ちょっと涼しくなってきましたよね。だってもう9月も終わろうとしている。今日、個展のDMが出来上がってきた。毎度のことながらダンボールを開けてずっしりのDMの束を見ると覚悟を決める…と言うか、ちょっとオーバーかもしれないけど、これを配ったら、もう出来ませんは言えない…納得したものが描けても描けなくても何とか間に合わせてオープンしなければならない。う〜ん、もちろん納得したものじゃ無いとダメだよね？ せっかく決めたテーマだから、描きたいと思ったテーマだからその気持ちの域までは持っていかなくっちゃね！
毎回カレンダーも作っている。季節は何だかずれ込んでいるけどやっぱり季節感は大事だし、私はちょっと毎回コラム風の文章も添えている。それを楽しみにしてくれている人もいるので、ちゃんとやらなくてはいけないしね。…今、まだそれをやっている。旅と食がテーマなのでアルバムを見直して旅先の資料を見直して…絵筆はちょっと止まっている。
DMの宛名書きが出来るのはまだまだ先だ。でも予定に入れていただきたいのでWhat's NewにDMアップしました。よろしくお願いします！

気になっていました。木になったシマシマいちじくが…って。ふふふ！面白い！ 言葉遊びみたい。2週続けていちじくの絵ですが、これは珍しいシマシマのイチジク。調べたらゼブラスィートという品種だそうで原産国はフランス。昔から日本的な果物だと思っていたけど、実は世界的にドライフルーツになったり料理に使われたりいちじくの入ったパンも大好きだ。
幅広く活躍するイチジク、でもこのシマシマいちじくは初めて見た！ 万博のオマーンパビリオンの真っ赤な壁の庭で。うわー洒落てるわ〜！なんてナイスな植栽！ オマーンから持って来て植えたに違いない。オープンした頃はまだ実がなって無かったかも。私が見た8月、小さなお饅頭くらいのシマシマ！ 思わず何枚も写真を撮った。赤いウェーブの壁面にすっごく似合って異国感もあって…フォトジェニックだった。そして9月も後半そろそろ収穫シーズン…どうなったかなぁ〜と気になってました。するとSNSで、やはり気になっていた来館者がスタッフと収穫して有名なパティシエさんに頼んで、そのシマシマいちじくでスペシャルないちじくタルトを作ってもらってオマーン館のスタッフに差し入れしたと。いちじくの国際交流？ 良い話ですね。（美味しかったに違いない！）
万博の後日談として、思わず描いておきたいと万博で写した写真を見直した次第です。

まだ暑い！ 去年の今頃は…と思って1年前の絵手紙コラムを読み返してみても、異常気象で9月の中頃になっても暑いと書いてあった。もう今年が特別なのではなくこれが標準の夏の気候になっていくのかもしれない。
9月13日と言うことは11月の個展までほぼ2ヶ月。もう、なかなかのベテランの域だとは言え毎度焦る。今回のテーマは「旅、おいしい時間」昨年秋に訪れた北スペインサンチャゴ・デ・コンポステーラやバスク地方で楽しんだ美味しいモノ、おいしい時間を盛りだくさんにお届けしたいと絶賛制作中なのです。食べ物の絵は得意分野ではあると思っているのですが、展示した時の印象はどうなんだろうか…とか、美味しそうで終わってしまっては…もっと情景も伝わって欲しいとか、考え過ぎてしまうのです！ 毎度同じようなことで悩んでいる。進歩ないなぁとすでに反省しています。
私が旅好きなのは皆さんだいぶご存知かと思いますが、旅の計画をして、実行して…もちろん楽しんで美味しいモノいっぱい食べて、呆れるほど写真を撮って、アルバムも早々に作って…それはもうどのガイドブックより詳しい現地資料ファイル化してて、それを見ながら思い出しながら描いていく日々。いくつかの作品になって皆さんに見ていただいて…旅が終わる。最後が肝心ですよね？ それに毎回楽しみにしていただいているカレンダーも、旅の総集編になるので頑張らなくては…モデルのイチジクを頬張って午前12時を過ぎても、まだまだこれから…。

9月になってしまった…久々の雨と思ったら台風！ それも私の住むあたりでは、大事に至らずカラカラ陽気を補うような雨量にはなっていないようだ。
11月の個展まで2ヶ月、きっとこのあとはあっという間だ。考え過ぎてなかなか筆が進まなかったり、カレンダーも作るとなるとバランスも悩む。テーマに合わせながらも毎月捲る楽しみみたいな変化も欲しいわけで…毎度の事なのに進歩のない悩みである。
部屋の中も最低限の掃除以外、特にかたづけないまま、絵の具や紙、イラストボード旅の参考資料となるアルバムをあちこちに広げていて、散らかったまま、毎日変化のない机周りなのである。
何か新しいものは無かったかな〜？ ささっと描きたくなるものは無かったかなぁ〜？ ん？！ これは我が家の新入りだ！ 先月訪れた万博で買って来た小鉢！ ウズベキスタン共和国のパビリオンの売店で一目惚れしたリシタン陶器。ウズベキスタンに旅行した時にもブハラで陶器を数点購入したが、きっと好みなんだな^_^ 青と緑の間のエキゾチックな色合いと伸びやかな唐草。値段はきっと現地の2倍3倍なんだろうけど、遠くからやって来て大阪万博で巡り会えた奇跡に嬉しくなって、連れて帰って来たのだ。ようこそ！ 新入りさん！