■2013年1月の「絵てがみコラム」
 

珈琲は好きだ。一日3〜5杯くらい飲むかな? ブラックではなく牛乳を入れて砂糖は入れない。エスプレッソも砂糖は入れない。豆のこだわりはないけど酸味のあるブルーマウンテンよりモカとかちょっと苦味の強い方が好きだ。アメリカンよりヨーロピアンな濃いのが好みで、最近ではファミレスでもイタリアのカフェマシーンがドリンクバーに設置されて、一定のレベルアップはしたような気がする。煮詰まったコーヒーサーバーがいつまでも置かれていた店もあったもんね。
昨年お店のロゴマークをデザインさせてもらった、流山の「ギャラリー蔵カフェ・灯環」は蔵を改装した、落ち空いた空間の魅力もさることながら、オーナー手づくりの美味しいケーキと私好みの濃さの珈琲が魅力で、先日も訪れた際、思わず「もう一杯いただこうかな〜」…と。オーナーの趣味で集めた味わいのあるコーヒーカップに注がれた珈琲に癒されますね…冬の午後のひと時。

 

 
 
 

昨年秋に復元された東京駅、すでに何度も外観をカメラに収めてはいるものの、今だ描いたことはなかった。先日友人との新年会。新し物好きとしては東京駅のステーションホテルでのランチはいいじゃんいいじゃん! キョロキョロ鑑賞しながら、素敵なモダン広東料理をいただいた。
以前アンティークなステーションホテルには一度だけ泊ったことがある。関東在住の私は東京に泊ることもないのだが、関西から遊びに来ていた友達のリクエストでご一緒したことがあったのだ。すでに古めかしく高い天井や薄暗さが西村京太郎の鉄道ミステリー小説の世界っぽくて、ちょっぴり事件が起こりそうな怖さがあったことを覚えている。新しいホテルは白く透明感のあるきれいなホテルに姿を変えていた。ロビーから入って地下のレストランで食事をしただけだから、部屋の様子はわからないけど…。
東京駅自身は1914年(大正3年)完成したものだそうで、それからおよそ100年、左右のドームも復原されて多くの観光客が天井を見上げて写真を撮っていた。復元工事費の500億円は駅の空中権の売買で調達したというニュースはもう周知のことだけど、その甲斐もあり、周りは見事に高層ビルだらけだけど東京駅舎はどっしりと低層でかっこよく思える。
先日の雪があちこちに残って、スレートのダークグレイと煉瓦色と雪の白のコントラストが美しく、妙に「日本の冬・都会の雪」そんなタイトルをつけたくなる光景だった。

 

 
 
 

昨年末から講座の講師をやってみませんか?と言う話を2〜3いただいている。今までもサロン的に絵画教室をやったり(今でも数人でグループレッスンは続いています)色彩学校の単発カリキュラムのインストラクターをやったりの経験はあるのですが、あまり得意ではないし、我流の画法で描いているので人様にお教えするなんて…と敬遠していた。でもその我流の画法がいいんじゃない?といっていただいたり、そんな話が重なった時はそんな人生の季節なのかなと思い、やってみなさいと言うことなのかしら…とチラッと思っている。大丈夫かな? まだお試しなのですが、第一弾は朝日カルチャーセンター千葉の公開講座・1月22日「村西恵津のイラスト彩時記」詳しくはWhat's Newをご覧ください。
イラストって一般で言う「絵画」とどう違うの? イラストとはイラストレーションの日本的な略語ですが、分かりやすく文章や状況を説明するような役割を持っていて本の挿絵や広告の商品説明、カレンダーの季節を伝える、料理の手順を補足する…など、情報伝達する「働く絵」だ。条件やタイミングが大事で、ひたすら作家の感性や世界を追求する芸術・美術とは一線を画する。そんなわかりやすい、暮らしに優しいポピュラー美術のような感覚を楽しめる講座になったら良いな~と思っています。

 

 
 
 

明けましておめでとうございます。 この絵手紙コラムも9年目に突入!今年もどうぞよろしく、お付き合いください。
たくさん届いている年賀状を見直して、難しい干支の「蛇」をうまく可愛く表現しているものが多いのに驚く。毎年絵画教室の課題などで一応は干支を色々描いてみるが動物は難しい〜特に「蛇」は、と敬遠していた。年が明けていまさら挑戦!どうだろう〜?
年賀状と言えば同級生初の「孫」の写真年賀状!げげげ!子供の写真年賀状でも思うけどやっぱり、親の顔が見たい…。何年も会っていない友達、子供や孫の成長よりまずあなたはどうしているの? 一年の出来事をたっぷり小さな写真ぎっしりで報告する年賀状、小さな粘土細工で本人登場の楽しい年賀状、もちろんデザイン会社系のかっこいい年賀状いろいろ。いずれにしても、一言二言お決まりの挨拶だけじゃない言葉が書き添えられていると嬉しいよね。
が…しかし、母に出した年賀状が届いたのは3日。クリスマスイブに必死に手書きして、ちゃんと約束の?25日に投函したのに、元旦に届かないとはどういうこと!? 遠い? そんな田舎じゃないわよ! +3円のお年玉付き切手まで貼ったのに直接持っていくべきだった! 郵便局よ年賀状扱いのプロとして恥ずかしくないのか!…と年頭から怒り心頭。
まあまあ押さえて押さえて…ゆる〜り、にょろにょろ行きましょか。

 

 
 
 

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