|
|
先週の続きである。伊勢名物の「赤福」、大好物を本店で食べる! 今回の旅の楽しみの一つだった。2本の指でヒョイとなでられたような特徴ある形。柔らかい餅が程よい甘さの繊細な漉し餡に包まれている。伊勢神宮のおかげ横丁というお土産物屋さん通りのセンターにその本店がある。創業300年、この建物は明治10年に建てられたものだという。このおかげ横丁自身が古い建物オンパレードでスタバも郵便局も風情ある佇まいだ。思えばずっと前に旅雑誌や女性誌でイラストマップなどを幾度となく描いたような気がする…行ったことないのに。やはり資料写真を見て描くのとは全然違うのだ。
夕方5時を過ぎるとあっという間にどの店も店じまい。え? もうおしまい? 飲食店も…とても金曜日の夜とは思えない。この静けさは何?
旅先独特の羽目を外した若者もおじさんもいない。閑散としている。時代劇のセットのようだけど、もっと品の良い静寂に包まれていた。この静けさが伊勢神宮らしさなのかな?
静かな町を見習って温泉宿でなんども露天風呂に入り癒しの時間を過ごして、翌朝超早起き!に挑戦した。目覚ましは4時半! 5時に門が開く伊勢神宮朝参りをすませて、いよいよ朝から「赤福」!
そうなのです! 朝5時から赤福本店では出来立ての赤福が食べられるのです。大きな窯の湯で赤福用にアレンジされた伊勢茶の番茶と目覚めの赤福2個、ぺろりである。念願がまた一つ実現した。
さすがにおかげ横丁のほかのお店はまだ眠っている。時代劇のセットのような静かな通りを歩いて宿に戻り、さあ! 朝ごはん! なんだかすがすがしい一日の始まりであった。
|
|
|
|
|
とても有名なのに、何となく縁がなく呼ばれていないのか…行けてないところがまだまだある。その一つが伊勢神宮。名古屋から近鉄のちょっとカッコいい特急「しまかぜ」に乗って一足早い夏休みを楽しんできた。何度も雑誌やテレビで皇室の方々の訪問の様子など見てきたけど、外宮と内宮がこんなに離れているんだとか、通常の神社にはある狛犬や注連縄が無いんだとか…やはり、実際に自分の足で歩いて自分の目で見て初めて知ることはたくさんある。
早朝午前5時過ぎ、ザクザクザクザクと砂利を敷き詰めた参道を歩く。まだ参拝客は数えるほど。五十鈴川で手を洗い巨大な古木の森を分け入るように正宮に向かう。全然華やかでは無いけど「厳か」と言う言葉が似合う特別な場所だ。呼ばれたのかな…?
若い頃にはきっと気づけない静けさとか尊さを、やっとわかる時に来れたような気がする。
去年の広島平和記念公園、厳島神社、サンチャゴデコンポステーラ、に続いての伊勢神宮。歳をとるのも悪くない。
|
|
|
|
|
まるで東南アジア? 亜熱帯? そんな感じの天気が続いている…雨は降り出したら容赦無いし、35度超えも珍しく無い。エアコンつけっぱなしで朝を迎えても花瓶の水は生ぬるく、毎朝水を取り替える。切り花の命も本当に短いよね?
すぐにクタッと…。
そんな中、実家近くの蓮が見事だと妹が写真を送ってきた。最近は実家の母のところに2人で一度に行かずに交代で回数を多く行くように心掛けている。私は車の運転が出来ないので家の中のことを、妹は車でランチに出掛けたり買い物を手伝ったりと。そんな道すがら見事な蓮を見つけたと…八重咲の綺麗なピンクの大輪の蓮だ。蕾にもボリュームがあって本当にうっとりするほど美しい!
やっぱり1番好きな花だなぁ〜特に蕾は、炎天下でも可能性を秘めているようにたおやかで。妹から送られてきた写真を見ながらしばし暑さを忘れて、この夏はどんな夏になるかなぁと思いを馳せたりしています。
|
|
|
|
|
早々に梅雨明け宣言が出そうだ。毎日暑い! イタリアもフランスもスペインもメチャ暑いらしい。南の方で地震も多発している。火山も活発化している。恐ろしい予言の本の影響で飛行機まで減便されているらしい…なんなんだ!
どうなっちゃうんだろう…と思い悩んだところでどうしようもないので、エアコン24時間つけっぱなしで引きこもって自分を甘やかしていたら、座り過ぎで腰が痛い!
冷えたのか? シャワーばかりじゃダメなのはよく分かってる、面倒でも浴槽にお湯を張ろう! 11月の個展に向けて頑張らなきゃいけない夏なのに…。今日は立って描いてる。
それにしても暑いね〜言いたくないけど暑いね〜。涼しい絵ってどんな? 安易だけど寒色で水や風を感じる滲みとか細い線とか…文字は濃い墨より薄墨の方が涼しそうだよね?
カタカナの方が涼しげ? なぜだ? 涼しそうな言葉?を書いてみた…どうだろう。あれこれ考えるのも暑いのでこのくらいで勘弁して下さい。
|
|
|