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イラスト原稿を納品して銀座で打ち合わせランチ。ちょっとおしゃれにフランス人ムッシュが「ボンジュ〜ル!」と迎えてくれるガレット屋さん。時々無性に食べたくなる、そば粉のクレープ、ガレット。そこにフランス人と思しき恰幅のよい紳士二人、常連客なのかギャルソンとジュブジュブジュブ〜とフランス語の会話。ここはどこ?って感じ。
そのあと松屋で開催されていた「銀座目利き百科街」展へ、友人に招待券を頂いていたのでラッキー!久々に買い物のできるデザイン展というものを傍観した。ちょっと分かり辛いけど、デザイナー仲間と「なんだか懐かしい感じだね」とデザインを学んでいた学生時代の感覚を思い出してあれこれ喋りながら鑑賞。会場を出るともっと具体的に百貨店らしく「銀座・手仕事直売所」というイベントも同時開催。大量生産されているものではなく、手仕事によって作られた「道具と作品」の中間の美しい形のものを、買えますよ、あなたの生活にいかが?…そんなコンセプトかな?
そういえばモロッコでレモンの小枝をくり抜いて手作りしていたスプーンを、数本買った。美しい形はいつまでも印象的だ。
そして出かけたついでに久々に映画鑑賞。かねてから見たいと思っていた「イヴ・サンローラン」6年前に亡くなった天才デザイナーの苦悩と喝采を描いたものだ。子供の頃一番最初に「デザイナー」という言葉を知ったのは、おそらくファッションデザイナー。ピエールカルダン、クリスチャンディオール、そしてイヴ・サンローランだったような気がする。そんなハイブランドのオートクチュールとは未だに無縁だが、彼が晩年過ごしたモロッコのマラケシュのサボテンだらけの別荘「マジョレル庭園」を6月に訪れたばかりだったので映画に登場するそこはやはり印象的だった。そして彼の生きた時代がデザインというものの栄華を象徴する時代だったのかもしれないな…としみじみ感じる一日だった。
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今年は残暑が短く、週末ごとにぐんぐんぐんと本格的な秋に近づいているような9月ですね。個展まで2ヶ月をとっくに切っていて、焦る気持ちにも慣れてしまって…危険!
気持ちを持続することが、すご〜く大事だとわかっているだけに、中距離走の難しさひしひし! でも決めたことだから頑張らなくっちゃね。
2年前から細々と、ほんとに細〜く細〜く続けていた初級のイタリア語、最近の忙しさにしばし休止。ま〜休んでも休まなくても変わらないくらいの進歩の無さなんだけど。「継続は力なり!」だけが心の支えなのに〜いかんね〜…。本当に何事も続けることはとても難しい。でも続けないことには何も始まらないんだけどね。
それにしても最も続けられないのがダイエット。もう、ダイエットそのものに飽きちゃってて。食欲の秋はとっくにスタートしているのに〜って毎年同じ事を言ってますね。代わり映えしないのも困りものです。
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あちこちに、沢山の雨を降らせて夏が去って行きますね。先日「旅の友」の集まりで美味しいランチを頂きながら、今年の夏を締めくくるべく旅のお土産話に花が咲いた。
Parisに行ってきたばかりの友人たちはワイナリーやシャンパンで有名な「モエ・シャンドン」のカーブへ行った話やホテルに早朝に着き過ぎて困った話など。メトロを駆使して毎日20000歩近く歩いた〜と万歩計のリストまで!
それぞれにお洒落なアルバムも拝見! 旅慣れた素敵なご夫婦はワールドカップ最中にその国の試合がある日に、現地の人々と混ざってパブリックスペースやバーで観戦したいと企み、ポルトガルやスペイン〜フランスなどを気ままに滞在したとか…。(すごいですね〜そんな楽しみ方があるんですね)デンマークのコペンハーゲンにある、今世界で一番実力のあるレストラン1位に輝いている店でのディナーの話など興味は尽きない。
昔と違ってインターネットや手元のスマホで世界中の情報や、世界中のレストランの予約もできちゃうわけで、地球儀が小さくなったってよく言われるけど、どん欲な興味が無ければ、地球儀のサイズは変わらないよね。シャンパンが好きだから酒造庫見てみたい!
サッカーが好きだから現地人の熱気に触れてみたい! 私のモロッコ行きも自分の目でモロッコの「色」を見てみたい! そういう、どん欲なピンスポットの興味のある人には、少〜し地球儀が小さくなっているのかもしれない。
頂いたランチもすご〜くお洒落で美味しかったので、こう言う幸せを続けられるようにまたガンバろー!!!と(心の中でこぶしを突き上げて)次の再会を楽しみにお開きになった。
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仕事の取材で築地市場に行って来た。言わずと知れた日本の台所で、私も雑誌の築地特集のイラストマップなど何度か描いたことがある。場外の鰹節屋さんも昆布専門店も賑やかで料理上手じゃなくても興味深いところだが、亡くなった主人が築地市場に隣接した国立がんセンターに入院していたこともあり、辛い思い出ばかりじゃないけどなんとなくここ5年半、足が遠のいていたのだ。
今回はある新しい仕事の関係で、詳しい方と一緒に初めて場内の方まで見学させてもらった。驚いたことに朝9時を過ぎると、プロじゃない一般人もなんとな〜く邪魔にならない程度に入って行っても良いようで…もちろん相手を見て商売にならない事は承知の上で外国人観光客のカメラにも応じていた。場外のお寿司屋さんが長蛇の列になる頃は、場内の卸売店はもう店じまいの気配なのだ。
印象的だったのが白い大きな発泡スチロールケースの山。出所がはっきりした○○産と書かれた発泡スチロールのケースに、たっぷりの氷の絨たんを敷いて、とっても丁寧に魚たちが並んでいる。築地にやってきているお魚たちは、きっとかなりのエリートなのだろう。とてもとても大事に扱われている様子が感じられた。文字通り箱入り娘!銀座や丸の内の高級な料理店に嫁いでいくのだろう。ちなみに青物の方は大々的に松茸!
国産はヤクルト位のサイズ5〜6本で20000円の値札が付いていた。
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