■2007年6月の「絵てがみコラム」
 

毎週そうそう刺激的なことは起こらず、絵になるような素晴らしい光景にめぐり合う事も無い。絵てがみコラム何描こうかな〜と週末になると思案。我が家の応援団に向って「何描こうかね〜?」と話し掛けても良い案は浮かばない。「そ〜だ!君たちにしよう!旬だし!」と、沢山のコレクションの中からほんの一部モデルに抜擢と相成った。
KKW(ケロケロワールド)なる蛙コレクションのページも作ってカエラーぶりをカミングアウトしてから久しいが益々増殖している。特にこの時期、蛙グッズは季節の旬として店先を飾る(どんな店だ?)ついつい目が合っては「うちに来る?」と声をかけてしまうのだ。
先日ギャラリーの方が作家さんに蛙好きが多いと言っていた。そ〜かな〜?だからこんなに幅広く蛙グッズなるものが世に出ているのかも。意外に表情を豊かに個性を発揮できるキャラクターなのかも?と分析してみる。
人気では犬、猫、が1位2位争いだろう。3位はうさぎかベアーか堂々5位くらいに蛙が入ってくるのでは…?いや?ペンギンに追随されているかも?…って、こんなことに思いを馳せている事自体が癒し効果なんだろうな〜。

 

 
 
 

忙中閑あり。窓の外の久しぶりの雨を見ながらほっと一息ついた…。今日はグループ展のギャラリー当番。企画をしてくださったプランナーのHさんとのんびり店番だ。
西荻窪の商店街のはずれ、最近人気の雑貨屋さんや古着屋さんなどが点在して、土日などは街歩きの若者などで賑わうらしいがさすがに雨の平日、人出も少なくわざわざ傘を閉じてギャラリーに入ってこようという人も少ない。 「暇だね〜こんな日は初めて…」手もちぶたさのHさんの横で私は久しぶりの何にもしない時間を楽しんでいた。
7月7日からの個展の準備ももちろんだが、予定の仕事が少しずつ遅れて私のところで重なってしまったという感じのタイトでハードな10日間だった。まだそれは終了したわけではないが、次の仕事への気分の切り替えにも良いかも?と忙しいさなかにギャラリー当番の日程を組んだのだが。
梅雨は何処へ行った?と思うほど照る日が続いていたが、今日は一日しとしと雨、いい感じのの・ん・び・り…だ。涼しげなガラスの器やかわいい手のひらサイズのハーブの箱庭作品を何度も覗き込みながら、あ!スケッチブック持って来れば良かった。ここで絵てがみコラム描けたのに…って。だから何にもしない時間なんだってば!

 

 
 
 

雨上がりの東京はいきなり夏日!「テーブルは涼しげなフラワーデコレーションでお願いします。」との注文で考えていたコーディネートは今日の天気にピッタリで、バンケットルームの大きな窓からの見事な庭園の新緑とあいまってさわやかに映えていた。
パーティーのフラワーデコレーションの仕事で(色々やってます!)ガラスの器を沢山使ってグリーンを沈めたりひまわりを浮かせたり鳥かごから花を溢れさせたり…グリーンや黄色のバリエーションが明るくさわやかなアレンジメントに仕上がった。
お花屋さんのNさんの大協力でクライアントにも気に入ってもらえたようだ。数時間のパーティーの為だけの一瞬の華やかさだが、色々バランスを考えて大好きな花やグリーンと集中的に接触する事はちょっとしたストレスの解消になるかもしれない。
しかもガラスの器は水が照明の光を受けてゆらゆら…癒し効果抜群!仕事をしながら、こっそり癒されてラッキー!目からの涼しさもエコロジーの一環。…今年の夏は猛烈に暑いらしい。ちょっとした工夫を生活に取り入れて行こう!

 

 
 
 

もう6月ですね。公園の紫陽花も色づいて梅雨入り目前。
7月の個展まで一ヶ月を切って準備に追われている。MAP制作のためにギャラリー近くを自ら散策してコインパーキングの場所を確認したり、DMを印刷に出したり、来週はそろそろ作品を額装に出す手配だ。でもその後もぎりぎりまで描いた絵を眺めて自分の中で、あーでもない、こーでもない、と悩む。これで…となるにはまだまだ時間がかかるのだ。
その前に西荻窪のギャラリーTriebでの3人展が待っている。個展とは違ってコラボレーションの楽しみもある。今回はガラス作家のtamayuさんと小さなハンドメイドグリーンのhanaさん。どちらの方ともまだお会いした事が無いのだが、搬入の日が初顔合わせというのもドキドキ。
プランナーの平野文代さんのコーディネートでセッションの楽しさを少し意識して初夏に向けた涼しさの演出や小さな植物をイメージした作品を出品したいと思っている。MADAMADAMのメンバーでもある手芸作家の大西淳子さん、デザイナーの山口忍さんの協力で私のイラストレーションの扇子とお揃いのBAGなど楽しいオリジナルグッズをと思っている。
詳しくはWhat`s newを見てくださいね。梅雨真っ只中の会期になりますが、紫陽花の花の色を楽しむように色々な作家の個性的な一品を見つけにお出かけくださいね。

 

 
 
 

ヨーロッパらしい憧れの野菜がある。缶詰や瓶詰めではない生のホワイトアスパラガスだ。私にとってはパリのイメージそのもの!上品にわらで束ねられていたりして、アンティークレースのカフェカーテンが揺れるアパルトマンのキッチンにピクルスやジャムのビンと並んで何気なく置かれている様子…そんなフランス映画のシーンに登場するような野菜がホワイトアスパラガスなのだ!いつか絶対食べてみたいと憧れて、ヨーロッパを旅行した際に現地での呼び名をガイドブックから探して注文して食べた。「すご〜い!おしゃれ〜!うふふ!これが憧れのホ・ワ・イ・ト・ア・ス・パ・ラ・ガ・ス〜!」なんて思ったものだ。
ヨーロッパでは日本の鮎の解禁日のように季節の風物詩としてニュースになるような食材だそうで、私のイメージもあながちオーバーではないだろう。日本では高級フランス料理店の入り口に「フランスより空輸、春の味届きました!」などと書かれているのを目にする事がある。
日本では栽培できないものと思っていたら、アスパラガスは江戸時代にオランダ人によって伝えられ、ホワイトアスパラガスも大正時代には北海道などで作られていたという。知らなかった。意外に歴史は古いのだ!改めて調べてみたら日本では、しゃきしゃきした太陽の光を一杯浴びたグリーンアスパラガスが主流。品種の違いは無く、ホワイトアスパラガスは若芽のうちに盛り土をして芽が地上に出る前に丁寧に丁寧に根元から切り取る。柔かく繊細な食感を楽しむ筍のように鮮度が命なのだ。デパートの野菜売り場などで一本100円くらいの値段がついている。
知人から北海道の採れたてのホワイトアスパラガスを沢山おすそ分けしてもらった。嬉しくて、茹でたり蒸したりプレゼントしたり絵を描いたり、まるでホワイトアスパラガスウィーク!おいしい!私の頭の中は、パリの春の味から一気に北海道の初夏の味に塗り替えられた。

 

 
 
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