■2009年4月の「絵てがみコラム」
 

かねてからゆっくりお話したいな〜と思っていた方々と芽吹き始めたけやき並木を見下ろす表参道の静かな和食屋さんで久々落ち着いたランチを楽しんだ。そして少し時間があるからと一緒にのんびり散歩を楽しむことにした。
明治神宮の本殿の裏手、宝物殿との間にわ〜っと緑の空間が広がっていた。知らなかったな、こんな都会の真中に。まるで絵本の中の草原のような緑の丘、その中央にエンパイアステイトビルを思わせる代々木のドコモタワー。このかっこいいビルの中は携帯電話用のアンテナだらけだと聞く。そんな現代の象徴のようなビルを正面にすごい景色だ!思い切り深呼吸…す〜っと緑の風が吹き抜けた。

今年も新宿伊勢丹で手描き扇子の実演イベントがあります。
5月2日(土)〜6日(水)本館7階の呉服売り場です。
詳しくはWHAT'S NEWをご覧下さい。そのページのDMをプリントして持参して頂いたお客様に粗品を進呈いたします。

 

 
 
 

久しぶりにポテトサラダをたっぷり作った。一人暮らしになっちゃうと食事はますますの手抜きで、外食やお弁当を買ってきてしまったり打ち合わせの帰りにテパ地下で一品お惣菜を買ってきてそれをメインに適当に済ませてしまうことが増えてしまった。でも今夜は台所の隅で芽を出してしまいそうな(正しくはちょっぴり芽を出したものも見受けられたけど)ジャガイモ一袋を発見!冷蔵庫の中の残り物を確認、きゅうり一本、へなへなのセロリ半分、たまねぎ半分、黄色いパプリカ4分の一、ハムはないけどいつの物かわからない干し葡萄も少しある。ゆで卵もあるし、そうだポテトサラダを作ろう!
ジャガイモの芽のところを、用心のために多めに切り捨てて5個とも茹でる。温かいうちにサラダ油と砂糖を加えるのがミソだよね?
隠し味はクレイジーソルト…ってなんでもこれでごまかしてしまう。
少し粗熱が取れたら水に晒した野菜を加えてゆで卵も崩して加える。
干し葡萄は白ワインで少し戻すといいんだよね?昔、給食でサラダやコールスローにリンゴや干し葡萄が入っているのが大好きだったけど母が作るサラダにはそんなものは入っていなかった。大人になって自分で作れるようになったら必ずたくさん入れようとなぜか心に誓っていた。だからポテトサラダにはリンゴか干し葡萄はマストなのだ。
マヨネーズやフレンチドレッシング、お酢も多めに入れる。な〜んか市販のものとは違うんだけど崩しすぎない自家製ポテトサラダ、美味しくできた!ボール一杯のポテトサラダ、4〜5日食べつづけることになってしまうんだけど…今夜のメインディッシュだー!

 

 
 
 

お芝居を見てひとり帰る道。あ、満月!葉桜に姿を変えた並木の隙間から真ん丸い月。どうりで明るい夜だ。誰もいない部屋に帰るのはとても淋しいことだけど、忙しく仕事をして連日お天気がいいのでたくさんお洗濯をして母と行く京都旅行の計画を練ったりして、少しでもひとりで過ごす時間を楽しく過ごせるように心がけている。
頂きもののお菓子を食べ過ぎて、最近又太ってきてしまった!自炊する気力に欠けて外食がちで、賞味期限切れの食材をたくさん捨ててしまう。
駄目だな〜自分を甘やかし過ぎだ。しっかりしなくては!
とりあえず今夜は賞味期限が明日までのお饅頭を2個食べてしまおう!
勿体無いし…ダイエットは明日から考えよう。

 

 
 
 

ど根性桜…なんていうとコンクリートの地面から逞しく伸びた桜の幹や日当たりの悪いビルの谷間で、花見に飽きただれも見上げない枝に遅ればせながらひっそり咲いている桜を想像するでしょう。でも私の言うど根性桜はそうではなく、2月28日の絵てがみコラムに登場した伐採されて捨てられた桜の枝の事でもないのです。(ちなみにあの一枝の桜は花を5輪咲かせて本当に枯れてしまいました。)
実は昨年の今ごろ花散らしの雨と強い風が吹いた時ベランダの窓ガラスにピッタリくっついた花びら一枚、すっかり茶色いドライフラワー状態だけど夏のゲリラ豪雨にも台風にも木枯らしにも負けずに一年経った今もへばりついているのです。毎日眺めてはああ今日もある…と。勿論、窓ガラスの掃除をする時はそこだけ残して周りを拭いて、自然にはがれるまでそっとしておこうと。
正直言って今年の2月、記録的な早さでの春一番が吹いた日、強烈な風を巻き上げて窓ガラスをガタガタ揺らした夜、夫と一緒に飛んでいってしまったに違いない…と思ったんだけど。ど根性桜は今日も窓ガラスにピッタリとくっついている。毎朝見つめては笑ってしまう。なんか嬉しい。
毎年眺めていた目の前の満開の桜を今年からひとりで見るのかと淋しく思っていたらそんな気持ちを察してか、たくさんの友だちが会いに来てくれたり、お線香を上げに立ち寄ってくれたり、強引に「花見打ち合わせ」と名打って「家来て!」と召集したら快く集まってくれたり…花便りのように様子を伺うお便りやメールを下さったり。お陰さまでたくさんの思いやりに包まれてそんなに淋しくない桜の季節です。
「ど根性桜」も私の味方!ありがとう!

 

 
 
   <<<3月
5月>>> 
 
▲TOP
●HOME