■2022年4月の「絵てがみコラム」
 

緊急事態宣言が解除された状態のゴールデンウィークが始まった。感染者数が激減したとは言いづらいけど…何となくこれくらいだったら大丈夫かな〜と、それぞれがコロナとの関係を自分の身体や感覚でバランスを取れるようになってきたのかもしれない。それにもう、かなり限界! 気持ちの良い好天のもと、深呼吸したいよね〜。
3年ぶり以上…かな〜以前は毎年のように行っていた益子の陶器市。私は5時起き、6時出発! 妹夫婦の車で、つくばの母を実家で拾って一路栃木県益子町へ。昨日の雨がすっかり上がって朝から晴天! しかし空気は冷たく澄んで、気持ちの良いドライブだ。田植えのために水を張った田んぼがキラキラしている。筑波山の上の雲も晴れた。
ゴールデンウィークの初日は大雨に見舞われて、久々の開催にやる気満々だった陶器市主催者の出鼻をくじいたみたい。でも今日こそは!と活気にあふれていた。「検温、手指消毒を終えました」シールを貼ってもらってスタート! 楽しみにしていた陶器ファンも出だしが早い早い! いつもより30分は早く到着したのに、便利なエリアの駐車場はすべて満車! ちょっと重い収穫物を抱えて歩く羽目になった。こんなに人が溢れた陶器市は初めてだ! でもうんざりすることなく、みんな楽しそうで嬉しそうで活気に溢れていた。みんなささやかな楽しみを謳歌したかったんですよね〜。
ゴールデンウィークの予定はほぼこれだけ。後は仕事と絵の制作かな〜。皆さまも楽しいゴールデンウィークを。

 

 
 
 

パニーノとはイタリアのサンドウィッチのようなもので、日本で言うとおにぎりみたいなものだと。三角食パンではなくバケットタイプの固めのパンに生ハムやチーズなどを挟んで食べる。小さなバールではすでに定番の具が挟んであって、こだわりの店では好きなものを注文してその場で挟んでもらう。ま、これとカプチーノが注文できるとイタリアで生きていけるというものだ。
そんなパニーノはパン党の私の生活では超定番の食事で、朝でも昼でも夜でもササっと作ってこれだけで1食済ませてしまうことも多い。中身は時には結構、具だくさんに豪華版のこともある。美味しい生ハムかロースハム、ルッコラとロメインレタス、ディールやイタリアンパセリがあったらなお良い。オリーブと唐辛子、ドライトマトを刻んでオリーブオイルにつけたものをパンに塗りつける。(これは作り置きしてある)他にはあったら、茹で卵、トマト、自家製ピクルス(今はキュウリやセロリ、カブ)を挟むとちょっと味が締まる。
そうそう! 美味しいチーズを買って来たのよね〜銀座のEATALYで、ペコリーノとパルミジャーノ・レッジャーノ36か月物。本当はこのチーズだけで美味しいから、こんな具だくさんの時には入れない。それからカルチョフィ(アーティチョーク)とアンチョビのペーストをもう片面のパンに塗って、私特製の豪華パニーノの出来上がり!
こんな日常食で健康にはどうなのだろう…と多少心配したけど、今回も健康診断はどこも悪い数値無し! コレステロール値も血糖値も大丈夫。血圧も125〜75で安定。かかりつけ医も「100点満点! 完璧です!」と太鼓判。「やった〜じゃあ痩せなくて良い?」「え?それは…膝に来るから、痩せたほうがいいです」やっぱり…。
パニーノの後にドルチェ食べちゃうもんね〜〜〜。現実は甘くない。

 

 
 
 

花びらの枚数が数えきれないほど、ぎっしり重なったロゼットタイプの薔薇が最近は珍しくなくなった。最初見た時は薔薇の中に別の花が、それも4〜5個の塊になって盛り盛りに入って咲いているように見える姿に驚いた。薔薇はそれだけでも描くにはメチャ難しいのに、この複雑な多重人格のような薔薇を描いてみたら…やっぱり滅茶苦茶難しかった。
名前を調べてみたら「ウィリアム・モリス」ですって! こりゃまた素敵なお名前。ウィリアム・モリスとは19世紀のイギリスの詩人でもあり、デザイナーでもあり、壁紙やテキスタイル業界では知らない人はいない人気の芸術家である。今日買ってきて描いたのは、そんな彼と同じ名前の付いた、ちょっとクラシックでゴージャスな薔薇だった。開ききるのが楽しみである。
さて寒暖の差が激しい一週間だった。コロナ感染者数は高止まりで、ロシアのウクライナ侵攻も悪化の一途だ…綺麗な花を愛でるくらいが一番の癒しかな〜たとえ机の上の一輪のバラでも。

 

 
 
 

久しぶりのオフィス街、真新しいスーツを着た新入社員がベテラン社員に連れられて歩いている。若者や子供は学校が始まったのか居ない。街並みを彩るプランターにはチューリップやパンジーが花盛り、やっと春らしいひと時だ。見上げるとビルの隙間に行儀よく並んだ桜はほぼ葉桜。近所の桜はまだまだ花が残ってるのに街の桜は一歩先ゆく感じだ。
テレビのスポーツニュースは開幕した大リーグの大谷翔平の好投を報じている。嫌なニュースばかりの毎日に唯一の希望の光のような存在だ。ウクライナの惨状が悲しすぎて…目を背けたくて…さて!…と大谷翔平のスポーツニュースに話を切り替えたくなる。ウクライナの人たちにも一日も早く笑顔の日が戻りますように。あの惨状を見たらその日は果てしなく遠いような気がするけど、春の日差しが美しければ美しいほど祈らずにはいられない。

 

 
 
 

三寒四温、夜桜散策もためらうほどの寒暖の差、震える寒さだ。
春をテーマに三月の絵手紙講座は春の花を描いてきた。花材も最近の値上がりで生徒さんに2本3本と用意することが出来ずに矢車菊の鉢物から切ったり、菜の花に至っては花屋ではなくスーパーで、御浸し用の花が咲き始めた見切り処分の菜の花を購入するという苦肉の策だ。
いろんなものがこの4月を機に値上がりしている。コロナやロシアのウクライナ侵攻による影響がこんな私の所にも忍び寄っている。筆が凄く値上がりしているのだ。コロナで中国からの「書」の道具類の輸入が遅れているとは聞いていたのだけれど、筆の材料となるイタチや馬、リスの毛は中国やロシア産が多いというのだ。20年以上使い慣れたリーズナブルな面相筆は1.5倍に値上がりしているという!そんなめちゃくちゃな〜! きっと紙や絵の具も値上がりしているでしょうね〜。デジタルでパソコンの中で描く絵なら画材の値上げは関係ないかもしれないけれど、あ痛たたた!アナログ人間は辛い!
さて、筆ペンイラストの特別3回講座
・4月6日、5月18日、6月1日/10:30〜12:30
・3回で6000円 *こちらはリーズナブルな新講座です
・千葉県柏市(柏の葉キャンパス駅前 ららぽーと柏の葉LaLaClub)
・お問い合わせ/04-7168-1777
この春、何かちょっと始めてみようかな?という方、トライしてみませんか?

久しぶりにケロケロワールド一挙40匹アップしました! プレゼントしたのになかなか紹介してくれないな〜と思っていらしたあなた! お待たせしました! K.K.W No.1241〜お楽しみください。そしていつもありがとうございます!

 

 
 
 

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