国民的関心事のバンクーバーオリンピックの女子フィギュアスケートの結果が出た。浅田真央選手は韓国のキム・ヨナ選手に力及ばず銀メダリストになった。逆転を祈りながらも冷静な日本人はこの結果を素直に受け入れ、「そんな気がしたんだよね…でも頑張ったよね。金に等しい銀だよね」と口々に表する。それは違うだろう…と思いながら、やっぱりフィギュアスケートは優美な競技で、技術的にすごい回転数を誇っても全体的にミスのない、流れるように美しい演技のほうが高く評価されるものだと思う。
男子のロシアのプルシェンコ選手も4回転ジャンプを成功させても金メダルを取ることはできなかった。物議をかもしたが全体に美しく完璧だったのは金メダルを獲得したライサチェック選手の方だと感じた。詳しい採点方法などわからなくても国民総評論家、審査員状態になって熱中したに違いない。
でも、もっとも印象に残ったのは競技終了直後のインタビュー時に答えた浅田真央選手の言葉。「長く…、あっという間の4分間だった」理解に苦しみインタビュアーは少し戸惑って聞きなおしていたが、ここまでの道のりは長く、その結果はあっという間に出てしまった、ということだろう。なんか人生そのものというか、努力を続けてきた人の実感なんだろうなと、自分自身に対して、愛しくも悔しさが伝わる、一番素直な言葉のように思えた。

この2月、関東地方は2月18日現在9回も雪が降ったそうで、暖冬と思っていたら冬の終盤ドッと寒さが押し寄せて来たようだ。でも北国の積雪とは規模が違い、すぐに溶けてしまう。ポストの上に降った雪も角はすぐに溶け落ちて白い帽子をちょこっとかぶったような愛嬌のある姿に。
そんなポストに3月の作品展をお知らせするはがきをドバッと投かん。2月25日からのグループ展に少し重なるような形で3月5日〜13日まで東京・大森Gallery FIRST LIGHTにて陶作家の鈴木環さんとの二人展です。何度もお誘いいただいていたのになかなかタイミングが合わず、やっとこの春実現。夏の個展が多い私には珍しい「春」のギャラリー企画展です。
ご一緒する鈴木環さんは銀座の松屋などでも個展をされている、白いシンプルな作品が大変人気の作家さんです。まだご本人にも作品にもお会いしていませんが、新しい出会いがとても楽しみです。

■Gallery FIRST LIGHT 「はる＊咲き」鈴木環・村西恵津　二人展
　3月5日(金)〜13日(土)　※11日(木)休廊　
　11:00〜１8:30（最終日17:00まで)

※今回、お送りできるDMが少ないため比較的お近くの方、いつもお越しいただき記名していただいている方を中心にお送りしております。どうぞご了承ください 。
詳しくはギャラリーのHPをご覧いただき、足をお運びいただけますと幸いです。

いよいよ、バンクーバーオリンピックが始まりますね。トリノから4年、この絵てがみコラムでもトリノオリンピックについて描いたことがあるので、もう4年たったなんて嘘みたい…と傍観するだけの者は思うけど、毎日毎日この時のために体を鍛え、練習し続けて来たアスリートたちにはとてつもなく長い道のりの果てに辿り着いたスタート地点なんだろうな。
練習の成果をフルに発揮して後悔のない舞台でありますように！
頑張れ！ ニッポン！
まだ、みぞれ混じりの冷たい雨の降る真冬日が続いていますが、私はやわらかな春色の作品を制作中。作品の中には春が訪れています。

■2月25日から3月7日まで千葉のスペースガレリアにて企画グループ展「花・春展」に参加します。詳しくはWhat's Newをご覧ください。

この季節になると雑誌もテレビもチョコレートの話題が一杯。何やらチョコレートがトッピングされたラーメンや、チョコレートソースのかかったハンバーグまで登場していた。でも違う番組で同じ店が取材されていたから大流行しているというわけではなく、話題性ということのようでホッとしたりして。
甘党としては一応今年の傾向は…？とチェックしたくなるところだが「自分へのご褒美」の次は「友チョコ」だそうで、女友達同士でプレゼントしあう、つまりは女たちは何としても自分が食べたいわけだ！ま。当然かな？
至福の一口を小箱に2つ3つ選んでじっくり味わうのも良いが、最近のスタンダードな製菓メーカーの板チョコもなかなかのもの。ちょっとリッチなタイプのものでも150円から200円程度、濃いめのコーヒーと一緒にチビチビ頂くと何とも充実したひとときを得ることができる。
でも今日はここまで…と決めていても、もう一口、もうひとかけ…。その一口の誘惑が。
あ！「友チョコ」で友達にも太ってもらおう。それがいい！

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