■2009年9月の「絵てがみコラム」
 

シルバーウィークなんて言葉をこの夏まで知らなかったけど、確かに土曜日を入れて5連休だったんですね。穏やかな天気が続いて行楽地は5月のゴールデンウィークより人出も多かったとか。どこか行きましたか?
私は2箇所のお墓参りと知人のお父様の遺作展を見に練馬区立美術館に、お墓参りの帰りに母や妹夫婦と銀座で鹿児島黒豚のしゃぶしゃぶを食べた…ってこのくらいのプチイベントのみ、ちょっと地味ですね。シルバーウィークならぬ「いぶし銀週間」でした。
そんなに遠くないのに行った事ない「小江戸・川越」NHKの連続テレビ「つばさ」の舞台になっていた事もあってかなり人気の町、行ってみたいな〜と思いながら機会を逸している。妹夫婦はこのシルバーウィークに出かけたらしく、土産の名物芋ようかんを小箱にぎっしり! 川越の観光パンフレットをくれた…「いいも〜ん。ドラマも終わるし、ちょっと混まなくなった頃にひとりで行くも〜ん!」
ちょっといじけながらもくもくと、芋ようかんを頬張ったのであります。

 

 
 
 

テレビの天気予報のバックに綺麗な彼岸花の映像。「川口市」の文字に誘われてネットで検索。チョッとこのアタリでは有名な彼岸花の群生地のようだ。西川口の駅前からバスに乗って「興禅院・弁財天」というところに行って来ました。
雨上がりの雑木林の中、小さな本堂や観音像のまわりに赤いあでやかな彼岸花が。珍しい黄色や白の彼岸花も。(正しくは同じグループだがリコリス・ネリネなどといわれる中国産の園芸品種とのかけ合わせで広まっているという。赤い彼岸花同様球根に有毒成分を含んでいるらしい)弁財天の幡に導かれて小道を下ると鬱蒼とした木々の間に水の湧く小さな池がありその脇の日だまりに彼岸花の群生…その様子を見守るように13体の小さな石仏が点在してしていて、なんとも味わい深い。その場でスケッチブックを広げたかったがこのような場所は虫が多い!案の定前日の雨で薮蚊が増量しているようだ。数枚写真に納めて早々に退散した。
行きも帰りも同じバスに乗り合わせた老夫婦が「本当に真面目な花よね〜ちゃんと毎年お彼岸に咲くのよね」と話されていた。写した写真を友人に送ったら「明と暗を併せ持った不思議な色気のある花だね」と…ですね。

 

 
 
 

今週は実はちょっと心の晴れない一週間だった。会社員ではない私は自主的に区の健康診断に申し込み、年に一度今の自分を見つめなおすわけだけど、体重3キロ増、少々血圧高め、肝臓にも少々難あり、貧血などなど細かい問題点続出。あ〜あ若くない事痛感!
肝臓に良いからとシジミのお味噌汁をたくさん作って3日続けて飲んだらどうやら当たってしまったらしい…激しい腹痛。1日トイレ通い。漫画みたい…笑っちゃう。秋風が吹いて日没が早くなったな〜なんだかもの淋しい。
窓から見える景色を変えよう!次の季節を始める為にここではないどこかに引っ越そう。
そんなことを考えていたら仲良しの親戚のお姉さんのご主人の訃報…。淋しいのは自分だけじゃないけど淋しいね。心よりご冥福をお祈りします。合掌

 

 
 
 

今週は結構ちょこちょこ出掛けたぞ。会期終了直前に滑り込んだ、相模原市立博物館で開催されていた「スキスキ大スキ!カエル展」蛙マニア必見の展覧会。遠路はるばる残暑厳しい中、ふらふらになりながらもたどり着いた涼しげな水の音が出迎える相模原市立博物館。行った甲斐が有りました!充実の展示内容でした。この報告はまた改めて。
その足で横浜へ。エッセイのために何度か描いたホテルニューグランドの角をチョッと散策したり、山下公園では家族連れやアベックが休日の昼下りをのんびり楽しんでいてすごく平和な雰囲気。でも多くの観客が集うホールには新型インフルエンザ防止のための消毒液のボトルが入り口に置かれ、館内放送では「緊急地震速報が入った場合は係員の指示に従い…」などと注意喚起の放送が流れていた。平和と危険は隣り合わせなんだな〜としみじみ。それでも夜は楽しく友人達と中華街で円卓を囲み夏の終わりに乾杯!
そんな週末が過ぎたら途端に秋風、仕事の先輩とBunkamuraで「ベルギー幻想美術館」展を鑑賞した。シュルレアリズムな夢の中の光景のような…世紀末的な不思議な作品群だったが私が注目したのは所々効果的に張られたピンクの壁紙。以前、色の企画やデザインアドバイザーをしていた会社の壁紙だと思うのだが、何度も使いづらい色だからと廃番になりそうだったけど、バリエーションとしてもヨーロッパの伝統色としても継続すべきと抵抗したピンクだったように思う。「似合うじゃない〜」退廃的な19世紀後半のエッチングやモノトーンなパステル画を上品に引き立てている。チョッと嬉しい対面だった。
そして涼しい風に誘われて松涛散策。すぐ隣りの渋谷の雑踏が嘘のように静かな超高級住宅街。高い塀、低層の億ション、大使館が続く。そんな中重々しく警察官が二人、大きな家の入り口を警備している様子。あの奥に見えるのは麻生太郎氏の邸宅!? そ〜ですか〜。
夏と秋の間を感じる一週間でした。

 

 
 
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