■2011年11月の「絵てがみコラム」
 

この秋から、東京カレンダーと言う首都圏を中心に販売されている情報月刊誌にイラストを描かせていただいている。韓国の人気俳優で日本でも歌手としてホールツアーなどをこなすマルチタレント、リュ・シウォン氏のお薦め料理、思い出の韓国の味を一点、イラストで紹介する「リュ・シウォンの韓流ゴハン」と言うページだ。
韓流ブームが根付いて久しいし、キムチや焼き肉だけじゃないバラエティー豊かな味に、韓国料理のファンも多い。しかしまだまだ知らない料理が多く、編集部から「次は…」と聞かされるたびに、韓国料理に詳しい友人に色々教えてもらって描いている。先日も「どんぐりムック」と言う可愛い名前の料理、へ〜どんぐりね〜。味の想像が出来なかったので新大久保のコリアンタウンに出かけた折に、チャンスと思って注文してみたが「今、ない!」とあっさり。秋の味らしいのだが日本ではポピュラーじゃないからかな?
最新号では「チヂミ」。これはすっかり日本でもなじみのひと品。でもリュ・シウォン氏の「雨の日にはチヂミをよく作って…」のコメントに???雨の日とチヂミの関係???ちょっと調べてみたらチヂミを焼く時のごま油のはじける音が雨音に似ているからとか、ちょっと肌寒い雨の日に血糖値を高める小麦粉料理がビタミンB補給によいとか、いろんな説があるようだが、中にはこんな説が。雨の日は畑や田んぼの仕事が出来ずに家にいる主に、奥さんが「チヂミでもつくろ〜か〜?」と家族の沈んだ心を思いやって作った、おやつのような料理で、期せずして「家族全員揃ってつまむ味」として定着した。というもの。なんだか「雨の日に食べたくなる料理」この説が素敵だね。

東京カレンダーHPにもイラストが掲載されています。
トップページのNewsの下に並んでいるアイコンの「Travel」をクリック、更にリュ・シウォンさんの写真をクリックしてください。

 

 
 
 

秋晴れの一日、デコレーターの先輩と久々まち歩き。表参道から外苑前ここでおいしいランチ。絵画館前のイチョウの紅葉を楽しみにしていたら、なんと!全く黄色くなっていない!年々遅くなっているような…しかも葉っぱに元気がなくって、きれいに色づかなさそうな気配。ちょっとがっかりしてもう少し歩いてみようかと青山墓地の脇を乃木坂方面に…。老舗のカフェでたっぷりおしゃべり、あ〜んどケーキセット!カロリーオーバーと、もう少し歩くことに。新国立美術館を通り越して六本木ヒルズへ。テレビ朝日前の毛利庭園をぐるっと散策。池のほとりに黄色いつわぶきの花が。これも初秋の花だよね〜。ケヤキ坂を下って再び六本木ヒルズへ。夕飯にはまだ早いしミッドタウンのイルミネーションもう始まってる。見に行ってみようとまたまたテクテク。昨年も見ました青〜い都会っぽいイルミネーション。東京タワーの夜景も加わって、THE METROPOLITANって感じ。檜町公園の坂を下って赤坂方面へ安くておいしい中華屋さんに行こうとちょっと乃木坂近くまで。そこでお腹いっぱい食べて、やっぱり中華の後は珈琲よね。とアカサカサカスへ。そこで解散。
東京に詳しくない方にはどのくらいかピンとこないと思いますが、このあたり結構坂も多く明日ももう一度と言われたら、絶対パス!という距離です。都会のコンクリートの道を
ぐるぐるですし。それにしても良く歩いたよね〜ま〜もっとも摂取したカロリーもそれなりですが…。先輩の携帯についている万歩計によると、9キロ、13,000歩のお散歩でした〜!

今年も「かえる秋祭り」に参加します。マニアのためのマニアックなイベントですが、詳しくはWhat's Newをご覧ください。

 

 
 
 

11月も中旬に差し掛かると、喪中ハガキが届いたり、クリスマスを通り越してお節料理の話題やらで気ぜわしくなる。もっとも年賀状の仕事をお盆明けに納品したりしていると、もうなんだか季節感めちゃくちゃ。だから、季節の花を愛でたり、紅葉を楽しんだりして、自分に「その時、その瞬間」を強く意識させた年だったかも。
この後、駆け足で年末年始に突入するんでしょうね。大変な年だった。誰の心にも、大きな波が押し寄せたに違いない。明日のことが分からない不安や恐怖、安心安全なんてどこにもありゃしない。生きていることが「奇跡」…そんな毎日にため息ついてても1日は1日だよね〜。
楽しいことを考えよう。次の季節の準備をしよう。出来ることを探そう。
出来ない理由を探さない。ダメ元で新しいことに挑戦しよう。
ダメだったら笑って逃げ出そう。ずっと先のことなんか考えない。
自分を心地よく驚かそう。食べたいものは借金しない程度に食べよう。
ど〜でしょう?これが私の年末年始の心構え…引き続き来年への誓い!

 

 
 
 

美智子さま世代の母親にとって、軽井沢というのは特別なあこがれがあるようで…。
「一生に一度は行ってみたいな〜軽井沢」
「え〜!!! 行ったことなかったっけ?」
「近いよ!大宮から新幹線で40分!お弁当食べる暇ないくらいだよ」
「寒くなる前に行こう!」「すぐ行こう!」
というわけで、母と妹と私、母娘旅行GO軽井沢!
紅葉が美しかった〜赤いもみじが秋の日差しにきらきらしてて、雨上がりのアスファルトに赤黄オレンジの落葉が張り付いて、まるで着物の柄のよう。 宿泊したペンションの離れも温泉宿とは違う、ちょっと洋風の軽井沢ムードを盛り上げてくれた。折しもハロウィーンでカボチャのライトやオレンジ色の装飾で飾られたお家も。夕食に予約したレストランも大きな暖炉でチキンやポークの塊をじっくり焼き上げる南仏料理。お店のスタッフも黒いマントやカボチャの帽子で仮装、まるで日本じゃないみたいな雰囲気に母も目を白黒!楽しんでくれたようだ。
翌朝ペンションの裏の小道をお散歩。そこは元首相の別荘もある超豪邸ぞろいの森の中の別天地。どの豪邸がいいかしら?と物色。でも掃除が大変そう…草むしりも…光熱費だって…暖炉は素敵だけど、薪割りはね〜やっぱり大変よ〜。などと庶民の会話はむなしく、目の保養だけで十分。軽井沢名物の教会などをいくつか見て回り「森の小さな教会で〜結婚式を挙げました〜♪」っていうあの歌のモデルは、このあたりなんだろうな〜と少しロマンチックな気分に浸っていたら、母が一言「今度はこんなところがいいわね」……って。おいおい!

 

 
 
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