■2024年1月の「絵てがみコラム」
 

カーテン越しの日差しは春のように穏やかなのに、窓を開けると極寒の冷たい風が吹き込んでくる。1月の末…一番寒いときですね。能登半島など震災の被災地の様子をTVなどで目にすると、電気や水道も復旧していないところに積もった雪…本当に悲しい光景。一日も早く穏やかな日々になってほしいと切に願います。
この季節らしい花を一枝買ってきた。白いストックの花。うちの緑の壁によく似合う(リフォームしたマイルームはところどころ緑色の壁なのだ)ストックの花を見ると高校受験を思い出す。そうですね〜受験シーズンでもありますね。私は美術系の高校を目指していたので実技、静物水彩画の試験に備えて秋ごろから本格的に練習していた。美術部ではもちろんのこと、学年の美術の先生とかに描いては見てもらい描いては見てもらい…放課後などに指導を受けていた。試験のある2月ごろに大量に花屋に出回る花を調べて、描く練習を繰り返した。ストックとラッパ水仙! 予想は大当たりして自信をもって実技試験に挑めた。もちろん合格! ストックの花を見ると本当に大昔の高校受験を鮮明に思い出す。昔のほうがうまかったかもしれないな〜。
さて、今年の干支は「辰」私の「モダン絵てがみ」や「水彩はがき絵」のクラスの生徒さんたちから、今年もたくさん年賀状をいただいた。難しい龍の絵をそれぞれ頑張って力作ぞろいでした! うれしくなってWhat's New・お知らせにご披露してみました。なかなかすごいと思いませんか? 各教室、空席あり。新しい年に水彩画始めてみませんか?

 

 
 
 

今週は初めてのことに挑戦する1週間でした。ひとつはミニ講演? 昨年秋のラジオ出演に続いて、イラストレーターの卵さんや若いイラストレーター志望の方々に向けての勉強会、情報交換会でのちょっと先輩である私の仕事についてのお話。ちょうど引っ越し荷物の中から古い仕事のファイルがどば〜〜〜っと出てきたので良いタイミングでした。昔は雑誌の編集部に自分で売り込んだり、壁紙の柄の仕事などはまったくのアナログで地道に描いていた話など資料を見てもらいながら…。でもSNSの時代なのでそんな売り込み方なんて参考にならないね? でもお互いの刺激にはちょっとはなったかな?
そしてもうひとつシリコペ紙版画というもののワークショップに参加。木版画や銅版画に比べて手軽で格安にできる…とはいうものの、やっぱり先生に手取り足取りおんぶに抱っこ! 達成感はあるけど実はほとんど何もやってなくって、初めてではあたふたして終わってしまった。意外にぶきっちょなのよね〜実は子供のころから美術の授業は得意だったけど「図画・工作」となると図画は得意だけど工作は…だったのです。そんなことを思い出しながら、ひえ〜〜っと叫びながらも楽しくトートバックとTシャツにプリント! なかなかカッコ良いのができました。新年一月事始め!

 

 
 
 

今週はいろんなことが動き始めている。今年初めての仕事はちょっとしっかり本を読まなくてはいけない仕事。フリーになって電車通勤がなくなってから読書の習慣が激減した。目も悪いからなおさら、だから必要に迫られても読書はちょっと実はおっくうである。イタリア語のレッスンも再開! ますます難しくなってもうさっぱりだ! イタリアに行くぞ〜っていう人参がないともう走れないかもしれないトホホ…明日はイラストレータークラブのような集いで、ちょっと先輩イラストレーターのお話を聞く会?のゲスト。昔の資料とかが今の若者の参考になるのかしら? どうかな〜違いを痛感するのもこちらの勉強になるかもね。
今日はコンサートに行ってきた! 今年も始まった!「能登半島に愛を! パワーを!」と叫んでライブが始まった。当たり前のことなんて何もないよね。思いもかけないことが起こって日常が激変する。だから「ああ今年もまた、こうやってコンサートを楽しめる!」幸せなルーティンを噛み締めた。
大盛り上がりで帰宅するとまだまだ段ボールの山…いったいいつになったら片付くのやら…せっかく部屋をきれいにしたのに、もう段ボールとの戦いに飽きてしまった気配。いかんいかん! とりあえず外から戻ったらうがいをして、喉をいたわる頂き物の美味しい金柑の甘露煮を一つお夜食にいただく。熱いジンジャーティーを一杯、これも幸せのルーティン。おかげでコロナやインフルエンザはもとより、風邪さえ何年もひいていない。

 

 
 
 

明けましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

いつもと変わらない平凡な年明けだったはずなのに、元旦に能登半島を襲った大地震、2日には日航機と救援物資を運ぶはずだった海保機との衝突事故! 衝撃的な映像を目の当たりにして、ただただ平穏なんて言葉は当たり前ではないんだと痛感させられる。
こんな年のスタート信じられないけど、何にもできることなんてないけど、一日も早く温かくて心落ち着ける日々が被災地の皆さんに戻りますように…心からお祈り申し上げます。

 

 
 
 

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