■2018年12月の「絵てがみコラム」
 

全然ピンと来ないけど、今年も残すところ10日足らず。この絵手紙コラムも今年最後になります。今年はどんな年でしたか?
私は、春のイタリア旅行はとっても楽しかったけど、他は忙しい日々でしたね〜。年に2回のテーマの全然違う個展は大変だったけど充実していたし、みんなにとても楽しんでもらえて嬉しかったな。
楽しい時間もいっぱいあったけど、自分を取り巻く…いやいや!もちろん自分も含めて、悲しいけど「老い」を感じる1年だった…。母も義理の姉も頑張って「老い」と向き合って、戦って、何とか共存している。ま〜ね〜自分もだよね〜他人事じゃないけどね〜。今年を表す漢字一文字、私は「老」ガクッ!
そして今年はアメリカに住む叔母も亡くなった。クリスマスを前に、友人のお父様も逝去された…。浮かれたクリスマスではなく、心からご冥福を祈りながら亡くなった人を偲ぶクリスマスも良いのかも…。
今年も1年、この絵手紙コラムにお付き合いいただきありがとうございました。代り映えしない絵手紙コラムですが、近著「よくわかるモダン絵てがみ」(日本ヴォーグ社刊)はこの絵手紙コラムから生まれたと言っても過言ではありません。毎週楽しみにチェックしてます〜と言う声に支えられて続けております。来年も私ともどもよろしくお願いいたします。
Merry Christmas そして良いお年を〜!

 

 
 
 

ペーパーレスの時代と言われても、メモもスケジュールもスマホに記録すればいいじゃん!と言われても、やっぱり毎年分厚い手帳を買ってしまう。一時は革張りの立派なシステム手帳で、ちょっとしたお弁当箱くらいの大きさも重さもあったけど、さすがにそれは持ち運びに不便をきたし、もう少しスリムなものに変わった。ここ数年同じデザインの表紙の色が違うシリーズ物が気に入って使用している。12月になると「モダン絵手紙」の講座でも、手ごろな価格の無地のスケジュール手帖を受講生さんに配り、その表紙に描いた作品を張ってオリジナルの手帳を作ろう!…なんて授業をしたりしている。
今、両国のギャラリー・緑壱で開催中の「おくるモノ展」では、アーティストのポストカードなどを表紙にしてその場でノートを仕上げてくれる。紙の種類もチョイスして自分だけの手帖が仕上がる。当初16日までの会期でしたが、好評につき23日まで延長されることに(17、18日は休廊です)。詳しくはWhat's Newをご覧ください。
私も結局のところ無類の紙好きなんだと思う。家中にどれだけの紙があるのだろう。毎年の大掃除もちょろっと表面的に不要な紙を捨てるだけで、ずんずん増えている。古い手帖ももちろん捨てられない。大したこと書いてなくてもワンパターンなスケジュールでも、やっぱり手帖が好きなのだ。

 

 
 
 

1日に3つくらいの用事をしているような気がする。普通の主婦はみんなそうよ!と言われそうだけど、月曜、朝プチ筋トレに行って午後一のモダン絵手紙の講座に都内へ。帰りに絵画教室で使う画材を買いに浅草橋に立ち寄って帰る。
火曜、上野の東京国立博物館へ招待券をいただいていたマルセル・デュシャン展と快慶・定慶のみほとけ仏像展、そして一番興味があった「斉白石」の水墨画展何と一挙に3展覧会のはしご。その上浅草での友人のアクセサリーの個展に立ち寄って、折角だからライトアップされた浅草寺をぶらり〜。友人を呼びだして一緒に夕食。
水曜お歳暮の手配とクリスマスプレゼントをちょこっとショッピング、午後はイタリア語。夜、義姉が体調変化で緊急入院したと施設から電話。
木曜、仕事仲間とランチミーティングそのあと義姉の入院した病院へ。大事に至らずホッとして次の急に入った仕事で阿佐ヶ谷から恵比寿に移動。翌日オープンするベーカリーカフェのミニ看板のチョークアートを。久々の友人と9時過ぎから恵比寿で食事。帰宅は午前様。
金曜、出版社の忘年クリスマスパーティーへ、今回もビンゴゲーム商品ゲットならず! 夕方仕事関係者と展示会で青山へ…来年の春の発売を目指して、コラボレーション進行中。(そのうちに報告しますね)打ち合わせを終えて…金曜日の夜、イルミネーションが美しい青山、表参道…。すぐに地下鉄に乗るのがもったいないような気がして好きな路地をぶらり遠回り。慌ただしくも、メリハリありすぎな1週間だったな〜なんて思いながら。
多忙と言っても仕事らしい仕事ができていない…考える仕事、デザインする仕事の時はいつもこんな感じでウロチョロしちゃうんだけど。週末も来週もそんなスケジュールが続く。
あれ? 絵手紙の絵が違う? いえいえそんな元気の素は、充実の朝ごはん。いただいたイタリア土産のチーズ・カチョカバッロを一切れ切って、友人手づくりの洋梨のコンフィチュールをトーストに乗せてルッコラのサラダと。毎朝こんな感じ、昼夜は外食多め注意報発令中!

 

 
 
 

師走に突入! しかし師走とは思えない温かな週末。横須賀に行ってきた。
用事にかこつけて、以前から行って見たいと思っていた「横須賀美術館」まで足を延ばした。絶景美術館トップ5に選出されたこともある、海を臨む観音崎の森のなだらかな丘の上の美術館だ。横須賀市制100年の記念に2007年に作られた、白くて地面に埋め込んだような(昨年訪れた青森県立美術館にもちょっと似てたかも?)フラットでスマートな、建築家・山本理顕氏設計による建物だ。ペントハウスからの眺めは抜群で、空は青く、トンビが舞っている。海にはヨットや釣り人が…遠くアクアラインから富津まで見渡せる。日焼けしそうなくらい温かな日差し。
バスで記念軍艦「三笠」のある公園付近に移動。U.S.NAVYのエリアやどぶ板通りを散策したり…横須賀遠足を満喫した。いいお天気で良かったね。冬ばれ遠足日和でした。

 

 
 
 

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