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今年も残すところ数日、押し迫ってきました。楽しい出会いや嬉しい再会、苦しみや悲しみも沢山有りました。でも多くの人々に支えられたり励まされたり、時には黙って見守ってくれていることが一番の癒しになったり…そんな気持ちの温かさを感じる年でもありました。
家の前の桜並木も不景気を吹き飛ばそうと町内会・商店会・文京区の後援で約300メートルのピンクのイルミネーション。なんだか最初は、桜並木だから桜色?!と無理やりな感じに思ったけれど、寒い冬空一人歩いて帰る道、明るい色のイルミネーションはちょっと心を温めてくれるね。光にさえも感謝!って感じ。
今年も色々お世話になりました。皆さんも良いお年をお迎えください。
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仕事でお世話になっている先輩にこだわりの美味しい有機野菜の詰め合わせを頂いたり、料理家・辰巳芳子著の「あなたのために」という本格的ないのちを支えるスープの本を頂いたり、タイミングよく母の家庭菜園から信じられないほど大きなカリフラワーが届いたり野菜一杯の12月だ。
冬の野菜と言えば白菜!大根!ねぎ!など鍋のための野菜が定番だったが、最近私の中ではカリフラワーが一番人気。茹でてマヨネーズや煎りゴマであえたりカレーやシチューに入れたりカリフラワーがメインのスープやポタージュも美味しい。穏やかな顔であまり表情を変えずにいろんな味に染まる柔軟性のような野菜魂?が気に入っている。
体調の優れない時や、寒い夜は健康な畑で育った野菜のスープがほんとにいのちを支える…と言う実感を感じさせてくれますね。送って下さった方たちの温かい気持ちにも感謝して「いただきます!」
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不況、株価暴落、雇用契約大量解除…なんだか本当に暗いニュースばかりで今年も暮れようとしている。こんな時でも銀座は表面的にはとても華やいでいる。クリスマスのデコレーションを各ショップが競い花屋の店先には注文のフラワーアレンジメントが溢れている。
ここ数年イルミネーションの華やかさを注目されているが、銀座は飲食店以外は8時ごろには閉店する店も多く、イルミネーションでお客さんを呼んでも売上には直接つながらないのではないだろうか。そのせいか光に頼らない、つまり昼間のお客さんにPRできるウインドーディスプレーに力を注いでいると感じる。
大人っぽく高級感のある飾り付けが目に付く。サンタクロースやトナカイが出てくるスタンダードなクリスマスキャラクターではなく、パープルとシルバーでまとめたまるで北欧の銀世界をイメージしたデコレーションや全部ピンクにまとめたもの、本物の丸太を組んでツリーのように飾り付けたもの多種多様なオリジナルクリスマスイメージといった感じで、さすが銀座!勉強になるな〜と思ってキョロキョロしていたら、あちこちで若い女性2〜3人のグループがそんなウインドーや街の飾り付けをカメラに収めていた。人を入れずにどうやら旅行の記念撮影ではなさそう。2〜3枚写してはウインドーを覗き込んで、なにやら熱心に話している???日本語ではない?中国や韓国から市場調査に来ているのだ。ファッション業界の人かデコレーションの仕事をしているのだろう。
私もインテリアの仕事を多くしていた頃はパリやロンドン、ミラノに行ってはお店の人に怪訝な顔をされてもお店の壁紙の写真を写したりウインドーに映ったカーテンの柄を撮影したり、時には石組みが美しいと言っては道端に立ちつくして足元を撮影したり…熱心な彼女達の姿に買い物よりずっと楽しかったその頃の自分の姿を見たような気がする。
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何度も何度も涙が溢れた。こんなに沢山の思い出や愛情に包まれた大きな空間ってあるだろうか。
11月29日京セラドーム大阪、12月3日東京ドーム。沢田研二の還暦記念コンサート「人間60年・ジュリー祭り」その会場に身をおくことが出来た。タイガースのデビューから42年、歌い続けてきた本物の力!好きなお酒を断って初のドームコンサートのために備えてきた本当のスターの姿を見た。
なんと開演は3時!まだドームの屋根が白く光りまるで野外ステージのような宴の始まり。華やかな衣装で走りまくり!歌いまくり!途中わずか30分弱の休憩を挟んだだけで10時近くまで、およそ6時間半80曲を見事に歌いきった。
艶のある声はドームの音響の悪さなど全て飲み込んで、まるごとジュリーワールド。ヒット曲をメドレーにしたり、派手な舞台演出をしたり、ゲストを呼んだりすることなく真正面から一曲一曲を大切にたった一人で歌い尽くした。それはその歌の持つ力や思い出を信じて大事にしているからに違いない。ファンにとっても耳慣れたヒット曲という事以上に山ほどのその時代時代のジュリーとの思い出がある。そんな熱い思いが共鳴しあった幸せな空間だった。
「涙腺がゆるうて…もうぐちょぐちょ!」と何度も涙をぬぐって又歌って…可愛くって素敵なジュリー、あなたは凄い!
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