを探したり。
…ドサッ、ドサッと静けさを破って不思議な音が響く。何だろうと見上げてみればそこは「かりん林」。握りこぶしくらいの黄色い「花梨」が熟れて落下、落ち葉のクッションの上に落ちた音だったのだ。ほとんど葉っぱの落ちた裸の高い木の先にまっ黄色な「花梨」の実が奇妙なほどどっさり。のど飴の材料になるっていうのは知ってるけどあまり馴染みのない果実。落ちた「花梨」をしみじみ観察。
痛みかけたリンゴのような強い匂いを発し、表面はワックスを塗ったようにベタっとしててすべる。中はどんな風になってるのか割ってみたいな〜と思ったが、ちょっと固くて割れそうに無い。小枝でつついてみたけどすべる。すべる。この表面のすべり具合は鳥や人間のいたずらから身を?実を?守るすべなの?
ちまたはクリスマスイルミネーションが美しいけど、昼間の木々には配線コードがちょっと淋しい。思いがけない日だまりの「かりん林」はサプライズなクリスマスイルミネーションのようだった。
メリークリスマス〜皆さんも良いクリスマスを。
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12月の花屋の店先を飾るのはポインセチアとシクラメン、この2鉢が代表格だ。特にシクラメンは最近と〜っても小さいサイズのものや花びらがヒラヒラチリチリした変種のものなどバリエーション豊かになっている。
意外に知られていないのは名前の由来、和名ではなんと「豚の饅頭」。ずいぶん可愛そうな名前だな〜確かに球根はへちゃげた肉まんみたいだから?と思っていたら、そういうわけではなく原産地の地中海沿岸あたりでは野豚が球根を掘って食べちゃうから「豚のパン」と言い、日本に入ってきたときにパンより饅頭のほうが親しみやすい?となったらしいのだ。花が上のほうに反り返っている様子が「かがり火」みたいだから「かがり火花」の別名も。どれもピンと来ないから学名の「シクラメン」のままで良いじゃないかということになったらしい。
で学名の意味は?ちょっと調べてみた。「CYCLAMEN」・サイクル・旋回???花が咲き終わると花だけポトッと落ちて、立っていた茎が下がって丸く円を描くようにくるくる回りながら葉の茂みの中に降りて行き、なるべく土に種子を落とせるようにシクラメンの茎が努力するらしい。
え〜?何それ、見たこと無い!くるくる旋回するシクラメンの茎。今年は花より花の後の葉っぱの下にご注目。
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以前から気になっていたことが、え〜? そういうことだったの?! と気付く事がある。季節を問わずいつ行っても上野不忍池に鴨がいる。「渡り鳥だよね?取り残されちゃったのかね〜?
鳥だけに。」なんて冗談を言いながらも、横が動物園だし餌もいつも充分に有って居心地が良いんだろうな〜と思っていた。そうしたら先日テレビで不忍池からの中継でレポーターの方が「わ〜確かに太っていますね〜。お腹が地面につきそうです」と話しているではないですか!
画面には「メタボな鴨、飛び立てず」の文字。どうやら人の与える餌の食べすぎですっかり太ってしまった鴨は、飛び立つはずの季節になっても身体が重くって飛び立てないというのだ。そして季節が変っても取り残されたまま気温に対応できずに死んでしまうという。
確かに餌をやっている人は多く、大量のパン等を持ってきて沢山の鳥に囲まれている人を見たこともある。人を恐れる様子もなく何かもらえると思って寄ってくる姿は時にはとても可愛く思えるが、このニュースを聞いて、人間の身勝手がとてもかわいそうな事をしているのだと感じた。でも自然が減った都会、少しは手を貸してあげるべきでは?…の気持ちとのせめぎ合いもある。
以前絵てがみコラムにも描いたご近所のアイドル、沢山の通行人を和ませてくれていた野良猫の(しっぽが折れていたのでシッポ−レと勝手に名付けてた)姿を見なくなってもう一月が過ぎた。他の野良猫もぱったり見なくなった。誰かにもらった山積みの餌を美味しそうに食べてる姿や、日向ぼっこをしている姿に癒され、通りがかる度になでたり手を振ったりしていた。でも、迷惑していた人も沢山いたのかもしれない。泣き声、匂い、餌の掃除…人なつっこく通りでのんびり過ごす事に慣れてしまったあの子達には可愛そうな結果になってしまったのかもしれない。
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牡蠣は苦手だ。あまり食べ物に好き嫌いはないほうだと思うけど、忘年会やクリスマスパーティーなど食事会の多いこの時期、「何か苦手な食べ物は?」と聞かれると「牡蠣」と即答してしまう。ちょっとグロテスクなルックスと独特な青白っぽい?生臭さがダメなのだ。特に熱を加えた牡蠣フライや牡蠣鍋が駄目でそれがメインの食事会は辛い。美味しい季節だからと家族のお鍋に牡蠣が加えられると、がんもどきで防波堤を作って「こっちに来るな〜!」と防ぐのだがそんな人のお箸にはプク〜っと防波堤の下から牡蠣が引っかかってくるものだ。
でも仕事では何度も描いた事がある。不思議と魚介類の中では一番多い依頼かもしれない。あんまり嫌ったらかわいそうかな?
お鍋の美味しい季節、先日テレビで「レタスしゃぶしゃぶ」なるものを紹介していた。あっさりしていてヘルシーでちょっと試してみたい。去年はクレソンをたっぷり入れたお鍋、2年くらい前は豆乳鍋にはまった。お薦めのお鍋料理なにかあったら教えてください。
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