■2005年6月の「絵てがみコラム」

 

枝豆を描く仕事のために、枝付き葉っぱ付きのちょっと高級な枝豆を買った。折角なので描いた後、上手に茹でなきゃ!と「枝豆の上手な茹で方」をインターネットで調べた。
知らないことだらけだった。
茹でる前に塩で揉んだ事などなかった。
さやにちょっと切り目を入れた事もなかった。
1リットルの水に対して塩40g!結構たっぷり入れるんだ!
茹で時間は沸騰したお湯で3分〜5分、一応4分にしておいた。
水っぽくなるから水で洗っちゃいけないんだ。
団扇で勢いよくあおいで冷ますと緑の鮮やかな色が変わりにくい……
なるほどなるほど。ちょっと高級な枝豆はちょっと勉強したらかなり上等な味がした。
25日土曜日から30日木曜日まで大田区大森の「GALLERY大森山王交房」にてギャラリーファーストライト企画のグループ展に参加します。
お近くの方は散歩がてらお立ち寄りください。
詳しくはWhat's Newをご覧ください。

 

 
 
 

イベントの陣中見舞いに恩師から長崎の枇杷をいただいた。
一枝に小粒の実が5〜6ケ付いていて、その一枝ごとに昔懐かしい駄菓子屋の小袋のような紙袋に包まれて箱一杯の「旬」、デパートの果物売場に並ぶ美人の枇杷とは全然違う、ふぞろいででっかい種がゴロゴロして不細工だけどすっごく甘い!おいしい!
同じ日に別の知人から、神楽坂の家の庭に実ったと真っ赤な山桃を両手一杯にいただいた。甘く熟した実と、悲鳴を上げそうなくらい酸っぱいのと混ざってなんとも素朴な「旬」である。これもおまけ!と完熟トマトも手のひらに乗っけてくれた。なんてラッキーな日!
思わず「旬」をつまみながら記念に絵を描くことにした。

 

 
 
 

有名なブランドショップや高級な貴金属店には縁がないけど、なんやかんやと銀座に行く機会は多い。初めて銀座に行ったのは、いつだっただろう?多分子供の頃家族で歩行者天国と言うものを体験しに来たような……マクドナルドのハンバーガーとシェイクも初めて銀座で体験した。初めての個展も銀座だった。
画廊といえば銀座でしょ!とイメージ重視の私は描きためた絵など一枚もないのに画廊探しをした日を思い出す。
銀座を楽しみきれるほどまだ、大人じゃない気がするけど銀座に物怖じしない大人になりたいものだ。
え?もう充分物怖じしてない?

 

 
 
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