■2009年10月の「絵てがみコラム」
 

引っ越しを機にテレビやパソコンを思い切って買い換えた。一気にデジタル化と言いたいところだがまだ全然操作が分からず、ずいぶん画面が横長だな〜というレベルのままなのだ。テレビのフレーム茶色がいいなと選んだらもともと製造が少ないらしく在庫がなく2週間待ち。こだわったのはそのくらいで機能に関しては鈍感なうえにマニュアルを読むのが苦手ときている、DVDが自力で見れるのはいつの日やら。パソコンの立ち上げは義弟が尽力してくれたがそのあと何を質問していいかもわからない始末、ああ立派すぎる電化製品に全然付いていけない!
先日安い壁掛け用の時計も買った。見た目よりかなり安いと思って得した気分だったが電池を入れても動かない!安いからってこんな粗悪品を販売してーとかなり立腹して店にクレームを言った。「申し訳ありません〜」と恐縮する店員さんが電池を入れなおしたらカチカチと動き出した。…え?うそ!どうやら電池をプラスマイナス逆に入れていた…。あまりの初歩的なミスに情けないやら恥ずかしいやら。しかもなんか以前にも同じことをやったことがあるような…。
そのことを妹に言うと「ど〜考えてもそんな人にこのテレビやパソコンは勿体無いわ」
ごもっとも。返す言葉がありません。

 

 
 
 

秋晴れのさわやかな朝、カエルのマークの大きなトラックが迎えに来て連日クタクタになりながら詰め込んだ段ボールの山を次々に運びこみました。
段ボールにもカエルマーク!実はカエルマニアの間では周知の引っ越し屋さん。(念のため何度も言うようだけど私は‘生’のカエルは駄目だからね!)
どうせならおセンチにならずに引っ越しも楽しもうとマニア推奨の引っ越し屋さんを指名。そんな段ボールが積み上げられている様子をKKWのコーヒーブレイク-8にアップしました!一緒に笑って和んでください。
あきれるほどの荷物の量…本、紙、ビデオテープ、アルバム、額縁…そしてカエルコレクション。何にもなくなった部屋は広々として13年もいたとは思えないほど新鮮な空間に思えました。窓ガラスにあのど根性桜の花びらが一枚張り付いたまま…この間のスーパー台風にもめげずに…そこは掃除をせずに秘かな記念に残してきました。
いっぱいの思い出とともにトラックは小石川の桜並木を下り荒川を越え江戸川を越えて新しい生活が始まる地へ。

 

 
 
 

木曜日の朝、友人からのメールで目を覚ました。「家族旅行の途中、他のメンバーは都合で帰ることになってしまい自分ひとりで箱根に。恵津さん来ない〜?」そんな唐突な誘いにもあれこれ用事を片付けてなんとか今日の今日でも行けなくもない…そんな自分が怖い!と言うのも、この間からぶらっとひとり箱根の日帰り湯でも行きたいな〜と思っていたところだった。落ち込む事の多い毎日、ちょっと日常から逃げ出したかった。
午後ロマンスカーに飛び乗り、箱根湯本から桃源台へ向うバスに乗りガラスの森美術館の中でその友人と合流。「来ちゃった〜」この身近さも箱根の魅力だ。翌日はあいにくの雨になったが以前から行きたいと思っていたラリックの美術館をゆっくり見学したり富士屋ホテルでおいしいカレーを食べたりそしておまけの立ち寄り湯で雨の中の露天風呂も楽しむ事に。岩の間から流れる打たせ湯。雨だかお湯だか汗だかもうなんだかわからないけど温泉三昧、箱根三昧。雨にゆれるすすきが思いがけない秋の休日を彩っていた。


 
 
 

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